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日本で初めての〇〇〇、徳島県に誕生!

ご覧いただきまして、ありがとうございます!
タイトルの詳細は、記事の後半にて記載しています。

「勝手に鉄道検定」は、下記のような鉄道利用に関する不安を解消するために始めた企画です。

「どの路線がどこに行くか分からない」
「この名所はどの駅で降りれば近いのか分からない」
「目的の駅を通過する列車に乗ってしまった」

鉄道に自信がある方には「知識の整理」として、鉄道に自信がない方には「興味を持つきっかけ」として役立てば本望です。
「勝手に鉄道検定」の過去問題の一覧は、こちらをご覧ください。

勝手に鉄道検定:アーカイブ(一覧)

以下の部分から、「概要」「出題」「解答・解説」となります。
初めての方は概要から、以前から「勝手に鉄道検定」をご覧いただいている方は出題から、前回の記事から遷移してきた方は解答・解説からご覧になることをおススメします。


勝手に鉄道検定「概要」

勝手に鉄道検定は、冒頭でお伝えしたような鉄道利用に関する不安をクイズの形で解消していくことを目指した企画です。
1日1問、鉄道利用に関する不安を解消するのに役立つ問題鉄道や旅行などに関して興味が湧くような問題の作成を心がけています。

自分の周りにも、鉄道利用に関する不安を覚える方はいらっしゃいます。
もちろん、無理強いをするつもりはないですが、そのような方が1日1つでも知識を増やすことで、鉄道利用に関する不安が少なくなれば幸いです。

感覚のズレなどから、あまり有用でないと感じる問題もあると思います。
そのような問題を少しでも減らせるように、問題のクオリティ向上更なる知識の拡充に日々努めていきます。

勝手に鉄道検定の記事は、出題&前問の解答・解説が基本的な構成です。
この記事では、

・問55の出題
・問54の解答・解説

を行います。
「勝手に鉄道検定」の動機について、より詳細に知りたい方はこちらの記事もご覧ください。


問55の「出題」

【問55】函館市電の電停で、函館山ロープウェイ山麓駅の最寄りとなる電停はどこか?

1. 「函館どつく前」電停
2. 「十字街」電停
3. 「函館駅前」電停
4. 「五稜郭公園前」電停

8月13日は、函館夜景の日です。
8(や)13(トランプの13=K=けい)の語呂合わせだそうです。
これに関連して、函館市電に関する問題にしてみました。

函館山からの夜景は、100万ドルの夜景と称されます。
夜景を楽しみにしている中で迷わずロープウェイ山麓駅に辿り着いてほしいと思い、問題を作成しました。

明日8/14(金)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel

この問題の解答・解説は、こちらの記事をご覧ください。


問54の「解答・解説」

正解は、「×」です。


岡山駅や高松駅から徳島駅へは、特急「うずしお」が便利です!
以下、詳しく説明します。

うずしおは、岡山駅高松駅徳島駅を結ぶ特急です。
岡山駅発着の列車は1日2往復ほどで、ほとんどが高松駅発着です。
サンライズ瀬戸を高松駅まで利用しし、高松駅からは特急うずしおで徳島駅を目指すのも良いかもしれません。

サンライズ瀬戸をご利用にならない方は、ほとんどの方が岡山駅から四国へ向かうと思います。

岡山駅から高松駅へは、快速マリンライナーが便利です。
乗車券のみで乗れる自由席車両もありますし、2階建て車両のグリーン席や瀬戸大橋を前面展望で楽しめるパノラマグリーン席もあります。

岡山駅から四国方面へ向かう他の特急は、松山方面のしおかぜ、高知方面の南風があります。
しおかぜ・南風は高松駅を通りませんので、高松・徳島方面をご利用の方は快速マリンライナーのご利用をおススメします。

岡山駅の瀬戸大橋線ホーム高松駅などでは、特徴的な列車接近音が聴こえます。
これは、小柳ルミ子さんが歌う「瀬戸の花嫁」をアレンジしたものです。
この音を聞くと四国に来た感じがしますので、岡山駅や高松駅などでは是非列車の接近メロディにも耳を傾けてみてください。

特急うずしおはその名の通り、徳島県にある鳴門海峡付近で見られる渦潮に由来しています。
うずしお観潮船乗り場まで、路線バスで徳島駅からは約1時間15分鳴門駅からは約20分です。
鳴門駅に行きたい場合は、途中の池谷(いけのたに)駅でお乗り換えです。
特急「うずしお」には池谷駅を通過する列車もあるので、ご注意ください。

徳島市阿波踊りは、徳島駅南側にある「あわぎんホール」などで開催です。
2020年は残念ながら中止でしたが、来年は見られると良いですね。

徳島では、「白系」「黄系」「茶系」の3種類が楽しめる「徳島ラーメン」も有名です。
徳島にお越しの際は、徳島ラーメンも是非ご賞味ください。

以下、上記の内容に関連する豆知識をお伝えしていきます。

◆高松駅の2番線はどこ?

サンライズ瀬戸などで高松駅にお越しの方は、高松駅から特急「うずしお」ではなく普通列車をご利用になって徳島駅まで向かうこともできます。
高松駅~徳島駅間を結ぶJR高徳(こうとく)線は、高松駅の1番・2番・3番ホームから発車します。

ここで、高松駅の構内図をご覧いただきます。
引用元:駅構内図(高松駅)

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パッと見、1番ホームの隣は3番ホームです。
しかし、2番ホームから発車する普通列車もあります。
では、2番ホームはどこにあるのでしょうか?

答えは、1番ホームと3番ホームがあるホームの先端部です。
1つのホームに3つの番号が付与された駅は、富山駅(JR高山本線・普通)や福井駅(JR越美北線(九頭竜線))など何箇所かあります。
ややこしいですが、乗り間違いの無いようご注意ください。

◆オレンジタウン

これは名前の紹介だけに留めますが、JR高徳線にはオレンジタウン駅があります。
一部の特急「うずしお」も停車しますので、高徳線をご利用の際は注目してみてください!


◆日本初、阿佐海岸鉄道のDMV

徳島駅には、JR牟岐(むぎ)線も通ります。
ちなみに、先程紹介した徳島ラーメンの白系発祥の地は、牟岐線沿線にある小松島地域です。

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JR牟岐線で終点の海部(かいふ)駅まで行きますと、阿佐海岸鉄道の列車にお乗り換えができます。
正しくは、「お乗り換えができました。」です。

2020年7月、牟岐線の牟岐駅阿波海南駅海部駅運休となりました。
運休が明けた後、海部駅はJR四国の駅ではなくなります
阿波海南駅甲浦(かんのうら)駅が、阿佐海岸鉄道の区間になります。

何故でしょうか?
それは、DMVを導入するためです。

DMVとは、列車とバスのハイブリッド機能を持つ次世代の乗り物です。
Dual Mode Vehicle(デュアル・モード・ビークル)の頭文字を取って、DMVです。

DMVでは、列車モードとバスモードを切り替える「モードチェンジ」を行う必要があります。

海部駅は高架の駅でスペースも少なかったので、モードチェンジをするのに十分な土地がある阿波海南駅を阿佐海岸鉄道の駅とすることになりました。

甲浦駅でモードチェンジをした後、バスモードで高知県の室戸岬まで向かうことができます。
DMVは、JR北海道や岳南鉄道で実験をやったことはありましたが、実用化は阿佐海岸鉄道が初めてです。
楽しみですね!

阿波踊り徳島ラーメンDMVが楽しめる徳島に是非お越しください!
お越しの際は、特急うずしおをご利用ください!


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします!

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