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光の中で生きている

新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』を劇場で観てきました。

作品を観て、もちろん、映像美を楽しめたし、懐かしい劇中の歌も楽しめたけれど、ストーリーに込められた世界観に鳥肌がたち、心に突き刺さるメッセージを受け取りました。

私がこの作品を通じて受け取ったメッセージは…

誰もが心の中に光と闇があり、
どちらも自分である。
でも、闇を感じてはいけないと思い込み、
素直な気持ちを表現することなく
蓋をして無かったものにしてしまう。

私も、そうやって生きていました。
何故そうやって生きていたのかは、
その当時、求められていた親や学校の価値観の中では、
私はそうしないと生きずらかったからなのだと、
今ならば分かります。
世間の評価や人からの評価が正しくて、
そこから外れる自分が間違っていると思い込んでいたから。

本当は
正しいとか、間違いとかはない
すべてがあるだけ

今はいろいろな学びを通して、
宇宙を信頼し、
自分を信頼できるようになったけれど、
時々、今までのクセで
ジャッジしている自分もいます。

そんなときは
ニュートラルな自分に戻り、
すべてある空の世界に立ち戻っています。

今いる場所が、
真っ暗な暗闇としか感じられなかったとしても、
私たちは光の中にいる。
光の中で生きている。

真っ暗闇な夜に
閉じ込められたと感じていたとしても、
明けない夜はない。

今いる場所に
今ここに
すべての時間があり、
すべての世界がある。

過去の自分も
未来の自分も
そして、今ここにいる自分も
今この瞬間にいて
すべての記憶がある。

いつでも宇宙の愛の光の中で生きていると
真に信頼できたなら、
その宇宙が与えてくれる
喜怒哀楽のすべてが
愛おしいとさえ感じられると、
私は思います。

エゴの自分は、
ネガティブな記憶は消したいと蓋をして封印するけれど、
すべての記憶、すべての体験が
私たちの魂を成長させ、輝かせてくれていると感じます。

未来の私は、過去の私のマスターであり、
過去の私は、未来の私に創造という光を放っている。
この過去に放たれた光も、未来にある光も、
時空を超え、今の私の意識に宿っている。

私たちの思い、意識が、
この地球に宿り、大地を動かし、大気をも動かしている。

宇宙の真理を知れば知るほど、
私たちのネガティブな集合意識が大きなエネルギーとなり、
天災や人災が起きているとも思えます。

宇宙の愛のあらわれは、
私たちが認識しているポジティブなものだけではなく、
闇を放出する愛もあるのだと思います。
深い悲しみや怒りを乗り越えることは
容易いことではないけれど、
それを癒し、許せた先の世界には
温かな光に包まれた愛の世界が現れると私は信じています。

次のステージにいくために、
やるせない気持ちや深い悲しみの体験を
どう受け入れ、昇華し、どう閉じていくか?

たくさんのヒントを与え、伝えてくれる作品でした。
たくさんの人に観てほしい作品の一つです。

この世に作品を生み出してくれた
新海誠監督はじめ、作品に携わった皆さま
素敵な作品をありがとうございます。

#エッセイ #映画 #すずめの戸締まり #新海誠監督 #光 #意識


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