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雨水に思う

今日2月19日は二十四節気の「雨水」。
冬の間の雪が少し温んだ雨に変わり降る頃
になります。
ようやく本格的な春の訪れを告げる時季、
というわけでもないでしょうが、
今日は朝から雨。まさしく雨水ですね。

この雨水を土は吸って、草木の芽生えを
助けるので、自然と暮らす人たちにとって
とてもありがたい雨になります。
昔から農家は本格的な作業に入る目安として
雨水を当てていました。この時季に降る雨は
特別な意味を持っていたのですね。

そういえば、雨水からお雛様を飾ると、
良縁に恵まれると言われているのも
これに関係します。
つまり、雨水時季に降る雨はかように、
天がもたらす命の源とされていたのです。
水は命の源であるとは実感としてもわかります。

お雛様に親の願う思いは、将来母となる娘に
良縁に恵まれ、良い子を授かってほしいと
いうものです。
だから、水の神様が命を授ける特別な時季
「雨水」にその願いを込めたのですね。
良縁は命の源である水がもたらすというわけです。

縁が縁をつなげるとは、命と命をつなげること。

このように理解してもいいのかなと思います。
得られた縁は意味あること、命が喜ぶこと、
そう思えば、ぞんざいにできませんよね。
逆に、人の縁をおろそかにすれば、命を粗末に
することにつながるのかもしれません。
そうならないように人生を歩みたいものです。


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