見出し画像

書くための読書③ 『ペスト』

海外モノを読みたいと思い、ネットで調べていたら目を引く表紙があった。
私が本を買うとき半分くらい表紙で買ってしまいます(笑)

本屋に向かうと店頭にこれが横並びしていた。

あらすじをさらっと見て、そう言うことかと悟った。こんなにタイムリーな内容だとは思わなかったのだ。


疫病って人類と共に生きてきたんだな。歴史を振り返るといつの時代もそうだったように、今後も何十年、何百年のスパンで繰り返されていくんだと思う。
今はコロナがあるけれど、これもピークを迎えたら衰退して、また別の大病が流行り出しての繰り返しだろう。

この小説は一言でいうと、読むのに骨が折れた。
書かれている人物の心情が難し過ぎて、なかなか掴めなくてじっくり読んだので、私にとってはとても重い作品だった。内容もしかり。

そして、翻訳がこれまた読み取るのが難しくて、一文を二往復くらいしながら読みました。
これを読み切ったら『abさんご』以外の小説は読めると思う(笑)


最後に、医師リウーのカッコイイと思った言葉を載せたいと思います。

「この世の秩序が死の掟に支配されている以上は、おそらく神にとって、人々が自分を信じてくれないほうがいいかもしれないんです。そうしてあらんかぎりの力で死と戦ったほうがいいんです、神が黙している天上の世界に眼を向けたりしないで」


この記事が参加している募集

#読書感想文

188,357件

よろしければサポートお願いします!書いていくモチベーションになります(^-^)