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その後数年の経緯(2)


自己流節酒の失敗・敗北


そして突然、自己流節酒の敗北の日が訪れた。2019年、楽しい夏の旅行中の夜にホテルの近くで外食し、楽しく美味しく飲んで、花火を横目で見ながらホテルに帰ったあと、最悪レベルの吐き気と酔いに襲われたのだ。吐き気や苦しい酔いを超え、脳が破裂しそうだと感じ命にかかわるかもしれないと思った。数時間ホテルのトイレで苦しみぬく悪酔い。水を2リットル近く飲んだが、アルコールは代謝されないものだ。そして吐けない。どんなにがんばっても吐けない。救急車を呼ぼうかと思った。

夫はホテルに帰るなりすぐに寝てしまったため、この事の終始に全く気付かなかった。

ワイン1本を夫と半分ずつ飲んだだけなのに。アルコールのパーセンテージが高めだったのと飲むピッチが速すぎたのだ。
この日は夜中の3時ごろまで苦しみ抜き、なんとか朝方に床に就いた。吐けない自分を呪いもしたが、それよりも酒をコントロールできなくなったことに深い悲しみを感じ、私は自己流でやった節酒に失敗したと認めざるを得なくなった。

チェックアウトしなければならなかったためほとんど寝られず、朝バタバタとホテルを出た。

半年断酒してよくよく考えよう


それからまたわたしは断酒した。半年完全断酒。これでも自分に厳しいところがあるので、そう決めたら絶対飲まない。

以前のように酒に飲まれるほど飲んだら、また半年断酒しようと決めていた。しかし、本当にこんなことになるとは。

そうして2度目の半年断酒がはじまった。実際は半年ではなく1年断酒することになるのだが・・・・。





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嘉殿エリサ
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