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ユニットバスの色選びとお手入れの関係を語る。

前回は、お風呂の二つのタイプについてお話しました。

今日は、そのうちのユニットバスについて、特にその色選びについてお話してみたいと思います。

現在、おうちを建てたり、買ったり、リフォーム・リノベーションをすると、そのお風呂はユニットバスなことがほとんどだと思います。
ユニットバスのサイズは、おうちのサイズによって自然と決まってきますが、選べるのはおもに以下の項目でしょうか。

・水栓のデザイン(価格によってランク分けされていることが多い)
・鏡の形(縦長/横長など)
・カウンターの形・色
・壁の色
・床の色
・浴槽の形・色(ステップあり/なし、楕円形/四角など)
・扉のデザイン(折れ戸/開き戸など)
・その他、照明や浴室換気乾燥機など

この中でもお風呂のイメージを決める大きな要素となる壁の色と床の色についてお話してみます。
どんな色のお風呂にするか、色選びに迷う方も多いのではないでしょうか。

壁の色

ユニットバスの壁の色選びは、鏡や水栓のついている1面だけアクセントパネルにして、その他3面はベーシックな白系にすることが多いですね。
たいていどのメーカーでも、壁パネルの色によって価格のランクがあり、ベーシックな白系は一番安いランク、木目調や石目調の色パネルは価格が高いランクになります。
そのため、4面全部を色パネルにするよりも、1面だけアクセントパネルにする方が、コストを抑えることができるんです。

先日、お仕事で中古住宅のクリーニングをしてきたのですが、そのおうちのお風呂は4面ともこげ茶色のパネルでした。
まだ築3年なのに、水垢がひどくて・・・クリーニングにとても時間がかかりました。。
(水垢には、クエン酸を水に溶かしたスプレーが効きます。すっぱい香りがしてむせるので注意です・笑)

濃い色のパネルを選んだ場合は、とくに水垢が目立ちやすいので、水垢になる前に普段からお手入れをしっかりすることをおすすめします!
お風呂に入ったあとは、スクイージーで壁の水気を落とすか、使い終わったタオルで拭くということを習慣にするだけで、水垢がつくのを防ぐことができますよ。
薄い色だから水垢がつかないというわけではありませんが、濃い色よりは水垢が目立ちにくいので、毎日のお手入れに自信がない方は薄い色のパネルを選んだ方が良いかもしれません。

また、柄に関しては、木目調を選ぶとナチュラルであたたかみのあるイメージに、石目調を選ぶとシャープで高級感のあるイメージになります。

床の色

ユニットバスの床の色は、白・ベージュ・グレー・黒などから選ぶことができますが、黒の床はおすすめしません。
黒い床のお風呂、石目調のパネルに合わせたりすると見た目はとてもかっこいいのですが、水垢や石鹸残りなどがとても目立ちやすく、毎日床を磨いてきれいを保つ自信のある方以外は選ばない方が良いでしょう。
白やベージュ・グレーなど薄めのカラーがおすすめです。

お風呂のお手入れは、数か月に一度大掃除をおこなうよりも、毎日や少なくとも毎週こまめにお掃除をした方が、結果的に短時間できれいを保つことができる場所だと思います。

毎日お風呂に入ったあと、壁の水分を落とすことと同時に、鏡と水栓の水気を拭くことを習慣にすると、水垢がつく前に防ぐことができます。
空間をきれいに見せる秘訣は、「光るところは光らせる」ことです。
水栓や鏡がピカピカだとお風呂がきれいに見えますよ。

以上、ユニットバスの壁・床の色とお手入れの関係についてお話しました。
ユニットバス選びの参考になれば幸いです。

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