嘉殿エリサ

30代にワインを飲みすぎ、アルコール依存症0.5歩手前の崖っぷちから戻ってきました。そ…

嘉殿エリサ

30代にワインを飲みすぎ、アルコール依存症0.5歩手前の崖っぷちから戻ってきました。その後、節酒を9年続けているプレ・アルコホリックの女性です。あっちへぶつかりこっちで転び、その紆余曲折の記録。節酒はできます。ア依存にならなければ。始めるなら今でしょ。無言フォロー失礼します。

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  • アルコール依存症0.5歩手前の崖っぷちから引き返す

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残したボトルワインはお持ち帰り

ご無沙汰です。 3か月間更新できませんでした。今年の夏の気が狂いそうな暑さのせいにしてしまおう^^。 前回は少し堅苦しい話になってしまたけれど、あの方法で節酒は続いている。飲むのは週に1回週末、または10日~2週間に1回。 ラッキーなことに、近所のジョリーパスタにアルコール度数9%のスパークリングワインを発見したのだ。辛口で美味しい。そして値段も安い。なので夕食が外食のときはジョリーパスタに行くことが増えてきた。 これまで書いたように、ゆっくりゆっくり飲む。ちびちび飲む

    • 節酒は計算、計算、時計とにらめっこ

      2020/10/25 お陰様で冠攣縮性狭心症と神経痛は寛解期に入り、だいぶ楽になった。治ったと言えず寛解期というのが悲しいが。 前回紹介した節酒本に従って、順調に節酒は進んだ。 その本は 「あなたの飲酒をコントロールする」 副題ー効果が実証された「100か0」ではないアプローチ ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス著 金剛出版 トップの写真のようなメモを取りながら慎重にワインを飲んだ。この方法で飲めば苦しくないし気分が悪くなることは絶対にない。本当にすごい

      • わが人生最悪の体調・病(2)

        2020/09/29 (1)の最後に書いた素晴らしき減酒本、それは 「あなたの飲酒をコントロールする」 副題ー効果が実証された「100か0」ではないアプローチ ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス著 金剛出版 A4判で厚さ2㎝くらいある分厚い読み応えのある本だ。様々な実験・実証データに基づいた研究者の本であるだけあって、アルコール依存症になっていなければこの本で酒のコントロールはできるだろう。と私は思う。現に私は約4年ほどこの本の方法で苦しまずに酒を減らせ

        • わが人生最悪の体調・病(1)

          2020/08/19 2019年秋より不眠は増悪し、徹夜をしても薬を飲んでも眠れない日が増えてきた。 そして、2020年初頭よりついに私は寝たきりになった。世界はコロナウィルスで騒ぎ始めていたが、私は自分の身体がこれまで経験したことがないほどダメージを受けたのでどうでもよかった。当然、飲酒欲求は全く起きなかった。1回目の寛解期が夏だったため、半年断酒予定のところ、らくらく1年断酒ができた。なんの自慢にもならない。 1月から様々な病院で検査をしたが初夏まで原因不明、症状だけ

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        • アルコール依存症0.5歩手前の崖っぷちから引き返す
          77本

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          典型的ではないプレ・アルコホリック

          2019/10/04 これまで「ワインを飲みたいのはその味が好きだからだ」と再三書いてきた。これは100%本当だ。全くのうそ偽りはない。しかし、味が好きということだけでプレアルコホリックまで行く人間はあまり多くはないらしく、理解してもらうことがかなり難しい。 「ワインは口に入れるものの中で私が最も愛するものだ」 どこをどう掘っても飲む理由が他に見つからない。それでもワインは依存性・中毒性のある薬物なので扱い方を誤れば他の理由で酒を飲みすぎる人同様に痛手を被るのだ。 「味

          典型的ではないプレ・アルコホリック

          「高機能アルコール依存症を理解する」を読んで

          2019/09/01 1人ぼっちの期間断酒は変わらず続いている。 わたしは大酒飲みグループからはほとんど、いえ全く声がかからなくなり、実質友人の80%を失った。 そのことと、ワインという親友を失った寂しさと悲しみが時々私を襲う。 そんな折、とても興味深い本に出会った。 「高機能アルコール依存症を理解する」ーお酒で人生を棒に振る有能な人たち セイラ・アレン・ベントン箸 星和書店 著者は有能なア依存症当事者である。 本書によると「高機能アルコール依存症」とは 仕事

          「高機能アルコール依存症を理解する」を読んで

          睡眠障害について

          2019/8/19 一度知らせておきたい。私は酒を睡眠薬代わりに使ったことはない。 初めて断酒したとき極端に眠れなくなったことはない。しかし、40代前半から眠れない夜が増え、漢方薬を婦人科でもらったり、アロマセラピーなどで改善を試みたが、徐々に、ゆっくりと不眠の頻度は増え悪くなってきた。若い時から寝つきは悪かったが。 よく、酒を止めてぐっすり眠れるようになったとか眠りの質が上がったという話はよく聞く。しかし私は変わらなかった。眠りの質が良くも悪くもならなかった。飲む人間

          睡眠障害について

          Chapter 4 再び断酒、体調悪化、病、そして減酒本との出会い

          繰り返すがやはり自己流節酒は無理があった。 2014年まで15年ほどワインを飲み続け、ついに最悪の酔いに襲われてから、アルコールについて様々な関連サイトや本を読み、知識も少しは得ていた。 しかし、いざ自分の飲酒回数が増えるにつれ、だんだんと脳内報酬系に振り回されて上手く行かなくなった。 私は飲んでも家事・仕事はやっていて穴をあけたことはなかったため、最悪の酔いに襲われて苦しみぬいた日のことが「底つき」体験と言えるかは分からない。しかし、私は2度目の最悪酔いを経験した。これ

          Chapter 4 再び断酒、体調悪化、病、そして減酒本との出会い

          その後数年の経緯(2)

          自己流節酒の失敗・敗北 そして突然、自己流節酒の敗北の日が訪れた。2019年、楽しい夏の旅行中の夜にホテルの近くで外食し、楽しく美味しく飲んで、花火を横目で見ながらホテルに帰ったあと、最悪レベルの吐き気と酔いに襲われたのだ。吐き気や苦しい酔いを超え、脳が破裂しそうだと感じ命にかかわるかもしれないと思った。数時間ホテルのトイレで苦しみぬく悪酔い。水を2リットル近く飲んだが、アルコールは代謝されないものだ。そして吐けない。どんなにがんばっても吐けない。救急車を呼ぼうかと思った。

          その後数年の経緯(2)

          その後数年の経緯(1)

          やはり自己流には無理があった、と判明 その後の日々のことを記せば、大方「月2回の厳しい基準を私は守って飲んでいる」→「飲む」→「飲み過ぎてしまう」→「お腹をこわす」→「どうしてこんなに酒に弱いんだ、胃腸も弱いんだと嘆き騒ぐ」日記がつらつらと続く。 確かに月2回の掟は死守してきた。しかし時にはブラックアウトする(記憶をなくす)、吐き気がすごくて苦しむなど、よろしくない状況に陥ることもあり、あまりいただけない。 そして、ワインを愛し、これに執着し、今月はあと何回飲めるだの飲

          その後数年の経緯(1)

          この節酒方法は正しいのか???

          2016/05/11 先月(4月)は月末に1回しか飲まなかった。そのときの量はワインをグラス3杯をゆっくりと。1ヶ月半ぶりの飲酒だった。適量を守っていたにもかかわらず翌日お腹を壊してしまう。 家の絨毯を3/4取り換えることになり、家の中の荷物を大幅に移動する事になった 荷物の移動で肉体労働。人間フォークリフト状態でしかも家から出られず鬱のような日もある。腰痛は元より肩、頸の痛みも耐えられない。 鍼の小山田先生に先月の施術をキャンセルされたのが痛みに拍車をかけた。 色々な

          この節酒方法は正しいのか???

          「悪魔のようなあなた」

          2016/04/09 2014年4月に急激に減酒したとたん始まった腰痛が時々耐えられないレベルに達する。 昨年初めて受診したY市のオステオパシーはとても良かった。オステオパシー+フラワーエッセンスという、ちょっと変わった治療院だが。 2月に牡蠣のノロウィルスであたってからまた痛みがぶり返してしまったので、そのオステオパシーの御嶽(みたけ)先生に予約のメールを出した。 するとやはりカウンセリングだけでなくフラワーエッセンスもしたほうがいいと言ってきた。 昨年初回のカウン

          「悪魔のようなあなた」

          飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(2)

          2016/03/19 (1)の続き。 私は断酒したこと、節酒した経緯はここでは話さなかった。酒をなめる程度の私(このグループの飲酒量にしたらそうだ)がプレアルコホリックだなんて言ったって誰も相手にしないからだ。 会話の中で、最近教えてもらった美味しいノンアルのシャンパンをみつけた話をした。そこからノンアルコール飲料のことが話題になった。 1人のお酒に強い女性が 「ノンアルコール飲料なんて美味しくない。あんなもの飲むなら飲まないほうがマシだ。」「だいたい宴会に出て『私

          飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(2)

          飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(1)

          2016/03/19 また飲み会にノンアルコールで参加。 こちらもここ20年位の友人の女性たちの会。私と同じ中年女性たちだがやはりみんなよく飲む。本当に大量に飲む。 15人ほどのメンバーの3/4が大量に飲酒。60代に差し掛かったかと思われる人もいるが飲酒に関して全く衰えることがなく、もちろんアルコール依存症にもならず、身体もどこも悪くない。 全く飲まないのは私ひとり。 20年前、私はこのグループに少し遅れて加わったのだが、飲み会でワインをちゃんと飲んで楽しんでいたの

          飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(1)

          大量に飲める女性たちへメッセージ(プチ葛藤あり)

          2016/02/29 昔のお仕事のお友達とのいわゆる同窓女子会へ参加。 みな私とほぼ同じ40代後半。 途中で帰った人、後から来た人など、参加人数は約12,3名、独身が半分。 メンバーの3/4が死ぬほど酒に強い。美味しいこだわりのワインを持ち寄り、セレブっぽい酒に合うおつまみ、メインとともに飲み続ける。 私もかつてはこの同期会でワインを飲んでいた。しかし4~5杯で飲めなくなる私はこの中では「飲めない人」「下戸」なのだった。 かつてこの飲み会に何度も参加してとてもおいしく

          大量に飲める女性たちへメッセージ(プチ葛藤あり)

          葛藤(1)そして最悪の酔い寸前まで行った

          2015/12/15 先月サイキックの人に酒飲みの憑き物をとってもらってから?なのかどうかは定かではないが、とにかく飲み会の誘いが本当に辛く、断るのが面倒になった。せっかく声をかけてくれているのにという思い。 「大酒グループ」ではない人たちからの誘いは全く飲まなければいいので苦にならないし、元々昼は飲まないので、ランチ会なら何とも思わない。しかし、大酒グループからの誘いが心苦しいのだ。私の仲のよい友人はほぼ大酒飲みが多いのだが。 昨年の完全断酒期にはグループのメーリング

          葛藤(1)そして最悪の酔い寸前まで行った