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「全部うまくいく気がする」愛あるお弁当には、不思議な力がある。

2021/11/7 映画記録no.43「461個のおべんとう」

今日は、一日お休みだったので朝から色々しました。
部屋の掃除して、要らないものをメルカリに出品して、
本を片付けて、洗濯物を干して…
まー、いつもしていることと何も変わらないんですけどね。笑

お昼過ぎくらいから、この映画を見ました。
お弁当シリーズって個人的にとても好きなんですよね。
私自身も、母親に学生時代ずっとお弁当を作ってもらってきたので、
その思い出と重なって、どうしても見てしまう。

ほっこりストーリーなので、
想定外のことなんて滅多に起こらないですが、
今回の作品は、父親と息子の物語なのでいつもと少しだけ違った気がします。

普通だったら、母親と息子とか。
「嫌がらせ弁当」という作品では、母親と反抗期真っ只中の娘でした。
だから、今回父親がお弁当を作るというストーリーが珍しいな、と思って、
見てみようと思ったのも1つの理由です。

今日は、こちらの作品について書いていきたいと思います!


作品について

親から子へ送る、3年間の“おいしいラブレター”
手作りのおべんとうを通して、作ってくれた人の顔が浮かんだり、心が温かくなったことはないでしょうか。想いを伝える、おべんとう。自分で作ってみて初めて気づく、小さな幸せ。そんなおべんとう作りを3年間=461個、毎日欠かすことなく続けた人気ミュージシャンの父親と息子の心温まる実話に基づく物語。
原作は、今年結成30周年を迎える音楽ユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美が、息子との実話を綴った「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」。「料理本で泣いたのは初めて」「家族の意味を考えさせてくれる」など、読者から大きな反響を呼んだエッセイの原作者でありミュージシャンの渡辺は、音楽面でも作品に参加。本作の為に書き下ろした楽曲を、劇中バンドのメンバーである井ノ原快彦、KREVA、やついいちろうの3人が演奏する本格的なライブパフォーマンスにも注目です。さらに、井ノ原&道枝のふたりが主題歌をデュエットするなど、エンドロールまで目が離せません。

エンドロールに流れたデュエット、最高でした。
イノッチかっこいいし、道枝くん可愛いし、
2人が向かい合って戯れ合っている姿が本当の親子に見えて、
そんな2人が微笑ましかったです。


一樹の想いを詰めたおべんとうが、虹輝に「ひと」としての成長をもたらしていく。そして息子が前向きに歩み始める姿を通して、自分にも変化が起きていることに気づく・・・。もしかしたらきっとおべんとうには、“言葉以上のチカラ”があるのかもしれない。
おべんとうを通じて次第に変わっていくふたりの関係。そして、461個目のおべんとうが繋いだ先にある明日とは・・・?

全部うまくいく気がする。――そんな活力みなぎる栄養満点ムービーが出来上がりました!

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彩鮮やかなお弁当ばかり

本作品で出てくるお弁当。
本当に美味しそうなお料理ばかりで、見ていて食べたくなりました。笑

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特に、「卵焼き」ですね。
他のどれをとっても、卵焼きに勝てるおかずはない!
と作品の中で言い切るくらい、大切に描かれていました。
紅生姜や大葉などを入れているシーンがあるので、
おそらく、だし巻き卵なのかな?と想像していますが、
大きくカットされた卵焼きを頬張る姿、
そしてその後、思わず微笑んでしまう表情がとても印象的でした。

卵焼きに目がいったのは、
私自身の思い出も重なっていたからだと思います。
母が作ってくれるお弁当には、必ず「卵焼き」が入っていました。
私の家は、だし巻きではなく「甘い派」です。
祖母も甘い卵焼きを作り、母の兄・叔父も甘い卵焼きを作ります。
代々受け継がれた甘い卵焼きが、私のお弁当にも入っていました。

私にとっても、卵焼きは特別でした。
母が作る卵焼きは、フワッフワで、トロットロで、ほんのり甘くて、
大好きな味です。1番大好きなおかずです。
いつも2個くらい入れてくれるので、最初に1個食べて、
1番最後に残りの1個を食べるのが、
無意識に自分ルールみたいになっていた気がします。笑

愛あるお弁当には、不思議な力がある

高校3年間、息子のために461個のお弁当を作った父親。
父親の愛が込められたお弁当を、461回食べた息子。

高校3年間の中で、息子の元には色々な出来事が起こります。両親の離婚に始まり、恋を成就させようとダイエットを決意しますが、告白する間も無く失恋、大学受験でのストレスと抱え友人らとぶつかって、自分の中で沢山の葛藤を繰り返し、でもそんな日々でも父親は毎日お弁当を作ってくれます。

「いってらっしゃい!」って、
イノッチのクシャクシャ笑顔が送り出してくれる。
(ちなみに、どうでもいいですが私はイノッチの目尻の皺が好きです。笑)

お互い交わす言葉は少なくても、
「お弁当」を通じて、気持ちを送り合う2人。
父親と息子って、どんな感じなんだろうな〜なんて思いますが、この作品は実話です。
こういう親子が実際にいたんだと思うと、なんだかほっこりします。


道枝くんが、最後に「全部うまくいく気がする」って言うんです。
その気持ちに私はとても共感しました。

私も、高校3年間、母親にお弁当を作ってもらっていました。
となると、私も461個のお弁当を食べていたことになります。
部活とか、塾とか、そういう時も作ってもらっていたので、
数はそれよりも多いと思いますが、
改めてちゃんとした数をこうして見ていると、
そんな食べていたのか!と驚きの気持ちがある一方で、
ありがたいことだなって改めて思いました。
1人暮らし8年目を迎える今は、尚更そのありがたさを痛感します。

お弁当って不思議です。本当に「全部うまくいく気がする」んです。
なんでもない日のお弁当も、良いことがあった日も、
嫌なことがあった日も、受験の時に食べたお弁当も、
その時々で食べる時の状況は違いますが、
食べた瞬間「どうにかなる。きっとうまくいく」そんな気持ちになります。


この作品を見ながら、学生時代を思い出しました。
私も、大好きな母のお弁当がまた食べたくなりました。
そして、あの「卵焼き」を私も作ってみたくなりました。

お弁当っていいですよね。
おかずは冷たいんだけど、温かい。
表現は難しいですが、分かってくれる人はいると思います。笑

年末、実家に帰る予定です。
その時に「卵焼き」教えてもらおうかな。

心がほっこりする、本当に素敵な親子の物語でした。


おりょう☺︎

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