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ダンジョンズ&ドラゴンズ ファンデルヴァーの失われた鉱山

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テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム、 ダンジョンズ&ドラゴンズ5版スターターセットに同梱されている キャンペーンシナリオ「ファンデルヴァーの失われた鉱山」の プレイレポート…
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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  前 夜

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  前 夜

DM中の「ファンデルヴァーの失われた鉱山」
プレイキャラ達の活躍を少しでも伝えられればいいな、と思い
セッションの流れを投稿してみる試み。

初回はキャラ紹介

過分にシナリオのネタバレを含みます。
ご了解の方のみ閲覧して下さい。

はじめに

 “レルム”では騎士たちがデルザウンのドワーフの諸王の霊廟に挑み、栄光と富を求めている。
盗賊たちはネヴァー・ウィンターやバルダース・ゲートのような繁華街

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 一 夜  旅立ちと戦闘指南

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 一 夜  旅立ちと戦闘指南

 ネヴァーウィンターの街にあるオグマ寺院の中で、ウルリッヒ・アルマドリエルは旅支度に余念がなかった。
天啓による使命を果たそうとファンダリンへ旅立つ準備をしていたのだ。
だが、旅と森になれたエルフであっても、一人旅は危険が大きいのが最近の情勢だった。
そのため、彼はやむなく冒険者の宿へと同行者を探しに行くことにした。

 時を同じくして、同じくネヴァーウィンターの街で、旧友グンドレン・ロックシーカ

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 二 夜  ギザ牙族の隠れ家

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 二 夜  ギザ牙族の隠れ家

 ネヴァーウィンターの街を出てから四日目、昨日の山賊の襲撃を難なく退けた一行は清々しい朝を迎えた。
昨晩、アリスが仕上げたオツな肴をつまみつつヴェイトが持ってきたという酒を酌み交わし、改めてそれぞれが胸中を語った。
ムサシの、ファンダリンへと抱く秘めたる思い以外は……

 行程を確認し、急げばその日の夕方にはファンダリンに到着できると思い、足取りも軽く出発した一行は、襲撃された惨状の後を目にする。

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 三 夜 開拓町ファンダリン

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 三 夜 開拓町ファンダリン

ネヴァーウィンターの街を出てから4日目の夜、一行はついに開拓者の町、ファンダリンに到着した。
ギザ牙族の隠れ家で助けたシルダーが、街までの護衛ということで報酬を後日支払う上にその日の宿、「ストーンヒル亭」の宿代も一泊分負担してくれ、一行は遅い晩餐に舌鼓を打ちつつ大いに旅の疲れを癒した。
夕食の最中、さらわれたグンドレンの捜索を継続しようと、呑みに来ていた町民たちに話をきいてみたが、飲んでいた町の人

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 四 夜 トレセンダー屋敷

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 四 夜 トレセンダー屋敷

 眠れる巨人亭前での一件を終えた一行は、手際よく町長や町民へこの場を取りまとめる算段を済ませたが、午後の日も傾いてきたので一旦、宿へと引き返す事とし、翌朝、改めてアジトであるトレセンダー屋敷跡、悪党の根城へと乗り込むことにした。

 ファンダリンの町の東端、小高い丘の上にある廃墟トレセンダー屋敷跡、そこにレッドブランドのアジトがあった。
 朝一から廃屋の台所から地下へと延びる階段を下ってゆくと、重

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 五 夜 レッドブランドとムサシ

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 五 夜 レッドブランドとムサシ

 レッドブランドのアジト、トレセンダー屋敷の廃墟で、4人は不穏な空気に包まれていた。
これまでの不信感をそのまま露わな言葉にしてムサシに詰め寄るアリス。
心配そうな表情で固唾を飲んで二人の様子を見守るヴェイトをよそに、さらに敵か味方か納得のいく答えを欲するアリスをみて、ムサシは両手を上げて降参の意を表すと、吶々と自分の過去を語り始めた。
 過去、レッドブランドに組していた事。
半年以上前、当時は町

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 六 夜 トライボア街道、コニーベリー周辺

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 六 夜 トライボア街道、コニーベリー周辺

 ファンダリンの町の一件から一晩たち、昨晩の内に二つのスクロールを書き写すのに忙しかったウルリッヒ以外は清々しい朝を迎えた。
ある意味で一番の充足感を覚えた朝を味わっていたのもウルリッヒだったが、四人は晴れ晴れとした顔を突き合わせて改めて今後の予定を確認し、一旬(10日)ほどで町の東側であるトライボア街道に転がっている案件を一巡りしつつ解決する旅支度を整えた。
ちょっとした通り雨が降り、平野とアイ

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 七 夜  メニー・アローズのブラゴア隊

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 七 夜  メニー・アローズのブラゴア隊

 オールド・アウル・ウェルを発ち、西南に絶えず視界に入るソード山脈の連なる岩山を眺めながら歩を進めた一行は、その一歩ごとに険しくなる丘陵地帯に、汗を覚えるほどとなっていった。
ワイヴァーンの止まり岩と名付けられた巨大な丘は、かつて本当にワイヴァーンの巣くう危険極まりない場所だったが、とある冒険者の一団が追い払って以降、今ではワイヴァーンの影もなく、ひときわ大きくそびえ立つ稜線を際立たせていた。

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 八 夜  ナンバーツー! その名は血刀タルゴル!

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 八 夜  ナンバーツー! その名は血刀タルゴル!

 再びファンダリンの町まで戻った4人は、長旅の疲れをストーンヒル亭で一晩でしっかりと癒したのち、朝食を取りながら話し合うと、それぞれに依頼主の元を訪れることにした。
アリスは果樹園の主、エダーマスの邸宅へ。
ウルリッヒはタイモーラの侍祭見習い、シスターガラエルのいる幸運の社へ。
ヴェイトは町長事務所で待つ、ハーヴィン町長の元へ。
ムサシは、様子見もかねて、眠れる巨人亭とトレセンダー屋敷へ再起したレ

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 九 夜  決戦! ギザ牙族の城!!

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 九 夜  決戦! ギザ牙族の城!!

 血刀タルゴルの部隊を退けたヴェイト、ウルリッヒ、ムサシ、アリスの4人は、ファンダリンの北に位置する森林地帯、ネヴァーウィンターフォレストへと足を踏み入れていた。
生き残ったホブゴブリンの話が本当なら、トライボア街道を北に抜けて草原と林の間を進むこと10マイル、さらにそこから鬱蒼とした森林地帯に足を踏み入れてから10マイルほど進む、獣道の旅路だった。
トライボア街道とファンダリンへの分岐点付近で野

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 夜  ネヴァーウィンター再訪!

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 夜  ネヴァーウィンター再訪!

 激戦を終え、ギザ牙族の王の間で小休憩を取ったヴェイト、ウルリッヒ、ムサシ、アリスの四人は、ゆったりした昼食を終える頃に目を覚ましたグンドレンから、今までの彼の身におきた話を聞くことができた。
救出したグンドレンはドワーフ持ち前の頑強さからか、しっかりとした口調でこれまでの顛末を語るが、だが実際に分かったことと言えば、3兄弟の弟二人とファンダリンの町で合流し、彼らが発見した恐らく波音の洞窟だと思わ

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 一 夜  アリスの故郷と闇緑の牙

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 一 夜  アリスの故郷と闇緑の牙

 いざサンダーツリーの付近まで到達すると、アリスが獣道と化していた小道から外れ、もう一つ道があると脇道というよりは藪の中へと入っていく。
ヴェイト、ムサシ、ウルリッヒの3人は頷いてその後に続き、昔は川からの街道であったはずの獣道から、ハリエニシダが生い茂る小藪へと歩を進めた。
道から逸れた先に廃墟が見えると、そこは村であった廃墟の南西であり、元の道が西北西からくるのに比べて幾分か村の中心に近い場所

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 二 夜  東奔西走、アガサ再び

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 二 夜  東奔西走、アガサ再び

緑竜ヴェノムファングを討伐し、サンダーツリーに巣くう脅威を打ち払ったアリス、ヴェイト、ムサシ、ウルリッヒの4人は、再びレイドスの元を訪れていた。
出発前にレイドスとの話から聞いていたエルフの遺品ではないかという品も持ち帰り、緑竜を倒した証の一部として鑑定してみると、エルフの隠れ蓑こと姿隠しの外套とブーツのセット、電撃の魔法と霧伝いの魔法、それと蜘蛛の糸の呪文の書かれた巻物がそれぞれ一本ずつ、そして

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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 三 夜  波音の洞窟と黒蜘蛛の野望

ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  第 十 三 夜  波音の洞窟と黒蜘蛛の野望

 ファンダリンから15マイルほど東へ進んソード山脈の奥深く、山麓の狭間にに抱かれるように、波音の洞窟があった。
かつて、ファンデルヴァー協定のもとにあったその豊かな鉱脈は、500年もの音、北方一帯を壊減状態に追い込んだオークの侵略の際に失われて久しく、この数世紀の間、無数の山師や冒険者が失われた鉱脈の存在を採し求め、その試みをことごとく跳ね返してきた。
しかし、つい一、二か月ほど前にロックシーカー

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