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短時間で本を読む

私は、子どもの頃から読書が好きです。
今も、読みたいと思う本がたくさんあります。
でも、思いとおりに読めておらず、積読状態になっている本が多い。

どうしたら、もっと本を読めるだろう?
しかも、その本から得られた知識を確実に自分ものとするためには、どういう読み方をしたらいいのだろう?

その答えのヒントが、ジョン・キムさんの著書『一生忘れない読書』には書かれていました。

◯著者の思いをしっかり受け止めるためにも、8割は捨てるくらいの気持ちで読むのだ。
◯100分で1冊読むと決める。
◯読書は人生の最優先事項ではあるけれど、時間をその上におく必要があるのだ。なぜなら、時間は命のかけらだから。
読書をないがしろにしていけない理由は、そもそも言葉が思考を作るからである。

『一生忘れない読書』ジョン・キム著より抜粋

ジョン・キムさんは、「100分で3回読む」読書法を紹介している。
「短時間に3回読み、本に直接メモを書き込んでいく」というものだ。
本に書き込むことに抵抗がある私には、一瞬、たじろいた。
教科書に書き込むときでさえ、綺麗な字で綺麗に書き込みたいと思っていたのに、本にメモを書き込むなんて、考えたこともなかった。
ジョン・キムさんがいっているように、「本はきれいに読まなければいけない」とどこかで思っていたのだろう。
でも、それを著者は望んでいない。著者が望んでいるのは、読者の役に立つこと、本を活用してもらうことだと気づかされた。
本を綺麗な状態を保つことと本を活用することは、違う。
また、時間をかけて読んだからといって、著者の思いをきちんと受け止められているとは限らない。今の自分の心に響く文章を深く読み、あとは割り切って飛ばし読みしていい。
今まで、最初から最後まですべて読むことを常としていたが、飛ばし読みを自分に許可できた。

そして、ジョン・キムさんは言葉の本質についても、著書の中で触れている。
「自分がどんな言葉を吸収し、どんな言葉を吐き出しているのかに、気を配った方がいい。これが、その人の思考や人生、未来を決めるからである。」と言葉の持つ影響力を伝えている。
日頃、どんな言葉に触れ合っているのかによって、自分の感情や思考の質が変わってくるのは、この文章から分かる。
言葉で思考が作られて、思考が現実化するなら、やはり、読書は自分の人生、未来を創るために大いに役立つ欠かせないものだと感じた。

これからは、本は活用するものという価値観に切り換えて、短時間にたくさん好きな読書をしたいと思う。
そして、自分の表現力と思考力を高めるためにも、いい言葉、美しい言葉に触れる機会を読書を通して増やしていきたいと思う。


#エッセイ #読書 #言葉 #思考 #読書法


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