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ビヨンド・ザ・うに、応用編

ただ今、絶賛ハマり中の「うにのようなビヨンド豆腐」だが、私のファーストコンタクトの体験を書いたのが以下の記事だ。

この時以来、私はビヨンド・ザ・うにを温かく食べる料理はないかと考えていた。

ヒントはうに好き民の発言の中にあった。
彼らはビヨンド・ザ・うにを食べて「本物のうにが無性に食べたくなる」と述べていた。つまり、彼らはビヨンド・ザ・うに中にそこはかとない大豆の香りを感じ取り”コレジャナイ”感を覚えたのだと思う。

そこはかとない大豆の香りをクリアできるかどうかは、一緒に調理する食材にかかっている。そう睨んだ私はホタテ缶に目をつけた。ホタテの持つ旨味成分と上品な磯の香りをプラスすれば、大豆の匂いをやっつけられると思ったのだ。

うにも豆腐も、加熱して食べるレシピはたくさんある。ならば、ビヨンド・ザ・うにだって加熱してなんら問題はないはずだ。

私はフランス料理のドフィノワを応用しようと考えた。
ドフィノワはじゃがいもを牛乳で茹でて作るグラタンのことだ。ホワイトソースを作らなくてもじゃがいもを茹でた牛乳を煮詰めるだけで十分にコクのあるソースに仕上がる。あとはそれをオーブンで焼けばいい。

まず、じゃがいもを5mm幅にスライスし、ひたひたの牛乳で茹でる。じゃがいもが柔らかくなったら、じゃがいもだけ取り出し、鍋に残った牛乳をトロトロになるまで煮詰める。それほど時間はかからない。ちょっととろみがつくくらいで十分だ。そこにホタテ缶を入れる。(汁はお好みで。私はざっと汁をこぼしてからまぁまぁびしょびしょな状態のホタテを入れた)

牛乳にとろみが付いてホタテを入れたところで真打ちの登場だ。
ビヨンド・ザ・うにさん、お願いします!
脳内声がけをしてビヨンドさんを牛乳の中にドボンする。ぐるぐるとかき回してビヨンドさんと牛乳を馴染ませる。をを、色がうにクリームの色だ!

気分が上がる。
オレンジ色のクリーム状の液体をじゃがいもの入っているグラタン皿にかけ、オーブンに突っ込む。230℃で10分が目安。焦げ目が付いたら出来上がり。

そうして出来上がった、ビヨンド・ザ・うにの応用編の料理がこちらだ。

いざ実食!

アツアツのじゃがいもをふーふーする。
もうこの時点でうにだ。うにの匂いだ。
頬張る。
なにこれ、うにじゃん!超うにじゃん!っていうか、前よりうにじゃん!あ、これ豆腐か。豆腐なんだよな。

もう完全に豆腐の名残も大豆の匂いもなくなって、ビヨンド・ザ・うにを超えたうにに進化している。

うまいうまい。

私は美味しくて踊りだす。ただの踊りでは申し訳ないので、美味しい美味しいと念仏を唱えながらテーブルをぐるぐる回る。これは私が編み出した美味しい物を食べた時の儀式である。

実は、これに味をしめた私は、ビヨンド・ザ・うに、エビ編も作ってみた。これがホタテよりももっともっとうにになってて、ビヨンド・ザ・うにを超えたうにを超えたうにに更に進化して、己のマッドな発明に震えた。

うに感が更に増した上に、うにの嫌なところゼロのこの美味しさを皆さんにも知ってもらいたい。たったの200円ちょっとでこの美味しさだ。これはうにマカロニグラタンにしても美味しいかもしれない。

私はビヨンド・ザ・うにのポテンシャルの高さにワナワナするのであった。

次は、アンチョビで実験をしてみたいと思っている。

#ビヨンド・ザ・うにの正式名は #うにのようなビヨンドとうふ #です

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