[創作論31] 引き算の思考

従来の常識から逸脱するほどの強靭性をもつゲルが開発されたとのことです。

通常のゲルは4方向に枝分かれする4分岐構造をもちますが、今回の研究では3分岐まで分岐数を減らしたことで伸びの向上が確認されました。

この「引き算の構造設計」は非常に重要な示唆を与えてくれます。

例えば楽曲を作るとき、「どんな音を足せば良いか」と考えることがありますが、「どの音を減らせば良いか」と考えることも重要なのです。
作詞をする時も、助詞を一音減らすことでメロディに上手く乗ってくれるようになったという経験のある方もいらっしゃることと思います。

創作は何もない所からスタートするため、つい足し算的な思考に陥りがちなのですが、時には引き算的な思考をしてみてはいかがでしょうか。

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