2齋藤Ayane

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最近の記事

卵パッケージ試作

今回は卵についての調査をもとに、30cmの高さから落としても割れないパッケージを考えました。 条件 今回の条件は、 ・Mサイズの卵を高さ30cmから落とした時に割れないパッケージ ・取り外し可能なパッケージである ・素材はA3サイズの厚紙1枚、接着剤(テープ、糊)のみ この3つを考慮した卵パッケージをデザインする パッケージ案1  一つ目の案は、卵を守る形状とは何かを考えたときに”包む”を連想したため、丸まる事で身を守るダンゴムシをモチーフにデザインを考えた。 ダン

    • 卵について

      今回は卵のパッケージ制作のために、卵についての理解を深めようと卵調査についてまとめました。 1.楕円形なのは何故か・転がった時に転がりにくい形をしているため元の場所に戻ってきやすい形だから ・上記の理由に加えて、巣から落下する危険性が低くなるため 2.卵の重心卵の重心は、静止している場合は床との接触点の真上 物体は勢いよく回すとその重心を含む軸に回る性質がある 3.そもそも卵という言葉の由来卵とは、虫やカエルの卵が連なった様子が象形文字になったもの(諸説あり) 4

      • 飛行実験(番外編)

        前回の最終飛行実験で飛ばなかった事がとても悔しかったので、今回は番外編として飛ばなかった原因について調べたことをまとめました。 前回の振り返り 最終飛行実験で飛ばした飛翔体、カタパルトがこちらです。 そしてこちらが最終飛行実験前と後の飛行の様子です。 この時点で、最終飛行実験よりは飛んでいますが本調子ではありません。 原因1  まず、最終飛行実験の直前に飛ばした時には、しっかり飛んでいたことから、その時点と最終飛行実験での相違点を考えました。 考えたところ、カタパルト

        • 最終飛行実験

          今回は、今まで研究を重ねてきた飛翔体とカタパルトの最終飛行実験についてまとめました。 最終成果物これまでの記事にまとめた通り、古代兵器として使われた投石機から始まり、様々なものを生み出してきました。 そして最終成果物として出来上がったものがこちらです。 カタパルト カタパルトは、飛翔体よりも制作の幅が広そうという考えから、今まで様々な案を考えました。しかし、研究を重ねるうちに安定した飛行に向いているのは、ゴムを動力としたカタパルトであることに気づきました。 そこから、ゴ

          飛翔体研究(2)

          今回は飛翔体の研究についてまとめました。 振り返り 前回の飛翔体研究から、 ・先端を細くする ・薄めに作る この2点を取り入れると安定することがわかったため、これをもとにしていきます。 また、前回制作したカタパルトの滑走路部分に合うような形を意識して制作したいと思います。 作ったものがこちらです。 前回の2点に加えて、カタパルトの輪ゴムが飛翔体に当たるように、後方にスタイロフォームをつけました。 実際に飛ばした結果がこちらです。 なんとか飛びました! スタイロフォー

          飛翔体研究(2)

          カタパルト研究(5)

          今回もカタパルトについてまとめました。 前回の振り返り 前回は割り箸で作ったカタパルトの威力を上げるための研究を行いました。 飛ぶことに成功したものの、割り箸だけだとゴムの強さに耐えられず、割れてしまいそうだと感じました。そのため、今回は同じ仕組みのものを違う素材で作りたいと思います。 新しい案 素材について考えていたこの時、ちょうど地元に帰省することになりました。祖母の家で、カタパルトどうしようと思っていた時、裏山に生えていた竹に目が行きました。竹は丈夫で、しなりを

          カタパルト研究(5)

          カタパルト研究(4.5)

          今回は以前考えていたカタパルト案を、形にしてみました。 案 以前、カタパルトについて考えていた時に投石機をモチーフにした案を考えていました。 一度は諦めたものの、考えただけで終わるのは勿体無いと感じたので、形にしたいと思います。 構想 前回この案を断念した理由が、 ・飛翔体の大きさに合わせるとかなり大きくなる ・勢いが弱そう という理由です。 この2つの問題点を解決するために、投石機を振り子のような仕組みに変更しました。 考えたものがこちらです。 割り箸で作ろうと

          カタパルト研究(4.5)

          飛翔体研究(1.5)

          今回は飛翔体の研究で気付いたことを次回の制作に向けてまとめました。 本体 前回カタパルト研究をした際に、試作で簡易的に作った飛翔体が思いのほか安定していたため、試作をもとに次回制作したいと思います。 ポイント ・先端を細く尖らせる ・薄めに作る ・カタパルトの飛翔体が滑る部分に合わせて、凸を付ける この3点を取り入れた本体を作りたいと思います。 翼 飛翔体について調べていた時に、飛行機には翼端渦が発生するということを知りました。 翼端渦とは、高気圧の空気と低気圧の空気が

          飛翔体研究(1.5)

          カタパルト研究(4)

          今回もカタパルトの研究についてまとめました。 前回の振り返り前回は形にすることを目標に、カタパルトの試作を行いました。 飛翔体を飛ばすことを考えると、威力に改善の余地が見られたので、今回は威力アップを目標に研究していきます。 また、前回作った飛翔体は風に抵抗するような形になってしまったため、新たに試作として作った飛翔体を使って、飛距離を研究したいと思います。 研究内容今回威力アップのために研究したのは ・ゴムの種類による飛ぶ距離の比較 ・ゴムのよりと威力の関係 この2点で

          カタパルト研究(4)

          カタパルト研究(3)

          今回もカタパルトの研究についてまとめました。 前回の振り返り これまで、モチーフを調べてはどう作るかを考え、結局諦めてしまうということが続いていました。 前回考えた飛翔体の大きさを元に、投石機モチーフのカタパルトを作る事にも挑戦しましたが、素材選びが適切でなく段ボールで作ったため、強度が弱くなってしまいました。 今回は、とにかく形にすることを目標に、既存の物を作りそこから学びを得ようと思います。 新しいカタパルト 色々考えた中で、可能性が一番高いと感じたゴムを使う方針

          カタパルト研究(3)

          飛行体研究(1)

          今回は飛翔体の研究についてまとめました。 飛翔体の大きさの条件はMAX縦・横・高さ30mm以内、MIN縦・横200mm以内 でなければいけません。 この条件に合わせて作った飛翔体試作品がこちらです。 アーチ状にすることで、中を空気が通る形にしました。 次回はこの試作品をもとに、カタパルトを作っていきたいと思います。

          飛行体研究(1)

          カタパルト研究(2)

          今回もカタパルトの研究についてまとめました。 振り返り 前回、投石機をモチーフにしたカタパルト案が出ました。 そこからどう作っていくか、色々考えていたのですが、先生からのアドバイスで大切な部分を見逃していることに気が付きました… それが、飛翔体の大きさ条件です。 飛翔体はMAX縦・横・高さ300mm以内、MIN縦・横200mm以内でなければいけません。 投石機をモチーフにした場合、かなりの大きさになってしまうということが判明したのです。 ということで、投石機の案は一旦放置に

          カタパルト研究(2)

          カタパルト研究(1)

          今回はカタパルトについて考えていきます。 今回モチーフにしたのは古代兵器として使われていた投石機です。 参考にしたのはこちらの動画です。 これをもとにスケッチしたものがこちらです。 ・飛翔体を入れるポケット部分を安定させるには ・真っ直ぐ飛ばせるか ・飛ばす角度の調整の仕方 などの課題が出てきたので、今後実践していきたいと思います。

          カタパルト研究(1)

          ー 段ボールの加工 ー

          今回は、段ボールを使って人が乗っても壊れない形を研究していきます。 1 段ボールの特徴段ボールはうねうねした形の中芯が、表ライナーと裏ライナーに挟まれた構造をしています。 種類はAフルート、Bフルート、Cフルートがあり、一番身近なものが引越しや果物入れの箱として普段からよく使われているAフルートと呼ばれるものです。 また、段ボールには向きによって力のかかりやすさがあります。 中芯が縦の場合は上からの力に強く、中芯が横の場合は横からの力に強いです。 2 実践今回は15

          ー 段ボールの加工 ー

          ー スチレンボードについて・実践 ー

          今回はスチレンボードを使って立方体を作っていきます。 1 スチレンボードとはスチレンボードとは、原料がポリスチレンの発泡板のことです。 スチレンボードが特殊紙に挟まれた構造になっています。 2 加工法スチレンボードは基本的にカッターを使って加工します。 切り方は主に3つあります。 ①1枚残し 1枚残しとは、スチレンボードの特殊紙のみを残すカットの方法です。 残った特殊紙で木口を隠すことが出来ます。 ② 45度カット 45度カットとは、45度にカットする加工方法です

          ー スチレンボードについて・実践 ー

          ー スタイロフォームの造形 ー

          今回は、前回説明したスタイロフォームを使い、実際に造形を行っていきたいと思います。 1 条件今回はこの図面をもとに、W45×D180×H90に収まる左右対称の飛行体を作っていきます。 図面をもとに考えたものがこちらです。 ・平べったい形にしたらどうなるのか ・曲線を取り入れたらどうなるのか この二点に着目して,紙から着想を得た形を考えました。 2 加工①スケッチをもとに、スタイロフォーム本体に印をつける (スタイロフォームが溶けないペンで印をつける) ②大まかな形に

          ー スタイロフォームの造形 ー