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風の記憶、時の雫

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note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
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2019年2月の記事一覧

街の変化、人の変化

昨日から東京に来ている。 1年半前まではこっちにいたのに、 街の風景は様変わりしているように感じた。 再開発で道路は広くなり、ビルも建て替え、 高層ビル群がそこら中にできている。 2020年に向けてまだまだ東京は変わる。 この風景がいつか当たり前のようになって 前風景のことなど忘れてしまうのだろう。 街の変化は人の変化。 意識的に思わなくても街の風景が変われば、 自ずと人の変化にも及ぶ。 もちろん必然的な変化は必要だ。 防災の面などを考慮した再開発は その最たるものだろう

凹凸のない空

ペタッとなった空は 凹凸のない空で 重そうな雨を抱えて 手がしびれて 雨を落とす パラパラと傘を鳴らし ぴちゃんぴちゃんと 水たまりをつくる そこに外灯や店の看板や 歩く人の脚まで 写し込んで 夜の街を描いている ペタッとなった空は 好きじゃないが 雨が描く景色は どことなくココロに留まる ぽかんと空いた ココロの中にも 映る景色は 今日という時間を 黙って食べつくす

感謝の感受性

感謝することは毎日あるものだ。 毎朝、いつものように目覚めることが できる日常があるだけでも感謝。 感謝することがあることを 感じること、見つけることが とても大事なこと。 感謝の感受性を持っていることが めぐる喜びを豊かにする。 幸せ感を包み込む。 ささやかな幸せを積み重ねることは 感謝の感受性をなくすると続かない。 日々の感謝の積み重ねこそ幸せなのだ。

空を見よ!

田舎にもどって 空を見る機会が増えた 都会でも空は見ていたが 田舎の空はいい 特に晴れた空がいい 空を見ていると気持ちが軽くなる 夢は道端に落ちてはいない 空から降りてくるものと知った 空を見れば背筋も伸びる 姿勢がよくなれば 空の意思も入ってきやすくなる どんどん空から降りてくる 空の意思は ぼくの意思を刺激する 空を仰ぎ見て震える 空には遮るものがない 夢と意思がセットになって入る 「よしっ!」と動き出す

量は質を高める

 ディック・ブルーナーという絵本作家を知っていますか?  ちいさいうさぎのキャラクター「ミッフィー」の生みの親といえばお分かりでしょう。あのシンプルな線、色、構図で描かれるミッフィーのシリーズは1955年第1作が発表されてから、現在世界33ヶ国で八千万部以上の絵本が読まれ愛されています。  彼は、こどもが喜ぶ絵を描く秘密を聞かれたとき、こんな風に答えています。「筆と絵の具で、ゆっくりと線を引くと気持ちが出て温かい線が描けます。そして、詳細なデッサンから徐々に単純化していきます

春日和

遠くに見える稜線と空の境が 靄で溶けてくるように ふたつの季節の間もぼんやりする ふたりの間に横たわる わだかまりの線引きも同じように 溶けていけばどれほど救われるだろう 複雑に交じり合う感情も ひとりでほぐすより 誰かに解いてほしいと願う ふたりの思いは知恵の輪のように 力技では離れないのに コツが見つかれば容易く別れる それが好いとか悪いとか そういうわけではないけれど どこかでそこはかとなく望んでいる 日和はもう春で 棘が刺さる時間は消え失せて ぼくはひとり日

はるとやくそく

とても かなしいことがあると そらも かなしいかおをする はききれない モヤモヤが こころにたまってくれば すこしにごったくもが そらのかたすみにたまってくる わたしがさいわいなきもちで あなたにせっしていれば あたたかいひざしをあびせるために さえぎるくもは どこかにきえていく ひとりで ふさぎこんでいても ひとりで かなしみにしずんでいても わたしが かかえたにもつを だれかが もってくれるわけでもない はるになれば おもいにもつはもてない ふがいなさに あきれるわた

誠実さが信用を高め、信頼をつくる

この言葉は重い。だけども、 最も基本とも言える言霊かもしれない。 毎日、誠実に生きることは 簡単なようで意外と難しい。 ちょっとしたズルさや甘えが出るから。 人間だもの。 でも誠実に生きることを 課すということも大事なことだと思う。 自分に嘘をつかないということでもあるから。 日々の暮らしの中でもビジネスの場面でも 人付き合いのなかでも大事にしたい。 それが積み重なり信用を作り、 これからの信頼に結びついていく。

愛を感じるということ

言葉がなくても 愛は届けられるだろう 眼で 指で 唇で 愛を届けることができるだろう 見つめて あなたの瞳の奥にぼくを映す 羽で触れるように 胸のふくらみに指を走らせる 愛おしく耳たぶを甘く噛んで キスをする でもあなたは満足しない 愛は感じても言葉を欲しがる 恍惚の愛だけでは満足しない 理性の愛もほしがる 一時の愛ではなく 永遠の愛を感じたいという 胸の膨らみの先端が 感度を上げて立っていようと 秘した芝生の奥が潤んで 上気を増した肌が反り返ようと 頭の

雨水に思う

今日2月19日は二十四節気の「雨水」。 冬の間の雪が少し温んだ雨に変わり降る頃 になります。 ようやく本格的な春の訪れを告げる時季、 というわけでもないでしょうが、 今日は朝から雨。まさしく雨水ですね。 この雨水を土は吸って、草木の芽生えを 助けるので、自然と暮らす人たちにとって とてもありがたい雨になります。 昔から農家は本格的な作業に入る目安として 雨水を当てていました。この時季に降る雨は 特別な意味を持っていたのですね。 そういえば、雨水からお雛様を飾ると、 良縁に

夢がほほえむ時

叶なうことを望まない夢などない 叶えることは行動を伴うこと それを夢も望んでいるから 叶えるための行動をしている人に 夢は微笑むものだ だからこそ地道にでも 努力を続ける人が夢は好きなんだ まだ頑張れる余力を持っているなら まだ夢に未練を残しているなら それを出し惜しみしないで 夢に向けて行動しよう 夢が微笑んで近寄ってくるのを 楽しみにしたいから  やあ、ここまでよくきたね  待っていたよ

きせつがえ

カタカナノ キセツガ カワッタヨ ひらがなの きせつが やってきたんだ キリキリト イタンダ カラダガ ゆっくりと いやされて もくもくと じゅんびが ととのった ヒエタソラガ ジックリト ネツヲオビテ ゆっくりと ふんわりふくらんで  やわらかい ぬくもりを たくわえていた ツメタイ ツチノナカデ  かんじとった めっせーじは ひらがなの きせつが やってきたこと アルヒ ツメタイツチヲ オシアゲテ むくむくと きせつは めざめた チジコマッタ ボクノ カラダハ

忘れること

悩んでも答えの出ない悩み そう簡単に答えが出ないから悩む でもそれにとらわれすぎると 本来考えなければならない大事なことや 行動しなければならない大切なことを できずに立ち止まることになる それは悩みによる囚われの身になること 人生の時間は有限だからもったいない 人間は忘れることができる動物 前に進むために忘れることができる 前に進みたいのなら忘れてみよう 答えの出ない悩みは 答えのない悩みだから

嬉しいこと

嬉しいこと 今日も朝日が昇ること 嬉しいこと 豆腐とサツマイモのお味噌汁が美味しくいただけること 嬉しいこと 空気がさわやかな春を予感させること 嬉しいこと 実り多き年にできると信じること 嬉しいこと 小学校の恩師が会いたいと言ってくれたこと 嬉しいこと 会いたい人がたくさんいるということ 嬉しいこと 叶えたい夢があるということ 嬉しいこと まだまだ伸び代がたくさんあるということ 嬉しいこと 子どもたちの未来を明るくしようと思うこと 嬉しいこと まだまだ解明できない謎がたくさ