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詩とか俳句とか

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2020年3月の記事一覧

俳句本を読んでみた その一

俳句本を読んでみた その一

一日一句ずつ作って美麗ダイヤリーに書く…というのを細々と続けている。最初のうちは、夏井いつき先生の提唱する日常の出来事を五・七で描写してあとは五音の季語をつける…という方法でやっていたが、少々限界を感じるようになってきた。

まず、季語への理解がいっこうに深まらないし、語彙もなかなか増えないのでつい同じような季語ばかり使いそうになってしまったり。どっかにすでにありそうな句を作ってしまったり。

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俳句って日記なんだな

俳句って日記なんだな

俳句をはじめて、ほぼ1年たつ。

先日、古いものから少しずつノートに書き直してみた。

平成のおわり。
上原の引退。
梅雨の始まり。
タイへの旅行。
球場での野球観戦。
同僚の送別会。

何気なく目についたこと、感じたこと、そこになぜか注目したこと。
そういう色々なものが、句になってるのが興味深い。

時間がたってから振り返ってみることができるような俳句を、これからも作っていってみようと思う。

【健康で文化的な最高の土曜日:後編】 俳句を詠むようになった話

2019年12月21日。夕暮れ時の定禅寺通りを、1人のアホが地下鉄駅に向かってひた走っていた。

アホは全力疾走した。必ずや、あと30分くらいで次の目的地に着かねばならぬ。アホには高尚な芸術が分からぬ。しかし、面白そうなことに対しては人一倍敏感であった。

さて、文化的な土曜日後半が幕を開ける(急に素に戻る)。この日、1人のアホが人生初めての句会に参加した。時間に余裕をもって移動すれば良かっただけ

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うつつ

うつつ

しあわせや
よろこびは
ゆめでしょうか
げんじつでしょうか

ゆめをみているひとは
しあわせなのでしょうか

よろこびをいだいているひとは
ゆめをみているのでしょうか

げんじつのなかに
しあわせもよろこびも
はいっているのでしょうか

ならば
げんじつにいきているわたしは
よろこびをみいだせるのでしょうか

あるはずのものがみつからないのは
なぜでしょうか

それとも
わたしは
ゆめをみているの

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