見出し画像

立ち位置の迷子、どうも、私です。

noteをはじめてみたはよいものの、何をどう書き記したらよいのやら、誰に向けて話し掛けたらよいのやら。早速つまずいています。「ならばまず、先輩方の投稿を読んで勉強だ!」と突撃、撃沈。「うわぁ、知ってはいたけれど、世の中にはすんごい人がいっぱいだぁ!ハードル高いわ!」と自信喪失、即退散。いやいや、まてまて、気を取り直して、自己紹介を今一度。それから、この場所をベースにしてやってみたいことを。

ゆるっと自己紹介

私は今、都内の企業で社内デザイナーとして販促ツールを作る傍ら、プライベートな時間を利用して舞台公演、主に演劇のチラシやパンフレットを手掛けています。宣伝美術というセクションです。出身については「何処其処の美大出身」とか「誰々に師事」とか言えたらカッコいいのですが、専門に学んだ経験はなく、ほぼ独学、わかりやすく言うと野良です。

そして、デザインも演劇も、成り行きです。
ひょんなキッカケというものです。
ひょん。

そもそも、グラフィックデザイナーを目指したキッカケは「宣伝美術として舞台に携わりたいから」、宣伝美術を目指したキッカケは「一度一緒に仕事をしてみたい」という舞台俳優に出会ったから。その舞台俳優に出会ったキッカケは、裏方として同じ現場の手伝いに入っていたから。私がその現場に裏方手伝いで入ったキッカケは当時、ちょこっと舞台衣裳をやっていたから。衣裳として携わることになったのは、元々服飾の学校を出ていたからだし、舞台に携わることになったのは大勢で一つの作品を作り上げるということに憧れがあったから。舞台という世界を知ったのは……。そんなわけで、たまに「なぜ、宣伝美術なんだろう。なぜ、舞台なんだろう。」と思ったりします。だけどそこにも特別な理由はなくて。グラフィックデザインをやりながら舞台のアレコレを勉強し直したり、業界特有の閉塞感にモヤっとしたりすること含め、「結局、なんだかんだ好きだし、楽しいから。」という答えに行き着くのですけれど。

これからやってみたいこと

舞台、特に演劇分野が好きだとはいえ、もはや「恋は盲目」とは言えなくて、どうしたって販促脳が働きます。宣美として直接携わる案件でなくとも、バリバリビリビリ働きます。作る側と観る側の温度差や噛み合わない具合を目撃してはモヤモヤします。近年、団体や役者個々人からの情報発信が増えたことにより、歯痒い思いをする機会も増えました。特に今時期は私の周りにも公演を控えている役者が多く、告知や集客に苦戦している様をよく見かけたり、ユーザーに優しくない公演案内に閉口したりが茶飯事。大半は役者側がユーザーに寄り添えていないのが駄目ポイントだったりするのですが、それに気付ける役者が少なく、指摘するスタッフは更に少ないという事実。そりゃそうだ。とても大切なことだけれど、命まで取られるわけじゃあないんだもの。ああ、なんと勿体ない!そして気付いたわけです。「あれ?演劇どっぷりではないために、ファン・ユーザーと作り手・プレイヤーの間にいる私ってこれ、すんごいオイシイポジションなんじゃないの?」「正直まだコンサルとは言えないまでも、アドバイス出来るんじゃないの?更に実地訓練で力をつけられるんじゃないの?」と。

たくさん失敗するでしょう、たくさん迷うでしょう、たくさん間違えて、たくさん落ち込むでしょう。それでも、せっかく今ここにいるのだから、それを無駄にすることはないよね、と思うのです。お気楽だからか。挑める場もあるし、挑むことを受け入れてくれる環境がある。根付いた文化や風習が強烈な業界で、途方もない難題だけれど、いつか実を結び、場を提供してくれた方々に恩返しができたら、作る側も観る側も楽しめたら、そりゃもう最高じゃないかと。夢みたいな話だけれど、フワフワとしながらもやりたいことや手にしたいものを確実に経験し、手にしてきた私が今一番やってみたいことがそれなのです。拙い者ですが、拙いなりに向き合ってゆきたいと思います。お付き合いいただけましたら幸いです。

この記事が参加している募集

自己紹介

サポートありがとうございます。いただいたサポートは創作活動にあてさせていただきます。