勝手に鉄道検定:21問目
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【問21】寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」に使用される285系電車の塗装で使われている色として、間違っているものはどれか?
1. Morning Glow Red
2. Morning Mist Beige
3. Incubation Beige
4. Sun Rise Gold
1998年7月10日は、寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」が初めて運行された日だそうです。
これを記念して、サンライズ出雲・瀬戸に関連する問題にしてみました。
いつもより少し難しめな問題かと思いますが、是非チャレンジしてみてください!
明日7/11(土)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel
問21の解答・解説は、「勝手に鉄道検定:22問目」の記事にて行います。
「勝手に鉄道検定」の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
以下、問20の解答・解説です。
正解は、「2. 新金谷駅~千頭駅」です。
大井川鐵道では、大井川本線と井川線の2路線を運行しています。
以下、大井川本線を中心にして2つの路線について説明します。
・大井川本線(おおいがわほんせん)
大井川本線は、金谷駅~千頭(せんず)駅を結ぶ路線です。
金谷駅ではJR東海道本線と乗り換えができ、「きかんしゃトーマス号」などのSL(蒸気機関車)が走ります。
この問題の主旨でもありますが、SLは新金谷駅~千頭駅での運行となります。
新金谷駅は、金谷駅の隣にある駅です。
JR東海道本線と乗り換えができる金谷駅にはSLが入線できませんので、SLを利用される方は金谷駅と新金谷駅の間違いにご注意ください。
写真は金谷駅のホームですが、長いSLが停まるスペースは無いですし、SLの向きを変える転車台もありません。
金谷駅までSLを運行することは難しいので、SLは新金谷駅と千頭駅の間で運行をしています。
また、普通列車や急行列車では、かつて南海や近鉄で運行されていた車両が現役で活躍しています。
千頭駅で撮影した写真で説明しますと、
左に見える黄緑色の機関車はトーマスの仲間のパーシー
真ん中は近鉄特急として運行されていた16000系電車
右側に見えるのは南海高野線の急行・特急としても運行された21000系電車
です。
元々の特急用車両が普通列車として使われていたり、物語の世界から飛び出してきた機関車が居たり、バラエティ豊かな路線です。
途中の川根温泉笹間渡(かわねおんせんささまど)駅の近くには、大井川本線の線路を見ながら温泉が楽しめる施設があります。
千頭方面ですと進行方向右側に、金谷方面ですと進行方向左側に温泉施設が見えます。
SL運行時などは入浴客の方が手を振る様子も見たことがありますので、川根温泉笹間渡駅付近の橋を渡る際は注目してみてください。
・井川線(いかわせん)
井川線は、湖の上に駅がある奥大井湖上駅などを通り千頭駅~井川駅を結ぶ路線です。
大自然の中を走るトロッコ列車であり、日本で唯一現存するアプト式で急勾配を昇り降りする区間があります。
アプト式とは、ラックレールと呼ばれるギザギザの補助レールを用いて、専用の機関車に付いている歯車とラックレールをかみ合わせながら急勾配を昇り降りするラック式鉄道の方式の1つです。
現在は廃止となっている旧・信越本線の横川駅~軽井沢駅間でもアプト式が使われていましたが、現存するアプト式はここ大井川鐵道井川線のアプトいちしろ駅~長島ダム駅間のみです。
終点の井川駅から近い井川ダムや井川線から見られる景色については、こちらのブログをご覧ください!
井川ダム周辺や、井川線沿線の景色を写真付きで解説しています。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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