Owari No Kisetsu

風が通る。

なんだ、私。そうか。

タビトを

愛してるんじゃないんだ。

似てるから。好奇心。錯覚して。思い込んだ。

当たり散らして、泣き喚いて、

昨日までの自分が急に恥ずかしくなる。

禍々しいほどの感情を纏った獣をもう一度眠らせる。

クリアになっていく魂。

瞼が落ちていく。

終わりの季節。

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