見出し画像

ネガティブと仲良くなる

「ネガティブ」の言葉に反応して、ワタナベ薫さんの著書『ネガティブとの付き合い方』を手に取り、読んだ。

ネガティブな感情には、自分の奥底にある本当の思いや気持ちが隠されていて、自分を知るためのヒントがたくさんあると今は感じているので、興味を持って読み進めた。

以前の私は、周りの状況や周りの人たちに合わせて、自分の負の感情を出さないようにすることが多かった。
自分では感情を出すことを我慢していると思っていなかったが、感情を出さないことで、結果的に感情に鈍くなり、自分の感情が分からなくなっていった。
ネガティブな感情も、ポジティブな感情も、分からない。
今はどんな感情も、自分を知るために大切なことであると痛感し、負の感情にも向き合っている。

だからこそ、この本に興味が沸いたのかもしれない。

この本を読んで、負の感情と向き合うことは辛いことではなく、自分が生きるうえで大切にしている価値観や信念を知る「宝探し」と捉えて、もっと楽な気持ちで軽やかに向き合えばいいと思えた。
世間一般に言われているように、私も負の感情を言葉に出すことは良くないと思い込んでいたが、感情を言葉に表すことで、心の奥底に隠されている真意が分かり、自分を知るチャンスであることを確信できた。

感情に良い悪いはなく、コインの表と裏のように、自分が大切にしている価値観や信念に対する反応として起こるもので、表裏一体のものなのだ。
負の感情そのものに目を向けるのではなくて、その反対側にあるポジティブな面に目を向けて、自分の正直な気持ちを分かりたいと思う。

私たちは、何かにつけて、良いとか悪いとかで線引きしたがるが、本来は良いも悪いもない。何でもありで、何でもいいのだ。

ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、自分の一部として、ニュートラルに生きたい。


#エッセイ #読書感想文 #感情 #ニュートラル #ネガティブ #ポジティブ

この記事が参加している募集

読書感想文

あなたにサポートしてもらえたら嬉しいです! いただいたサポートは、作品づくりや他のクリエーターさんへのサポートに使わせていただきます(*^^*)