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知恵袋で「文章ヘタですね」と言われた中学生が書くことを辞めなかった理由

中学2年生の時。



当時、EXILEが流行っていて、ATSUSHIとか、TAKAHIROみたいなイケボで、セクシーに歌えるようになりたいなと思った私は、

「歌が上手くなる方法」というのを、今までの経緯を説明しながら、Yahoo!知恵袋に質問しました。



そうすると、一件の回答が。

「あなた、文章書くのヘタですね。質問の意図がよくわかりません。」



このままベストアンサーにしてやろうかと思いましたが、当時、思春期真っただ中の私は、ネットの冷たい言葉にひどく傷つき、しばらく知恵袋に質問するのを止めてしまいました。



そして、Lovers Againや、Ti Amoといったバラードナンバーをセクシーに歌えるようになることもありませんでした。



このトラウマもあってか、私の文章力というのは成長することはなく、読書感想文や、小論文、就活のエントリーシートなど、とにかく書く系の課題が嫌でした。



「自分の想いを言葉にのせるとか、アーティストじゃないんだからできるわけないじゃん。」と



しかし、私は文章を書くことと、なぜか切っても切れない縁があったんです。



それは社会人1年目。ラジオディレクターの仕事をしていた時こと。



ラジオディレクターの主な仕事は

  • 番組の原稿を書いたり

  • 流す曲を決めたり

  • 読むメールを選んだり などなど


この中で、一番大事なのが、実は原稿なんですね。



一見、パーソナリティさんがペラペラしゃべっているように感じるかもですが、スムーズに進行できるように、読みやすくて話しやすい原稿を書くことがとても大事なんです。



なので、私はここで、再び「文章を書く」と再会。

最初は「うわぁ、また会ったな!一生お前の顔は見たくなかったぜ!」と言いたかったですが…



仕事で文章を書いているうちに、だんだん"筆が乗る"みたいな感覚がわかるようになってきました。最初嫌いだったやつが、親友になるみたいな感覚です。



言葉をリスナーに伝えるのはパーソナリティさんの仕事ですが、その言葉を整理して伝わりやすくするのがディレクターの仕事です。



なので、私もリスナーさんに「いい番組を届けたい!」「楽しいと思ってもらいたい!」そう思って、原稿を書いていたんですが、そうすると、徐々に文章が好きになってきました。



で、タイトルにもある、私が文章を書くことを辞めなかった理由なんですが、それは


誰かに伝えたい!という感情がずっとあった

ことだと思います。



ちなみに、私はラジオの仕事に就く前は、いわゆるハガキ職人みたいなことをしていて、好きな番組によくメールを送っていました。



これが読まれると、めちゃくちゃ嬉しいんです。



耳元で自分のラジオネームを読み上げてもらうと、耳を「フーッ」ってされるのと同じくらい、鳥肌が立ちます。



なぜ私がメールを送りたいと思ったかというと、その話をパーソナリティさんに「伝えたかった」からです。



誰でも、人に話を聞いて欲しいっていう気持ちはあると思います。人間ですからね。



で、その気持ちがあれば、自然と文章って書きたくなるんですよ。



もちろん、物量をこなしたり、本を読むことで、文章力というのは鍛えられていくし、自分のセンスも磨かれていきます。



でも結局、一番大事なのって「伝えたい」っていうマインドなんじゃないかなと思います。



そのマインドさえあれば、拙い文章でも、読みにくい文章でも、伝わる人には伝わります。



幼稚園児の子供が、書いてくれる「おとうさん、だいすき」も、めっちゃ泣けてくるじゃないですか。私、未婚ですけどね。



恋愛だってそうです。



好きな人に自分の気持ちを伝えたいってなったら、自然と言葉がでてくるし、それが噛み噛みだったとしても、相手には伝わります。



私の初告白は中学2年生のときでしたが、「す、す、す、す、好きです!!」ってなりました。多分相手に想いは伝わりましたね。振られましたけど。



なので、私はこれからも「伝えたい」の気持ちを大切に、適度なユーモアも忘れずに(笑)



noteを更新していけたらなと思っています。


Ryotaro


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