大量に飲める女性たちへメッセージ(プチ葛藤あり)

2016/02/29

昔のお仕事のお友達とのいわゆる同窓女子会へ参加。
みな私とほぼ同じ40代後半。
途中で帰った人、後から来た人など、参加人数は約12,3名、独身が半分。

メンバーの3/4が死ぬほど酒に強い。美味しいこだわりのワインを持ち寄り、セレブっぽい酒に合うおつまみ、メインとともに飲み続ける。

私もかつてはこの同期会でワインを飲んでいた。しかし4~5杯で飲めなくなる私はこの中では「飲めない人」「下戸」なのだった。

かつてこの飲み会に何度も参加してとてもおいしく楽しく飲んでしゃべっていた。
つぶれて具合が悪くなったことは若い時に1度。

それ以降は具合が悪くはならないがお酒が美味しく何杯飲んだかわからなくなり、どんどんグラスに注がれるので(拒否すればいいのだが美味しいから飲んでしまうのだ)危険な会だなとは思っていた。

この飲み会の日を月2回飲酒日の1回にしてもよかったが、それほど飲みたくない、というかこのメンバーの中で飲みたくなくなって飲まないことにしたのだ。全然飲みたいと思わなかった。美味しいイタリアンの店とわかっているのに。

すごい進歩だと思った。
私はわざと車で行くことにして同じ方向から店に向かうメンバーの送迎を申し出た。

しかしまず、飲むメンバーは全く何も悪くないということを強調したい。みないい人たちで素晴らしい魅力的な女性たち。教養もあり年収も高く料理も上手。そう、私の大好きなおしゃれな料理をいっぱい知っている。美味しいものも海外の素晴らしい場所も。

さて、そんな人たちが選んでくれたワインをお店に持ち込み美味しいチーズと料理で飲み会がはじまった。(ワインが有料持ちこみ可能店だった)。

私はノンアルコールビールだったが料理はおいしくて会もまあまあ楽しかった。
自分で驚いたのはどう見ても酒飲み向けのメニューを前にしても「飲めたらどんなにいいか」とは思わなかった。

これはプレアルコホリックとの死闘の末勝ったこととサイキックにお酒を飲む憑き物を抜いてもらったことが奏功したのだ(これは疑問だが)と感謝している。本当にすごい変わりようだ。

しかしこのグループの女性は酒に強い人が多い。私はしらふでまじまじと観察していたから間違いないが750mlのボトルワインを4時間ほどで1人2本半は飲んでいる。しかも彼女たちがほとんど具合悪くなったり酔っぱらってろれつが回らなくなったりしていないのだ。

そのうち1人がつぶれて眠ってしまったが具合がわるくなって吐いたりはしていない。つぶれてしまった人は本当に心配だったが、私もそれほど強くはなかったので、飲んだ時はこんな風に酔ってしまったのだろう。
あ~恥ずかしいとも思った。

しかし2本半ボトルワインをどんどん飲む人に対しては、死ぬほど羨ましいのもあるけれども、このひとたちは生まれつきの体質が違うんだろうなと思った。

そういう人が私の周りにこんなに集まったと。

今回は週末の会だったが、前の日も前々日も飲み会だった人が飲むメンバーの半数以上いた。

当然のことながら、この「酒に強いひとたち」はアルコール依存症ではない。プレ依存症でもない。身体、臓器、どこも悪くない。ばりばり働き自己実現をし、趣味や休暇の楽しみも充実してみな人生を楽しんでいる。

話の内容からもそれがよくわかる。酒の勢いもあって年齢にそぐわない恥ずかしい話もしていたけど今はあまり年齢に関係なく自由を楽しむことが素敵とみなされるからまあいいのだろう。

私は、酒を飲まないと時間を持て余してしまうことを知った。ほとんど自分の話はしない。できない。

なぜなら膨大な洗濯掃除に打ちのめされズタズタになり

質より量の大量節約食事を作りを続けて

ワインさえも飲まなくなった私の生活は

彼女たちから見たらなんの面白みもないことだらけだろう。




私は先に店を出た。

出るときに飲むメンバーの一人から

「えりちゃんも飲めるときにまた飲みに行こうね」と言われて

あいまいな返事をして帰った。


正直もうこのメンバーと飲むのはいや。

すごくいい人なのになんでこんなことを思ってしまうのだろう。。。。。



彼女たちへ拍手とともにメッセージ。

どうか一生楽しんで飲んでくださいね。



決してアルコール依存症なんかになることなく

ずっとワインを楽しんで飲んでください。

私のようなプレ依存にもなってはいけませんよ。

医者から止められるような体になってもいけません。

どうかどうか、このまま楽しく死ぬまで

美味しいワインを飲んでください。


帰りの車で"Greenday"を聞きながら歌って

飲み会というものに出ても体調が悪くならずに車で帰れるのは

とても幸せだと思った。下り坂をぐ~~んと気持ちよく降りていきながら。


翌日メンバーのひとりに業務連絡をしたところ私が帰った後も飲む人は飲み続けたらしい。

すごいねぇ。

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