焙煎日誌:ニカラグア・パカマラ サンタマウラ農園
こんにちは!クッキンコーヒーです。
まず、このコーヒーの紹介です。
農園名: サンタマウラ農園
生産者: JORGE CHAVEZ(ホルヘ チャベス氏)
生産地: ニカラグア共和国/ヒノテガ県
栽培品種: パカマラ品種
収穫時期: 11月〜2月
精製処理: Washed(水洗式)
スクリーン: 大粒豆
生産地は、ニカラグア共和国のヒノテガ県です。下の地図をご覧ください。
品種のパカマラですが、ニカラグアで多く栽培されているパーカス品種と、豆のサイズの大きさで知られるマラゴジーペ品種との交配種で、豆がとても大きく、品質の高さでも有名です。
パカマラのツリーはデリケートで、実の収穫量が少ないことでも知られていますが、その分ひとつひとつのチェリーに味が凝縮されているとも言われています。
このパカマラは標高1,050〜1,680メートルの火山性熱帯雨林に囲まれた、豊富な栄養を含む火山灰が多い水はけのよい土壌で生産されているようです。
また、ニカラグア国内の他の地域同様、この農園でもコーヒーはシェードツリーの下で栽培され、柑橘類やバナナ、カカオといった植物と一緒に栽培されているとのことです。
さて、生豆を見てみたいと思います。大きい豆ですね❗️上手に焙煎できるか不安になるくらいでした。
では、これからハンドピックをしていきます。クリアで雑味のないコーヒーにするために頑張ります。下が、欠点豆です。少しハンドピックが甘いかもしれませんが、欠点豆は少なかったですね。
では、これから焙煎です!
今回は、中深煎りで焙煎しました。酸味と苦味のバランスが取れた、一般的な焙煎度合いです。
私の場合は、中深煎りですと、シティローストを狙って焙煎しています。シティローストは2ハゼが始まったぐらいの焙煎度です。(はぜとは、焙煎によって豆の内部が熱によって膨張し割れることです。1回目のはぜと2回目のはぜがあります。1はぜは「パチパチ」、2はぜは「チリチリ」という音がします。)
焙煎後に、ハンドピックをします。味わいをクリーンにするためです。煎りムラのある豆などを取り除きますが、欠点豆はありませんでした。
では、このコーヒーはどのような風味なのでしょうか。
トロピカルフルーツやピーチのような風味を楽しめました。また、とてもクリーミーでコクがあり、アフターテイストとして緑茶のような渋みも感じました。口に含んだ時の質感がとてもクリーミーなので、酸味はありますが、強く感じさせることなく、まろやかで口当たりの良さがあります。また、時間の経過とともに、テイストが複雑に変化するようで、面白みも感じるコーヒーです。
まとめると、南国のフルーツを思わせる甘みがあり、とてもクリーミーでコクのあるコーヒーです。
パカマラは、値段が比較的高めですが、よろしければ、ぜひ味わってみてください!
ここまで、お付き合いありがとうございました!
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