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買わなかった後悔

昨日は節分だったので、スーパーの太巻き寿司を食べました。毎年、楽しみにしていたのでウキウキしながら家に帰って食べましたが、なんだか昨年よりも美味しくない気がして、なぜかなと思ったら、もう、来年からは、こんな風に好きな時に好きなものを食べられないからかもと考えている自分がいるからかなと。


私はもうそろそろ入籍予定です。

結婚して、誰かと一緒に住むと、独身のような自由さがないというか、身勝手な行動ができづらくなります。

夜9時に海鮮太巻きハーフを2本食べ、白ワインとサングリアを飲み、ダラダラとYouTubeを観る。

それぐらいは全く問題ないと思うけど、毎日それじゃあ、さすがにダメかなと。

いくら優しい人だって、家事やお金のことは、自分ひとりのことじゃなくなるわけですから。彼からだって不満が出るはずです。

恋人や友達なら、別々に住んでいて、世帯も別だから、家事やお金にルーズでも気になりませんが、夫となると別です。


彼は一足先に新居に引越し準備中。
最近は引越しに関する悩みばかりです。

狭い新居に溢れるぐらい荷物を持って行かないで欲しい。

私が比較的ミニマリストに近いので、使わない物に場所を取られるのが嫌です。
捨てられない物のためにお金をかけて収納を増やすのもできれば避けたい。

何の家具家電を買うにしても、ふたりの物で、ふたりのお金で買うので、適当に任せることもできず。

新しい家具家電を選ぶのは楽しいけど、最後に値段を考えるとポイポイと買えるものじゃなく、ひとつの家具家電を選ぶのに大騒ぎ。

まだ、一緒に暮らしてないので、夜は好きに過ごせます。
ソファもテレビもベッドもないけど、幸せです。

一人ならソファもテレビもベッドも要らないのに、同棲しようとすると、理想の生活ばかりが頭の中で先行して、あれもこれも欲しいとなっている気がします。

あとで後悔しないようにと、過去にやらずに後悔した大学進学などを引き合いに出して考えている自分がいますが、経験しなかった後悔と、物を買わなかった後悔は種類が違うかもしれないと思い始めました。

何かをしなかった後悔はあとで思い出すけど、何かを買わなかった後悔はあまりした記憶がありません。
むしろ、買わなくてよかったなと思うことが多い気がします。

経験は自分への投資だから、未来の自分にとってギフトだけど、物を買うだけなら消費や浪費だから、将来にプラスではないのかも。それでも、今、欲しいって心の中で叫び続けるのが人間の欲ってガソリンなんですよね。


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