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手紙に救われた、私の青春時代。#部活の思い出

2021/6/13 「お題に参加します。」#部活の思い出

今日は本当は、「映画記録」なんですが、最近映画を見ていないので、
今日は、このハッシュタグについて書いていきたいと思います。

ただただ、過去を思い出して書いているだけですが、もし興味がありましたら、読んでいただけると嬉しいです。


今でも大切な、お守りの手紙。

高校2年生の最後、3年生が引退すると同時に、
私は、放送部の部長になりました。

中学の時は、部長を支える影の副部長だったし、
クラスの委員会とかでも目立たない植物係とかしていたので、
部長に選ばれた時は、正直悩みました。
こんな私に務まるのか、まとめられるのか、
しかも、文化部としては結構部員が多かったので、
尚更、私にできるのか、なんで私が選ばれたのか、不安で仕方なかった。

でも、「手紙」で救われました。

ある相手から、これまで2通の手紙を貰ったことがあります。
その相手は、放送部の1つ年下の後輩です。
1回目は、卒業式の時。
2回目は、大学時代で再会し、福岡で、ご飯を食べに行った時。


1回目。

私が高校3年生の時、
1番最後の大会、もし負けたら、その日そのまま引退が決まる大会で、
同級生4人、後輩18人?だったかな。
部員全員に、1通の手紙を書いて、それぞれに渡したんです。

どんな内容を書いたか、もう何も覚えていませんが、その後輩は、私の卒業式の時に、手紙を書いてくれました。

今も、ちゃんと手元にあって大切に持っています。なんと便箋びっしり、4枚もあるんです。笑

この手紙の中には、私を救ってくれる言葉が綴られていました。

「最後の大会で貰った手紙が、本当に嬉しくて、
部活で弱気になった時も、息詰まって自分が分からなくなった時も、今でもずっと、私を励ましてくれるお守りになっています。」
「全部責任を負って、私たちには優しくも厳しく、言葉を投げかけてくれました。
実は、1番心に響いて怖かったのは先輩の言葉でした。
でもそこには、本当の優しさを感じることができて、さらに尊敬した瞬間でもありました。」

私にできているか、ちゃんと部長として役を果たせているのか、ずっとずっとずっと不安だったから、この手紙を貰って、良かったのかな、ってやっと前向きになれました。

こんなに多くの相手に対して手紙を書くのも初めてだったし、
こんなに多くの相手に対して、ちゃんと向き合ったのも初めてで、
何もかもが初めてで、自分なりに奮闘した部長としての時間が、報われたような、助けられたような、そんな気持ちになりました。


あと、彼女が好きな漫画のワンシーンの言葉も書かれていて。

「もし、あそこで立ち止まっていたら、道を曲がっていたら、小石に躓かなかったら、寄り道をしなかったら、立ち止まらなかったら。
正しかったと思った私も、間違えたように思えた私も。私はいつも私らしかった。
君も、彼も、誰も、みんな、これで良いんだよ、と。」

この言葉に続いて…

「どこへ行っても、先輩は先輩です。後悔しない道を歩いてください。
先輩は先輩らしく、Smile全快で!!」

本当に救われました。
彼女の言葉は、私の心に染み込んでいって、涙が止まりませんでした。
卒業式中は、涙なんて出なかったのに、教室でも泣かなかったのに、
後輩から貰った手紙で号泣しました。笑


2回目。

大学2年生だったかな。
この後輩が福岡の大学に進学したことを知ってから、連絡をとって、ご飯に行ったんです。もう4年くらい前の話ですね。

ご飯を食べ終わって、お別れをするときに、
後輩がサッと封筒を渡してくれて、
「うわー、やられた(笑)」って思いましたね。
また、この子に泣かされるわーって思いながら、
帰りに電車の中で、手紙を読んでしまい、案の定泣きました。
電車の中だったので号泣は我慢しましたが、割と結構泣きました。笑

「夢を叶えた先輩、もしかしたらまた違う夢を見つけた先輩、どんな方向でも、先輩らしさで生きる姿を示すことこそが、人の心を動かす人になれると思います。もっと頑張ろう、負けちゃダメだと常に心を動かされているファンがここにいます。」
「先輩の夢が、必ずいつか叶うと私は思ってます!先輩は、私の居場所で大切な存在です。
すでに頑張っている先輩に相応しい言葉ではないかもしれないけど、あえて言います。がんばれ!!!
PS、一番のファンがここにいること忘れないでね♡」

この時は、私はアナウンサー試験で、
心も体も疲労に包まれていた時期で、本当にその真っ只中で。

そんな状態で、後輩に会えたというだけでも嬉しいのに、最後にこの手紙。
自暴自棄のようになっている状態で、精神的にも不安定で、そんな中、こうやって自分のことを想ってくれる存在がいるってことが、
本当に心強くて、頼もしくて、それだけで私は大丈夫だと、
まだ頑張れるって、そう思わせてくれました。


手紙に救われた、私の青春時代。

高校3年間の間で、数え切れないくらい、マイクの前に立ちました。
沢山の景色を、マイク越しに見てきました。
今思うと楽しかったですが、当時の私は、責任と緊張で、押しつぶされそうになっていたことを、思い出します。

もともと、人前に立つことが苦手で、ずっと避けてきました。
無意識に1番後ろに立ってしまうことが多いから、
かろうじて覚えている景色といえば、友人の後ろ頭ばかりです。

そんな私が、高校時代「部長」という席に座らせてもらったことで、ガラリと景色が変わり、本当に多くのことを学びました。


ちなみに、当時の私には、目標としていたリーダーがいました。
リーダーって、全員が全員、引っ張るタイプじゃなくてもいい、隣を一緒に歩いて、後ろからメンバーをそっと支えるような、
そんなリーダーもいると、そう教えてくれたのが、嵐の大野くんでした。

だから、多分、私は「部長っぽい部長」ではなかったと思います。でも引っ込み思案な私にとって、その「っぽくない」という位置が、本当に心地良かった。


苦しかった時もあったけど、
後輩から手紙をもらって以降、
あの時、「部長になる」と決断して良かったなと、そう思います。

2回目の手紙を貰ってから、その後地元で会いましたが、それから後輩には、一度も会っていません。

今年の誕生日の時に、LINEでおめでとう、とは伝えましたが、やっぱり直接会いたいです。
今もなお、あなたに貰った2通の手紙は、私のお守りになっているよって、
直接言いたい。ありがとうって言いたい。

安心して会えるようになったら、
今の思いを便箋5枚くらいに込めて、手紙を渡したいと思います。

あなたがいるから私は頑張れているよって、
あの時の手紙が、今もずっと私を支えてくれていて、頑張る活力になってるよって、伝えたい。

元気かな、近いうちに会えると嬉しいです。
いつになるか分からないけど、元気でいてね。私も元気でいるから。いろんなこと楽しんで、いろんなこと頑張るから。

あなたのおかげで、私がいます。
だから、どうか、元気でいてね。


おりょう☺︎

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