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葛藤と潜在意識/催眠療法の得意領域

私は催眠(潜在意識)の理論・しくみをベースとして、身体調整法や他の心理療法を複合的に組み合わせるなど、クライアントさんによって多岐に亘るセラピーを展開します。
催眠療法の中だけでも、そもそも本当に多岐に亘る種類の手法があるのですが…。

もちろんクライアントさんの問題の内容やクライアントさんおひとりおひとりに合った方法をとります。
その中のひとつ、という意味ではありますが、

「葛藤」や「迷い」というテーマ。
実は、催眠療法にとって、得意領域のひとつであるということ、ご存知でしょうか。

これは、心や身体に問題を抱えていると感じている人であってもなくても、
誰もが、良く抱えるものではないでしょうか。

というよりも、これは実は、人生の大きな岐路の葛藤であっても、日常の小さな迷いであっても、はたまた一見葛藤とは別問題に見えるような人間関係や仕事・学校での問題であったり、家庭内の問題であったり、身体の不調であったり…そんなあらゆる問題群の、土台としても実は潜んでいる問題です。

天才心理療法家ミルトン・エリクソンは、
人は ”自分自身の潜在意識と円滑な疎通が取れていない” がために、総ての問題が起こるのだと言っています。

また、私は以前から何度か記事に、潜在意識(ひとの心)というのは、「必ず目的があって」動いている。どんな大きな/小さな、言動行動であっても、必ずその理由と目的があるからその言動行動を起こすのだ、というお話もしています。

つまり、ひとの問題のほとんどは、表面的には例えどんな問題に見えても、実は顕在意識の部分と潜在意識の部分がちぐはぐな自己不一致を起こしており……例えば”葛藤”のテーマの面から説明してみると、実は潜在意識はあなたがどうしたいかをすべて知っているのに、顕在意識がわかっていない、だとか、意識下(潜在意識の一部)で「いや、こうしたいけれどもそうしてはいけない」と”外側の世界”から取り入れて植え付けたプログラムがフタ(邪魔)をしようとしていたりする(自分の人生の今に不適応な人生脚本を抱えている)、などということによって起こるのです。

例えばですが、小包を発送したくて郵便局に行こうとしていたのに、いつの間にかふと、「あれ、自分はどこに行きたいんだっけかな」と思ったり「自分は銀行に行こうと思っていたはず」などと勘違いしてしまったら、目の前の横断歩道を渡って良いのか違うのだったかわからなくなったり、銀行に向かう道をいつの間にか歩いてしまっていて、ふと「何をするために」どこに向かっているのだったか思い出して、ふと我に返る…
そんなことになってしまいますよね。

その上に更に、ここであくまで例えばですが、「郵便局には絶対に行ってはならない」というようなプログラムが潜在的にあなたに埋め込まれてしまっていたら、そうしたらあなたの顕在意識は更に複雑に路頭に迷うことになります。「私は小包を発送したい…しかしどこでどうすればそれができるのかわからない…」とか、「私は銀行に行きたいはずなんだ」と目的地を無意識に目的を果たせないやり方や場所にすり替えてしまったり、はたまた「私には小包を誰かに送るなどということは不可能なのだ…」と思いこんだりもします。

…いやいや、郵便局に行けばいいだけだろう。
と、思いませんか?

しかし、人生の問題、人生の途上では、あなたは何か壁にぶちあたっているなと感じたり物事が円滑に進まないなと感じている時、まさにこれと同じことが起こっている可能性があるのです。
潜在的に埋め込まれてしまっていると、本人の顕在意識はそれに気付かないようにして、問題解決を否認してしまうものなのです。
しかし、「あ、自分の中には『郵便局には行ってはならない』というなぜか変な信念があったのか。」と気付いたら、その信念を外すだけです。その信念を外せば、今まではなぜだか思いもしなかった問題解決(小包を発送するため)の可能性がいくつもいくつも突然見えるようになってきます。
同時に、郵便局への道だって自分は知っていたしわかっていたのに、なぜかそこに行こうとせず別の道ばかり通ろうとしたり、なぜか銀行に向かおうとしていた自分にも気付きます。
「どうして目の前にある既に知ってもいたこの郵便局への道に踏み出さなかったのだろう」と、後から自分を不思議に思うほどです。

潜在意識は、実はあなたの全体の9割以上を占める部分ですから、実はあなた自身のその問題も、その問題の解決を阻んでいる何かも、あなた自身の中に存在する無数の意見も、すべてわかっています。
そしてもちろん、あなたが本当に何をしたいのかという本音や、人生で向かっていく場所までも。


人生で、また日常で、自分では小さいと感じていようが大きいと感じようが、何か悩み、迷いや葛藤が出てきた時は、潜在意識にアクセスします。
「潜在意識」などというと専門家の専門領域かのようなイメージが随分蔓延していますが、潜在意識はそもそも「自分自身」そのものなのですから、本当は、何よりも一番簡単に気軽にアクセスできます。
……いや、私から言わせれば、アクセス、というよりも、そもそも  ”わざわざアクセスしなければアクセスできないほどに自分自身でいつの間にか分断してしまっているフタ” を取り除きさえすれば、そもそもが一体化している全体の自分自身まるごとそのものなのですから、「自己一致」があればいつでも自分の本音を感じていることができます。

まあとにかく、何か迷いや葛藤が出てきたときは、潜在意識にアプローチをします。
すると、潜在意識や身体は、必ず、既に知っているそれを答えてくれます。
そして必ず、あなた自身の顕在意識にも「今」気付くことができる形で、出してくれます。

そのため、迷いや葛藤は、催眠療法の得意領域のひとつである、というわけです。

催眠療法(潜在意識の理論を用いた心理療法)とは、
★いつの間にかどこか解離・分断されながら育ってきてしまって疎通ができなくなってしまって(そして疎通ができなくなってしまっていること自体にすら気付かなくなってしまって)いる、あなたのまるごと全体を自己一致させる
★あなたが自分の本音や本当の体感を覆い隠して外側から身につけてきた(そして時にそれを自分の本音を思い込んでしまっている)プログラムを外す
★あなた自身の本音を聞く
★あなた自身の本音をあなた自身がしっかりいつも気付くことができる状態にしていく

ための、ものなのですから。

そしてまた、日常にこまごまと、ご自身では「小さい」と感じるようなものでも、迷いを抱えやすい方もおられるのではないでしょうか。
こういう場合も、実は、その迷いを抱えやすい、という状態が起こっている元に、本当はあなたの人生の中で大きな迷い・葛藤を抱えておられるから、日々のこまごましたところでもなかなか円滑にいかない…ということが起こっている場合があります。
つまり、その日々の小さなこと自体が、潜在意識からの、「気付いてくれ」という、合図(サイン)なのです。


カウンセリングや心理療法というのは、医療機関ではありません。日本では随分ハードルが高いような風潮がありますが、あからさまに心や身体に不調が出てから行くものでは、実はないのです。
迷いや葛藤も、積み重なれば心や身体の不調となって表面化します。
潜在意識が「気付いてくれ」というサインを出しているのに、それでも自分の状態に(顕在意識が)気付こうとしてくれないから、エスカレートさせて心や身体の不調として出すのです。
裏を返して同じことを言えば、実はすべての心や身体の不調も、おおもと、根本には、潜在意識からの合図・メッセージ、解消して欲しい人生の問題課題があります。

積み重なって積み重なっていつの間にか複雑化してしまっている前に、どこか気付いた時点で、自分の身体・潜在意識…自分自身に、ちゃんと聞けるようにしたいものです。


日々のこまごましたことや人生に、迷いや葛藤がある人、もう自覚すらしにくくなってきたけれども、長年葛藤している自分自身の問題・課題がある人、
潜在意識に尋ねるアプローチで、根本的に、解消していきませんか。
あなた自身の人生の根本課題や目的が見えてくるので、実は他にもあった日常や人生の問題が、芋づる式に解けていくものでもあります。

日本ではまだまだ、ちゃんと心理療法として潜在意識に深くアプローチする催眠療法も少なく、催眠療法に対する誤解やズレたイメージも多く、あまり知られていないのが現状です。
その上、通常のカウンセリングなどにしても、日本では何やらよほどの問題でもなければ行ってはいけないのではないかというようなことを思われがちで、これまたハードルが高い…

そのため、できる限り、カウンセリングや心理療法のハードルを下げ、気軽に自分自身の調整や自分自身の人生を円滑にするために利用していただけるよう、破格で、またご興味のままに、お試しいただける形を設けました。

ぜひ一度、ご覧になり、美容院だとか銭湯だとか、ちょっとした自分磨きをするような感覚で、いらしてみてください。

また、いろいろ種類があってよくわからない、気になるけど、どんなものなのか心配、という方は、ぜひWebsiteトップ下部のお問い合わせフォームから、お気軽にメッセージしてみてください。
もし、お悩みやお困りごとの種類がわかっていて直接リアルタイムの声でお話したい場合は、まずは初回特別価格のカウンセリングをお勧めします。


また、あなたがご自身の潜在意識と本当に自己一致した人生を手に入れたい!
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