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小劇場苦手問題、私の場合。

小劇場が苦手です。作る側の時も観る側の時も、出入りするほとんどが小劇場なのに。一向に慣れる気配がなく、それどころか最近とみに悪化してきたな、と思ったので理由を探ってみました。これ、本当に個人的な話です。

習慣化により見落としていたこと

学生時代からアリーナやホールなど大規模な会場のほか、小劇場やライブハウスにも出入りしていました。昔から舞台関係は観るのも作るのも好きだったから、音楽や演劇、趣味や仕事で。ところがある日、気が付きました。自分が閉所恐怖症だと。……駄目じゃん。

それでもやっぱり観たいものは観たい!だから観にゆくのです。自由席の場合には、なるべく空間が確保出来る席を選べるよう早めに会場へ。(※指定席の場合には道中ひたすら神頼み)ちなみに昨日も小劇場での観劇だったのですが、指定席でありながら最後列の通路側という、私にとってはベストポジション!「よかった!神様!仏様!なんなら住職様!」と内心ウフウフしておりました。が。開演直前、増席。最前列まで通路にパイプ椅子ガッツリ。「うん!満員!おめでとう☆」公演の集客を喜びながらそっと心の涙を拭いました。そんなこんなで冒頭シーン、ほぼほぼ己との戦いです。不安と雑念を振り払い、作品へ没頭することに向けた集中タイム、毎度5~10分はそんな具合です。観劇するにあたっては結果オーライ。だがハードモード。

やっぱり習慣化により……の前に

私、舞台は観ますが映画はほとんど見ません。ライブ体質といえば聞こえがいいのですが、そもそも落ち着きが無いので120分映像に集中することが難しいという残念な理由で。「私にはどうしたってリアル、リアリティが必要なんです!」なんて言っていたら「じゃあ、4DXはどう?」と誘われたこともありましたが……酔う。(※それでなくてもアクションで酔う)思い返せば地デジ化に伴いテレビを買い替えた時ですら、しばらく酔っていました。とことんへっぽこ。そして脱線。

やっぱり習慣化により……

なぜ今、映画の話をしたかと言いますと。映画そのものではなく映画館の話をしたくて。映画館も小劇場もやっぱりどうにも苦手だなぁ、という問題があるのです。や、繰り返しになりますが個人的な話ね。頭痛持ちなのよ。映画館はシートや空気は整っているけれど、光と音の刺激で頭が痛くなるし(シートが悪ければ尚更)、小劇場は座席に空間が無く前後左右に気を遣い、空気も良くないから頭が痛くなる。特に私は緊張型頭痛が酷いので、可能な限りの対策をしてもほぼ不可避。仕事で一日中PC作業というのもよろしくないとわかってはいるのですけど。

その結果と伝えたかったこと

どうしたって観劇の機会が限られる。小劇場への苦手意識は拭えず、ためらうことも増える。酷く消耗しても大丈夫なタイミング、休日の前夜だとか、連休の一日目だとか。ハシゴなども無理。観たい舞台さえ観られないということが多々。だからいつもチケットを確保するまでにとても迷うし悩む。憧れの俳優が出演する舞台も、友人が出演する舞台も。悔しい思いをすることもしょっちゅう。こういったポイントがネックになっている人というのは私以外にもそれなりの数いるはずで。とはいえ観劇を趣味にする人口の中で占める割合としては少数派なのか、個人的には同じような悩みを持つ方と話したことも無く、検索した結果ネットで見かける程度。個々人の体質などによる問題と、物理的な問題と。簡単に改善・解決は出来ないけれど。

集客を左右する程の話でなし、数字として拾いようも無い、些細な話。ただ、そういうタイプの人間もいるのだということを知って欲しくて記した、自分と近いところにいる演劇関係者とも普段はあまり話す機会のないお話でした。

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