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深掘り! イッテQにも出演。大型海洋生物と泳ぐ水中写真家・越智隆治さん [前編]

2020年7月のプレイベントには700名余りが来場した、
ダイバー・ダイビングショップ・海洋研究者・環境活動家と、海の魅力や今・未来について直接話せるオンラインイベント
Online Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)2020が、緊急事態宣言にも負けず、2021年1月15日(金)〜17日(日)の3日間をかけて開催されます。

whaleのコピー

▶イベントに参加したい!という方はこちらをご覧ください


ご自分のお住いの場所にいながら、
世界中で活躍するダイバーから世界中の海や海の生き物の面白い話を聞いたり、
海洋研究・環境活動に関わる専門家と、海の今や未来について話したり、

ダイバーもダイバーじゃない人も、

・海で遊ぶのが好き
・海を見るのが好き
・波の音が好き
・海の生き物が好き
・海で働いている
・海のことをもっと知りたい
・きれいな海を子どもたちに残したい

そんな方がどなたでも、しかも[無料で]参加できるイベントです。

今回は、

主催の株式会社United Oceansの代表であり、このイベントの発起人のお一人、メディアでもご活躍の水中写真家、越智隆治さんに、イベントの魅力と、世界中の海に潜って来た越智さんが見てこられた海と地球と人について深掘りさせていただきました。

越智さん

◆水中写真家 越智 隆治さん

その前に、越智さんのプロフィールを簡単にご紹介。

(お名前を聞いただけではピンと来ておらず、お話を聞く中でテレビ番組で拝見したことがある方だと思い出してびっくりしたのはここだけの話です。あなたが知っている番組やお名前があるかもしれませんね。)

越智 隆治(おち たかじ):水中写真家、株式会社United Oceans代表
産経新聞写真報道局(潜水取材班)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。自然環境をテーマにした取材やイルカの撮影などを行う。
ダイビング経験本数8500本以上。
現在は、クジラやサメ・カジキ・マナティなど、大型海洋ほ乳類や魚類と一緒に泳ぎ撮影するという活動を、世界中の海をフィールドにして行っている。
<出版物>
・『イルカと友だちになれる海』(小学館)
・『まいごになった子どものクジラ』(小学館)
・『海からの手紙』(青菁社)他
<メディア出演>
・CBC(TBS)特番 『伊藤英明が大接近!奇跡の海のザトウクジラ〜いのちの星の親子たち〜』(2015年 出演、水中撮影)
・TBS 『テレビ未来遺産・地球絶景ミステリー スリランカ編』(2015年 出演、水中撮影)
・日本テレビ イッテQ 『オーシャンズ金子のカレンダープロジェクト in トンガ』(2018年 撮影、コーディネーター、出演)他

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◆水中写真家としてのお仕事を深掘り!

水中写真家ってどんなお仕事なのでしょうか?写真を撮って、その後は?
まずは、水中写真家としてのお仕事について伺いました。

(越智さん)ーーーーーーー

大物海洋生物と泳ぐ

もともと新聞社の写真記者だったんですけど、そちらを辞めて、海の方をメインで、大物海洋生物と泳ぐ(撮影も兼ねて)というのを始めたのが25年くらい前です。

今は、イルカクジラだけじゃなくて、カジキとかアシカとかサメ系とか、大物の海洋生物と泳ぐというのを、世界中でやっています。

撮影以外の活動としては、写真展の開催や、写真集・子ども向けの写真絵本などの作成、雑誌やテレビ映像に撮った写真を販売することもあるし、テレビに出演することもあります。

最近よく話すのは、イッテQでトンガでオーシャンズ金子さんが来て撮影するのをガイドをして水中の撮影を担当してとか、伊藤英明さんが鯨と泳ぐというのをサポートしたりとかというのもありました。

伊藤英明さんとの出演・オーシャンズ金子さんとの一コマ

俳優の伊藤英明さんとのホーエールスイムの様子は、こちらのページで紹介されていました。大迫力のロケの様子も公開されています。

イッテQのオーシャンズ金子こと、タレントの金子貴俊さんとの一コマ。

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◆ダイビングエキスポ開催のきっかけは、海外ツアーで見た、ある忘れられない光景

ダイビングのエキスポというイベントを、なぜ開催しようと思われたのか。どのようなきっかけがあったのでしょう?

(越智さん)ーーーーーーー

そもそもの始まりは海外ツアー

海洋生物の撮影は海外が多いですが、遭遇率が高いようならツアーを組んだりして、なるべく長い期間現地にて撮影できるようにして活動をしています。

遭遇率が高いといえども、海のものを撮影するときは、船のチャーター必要な上に、遭遇する確率も良い画が撮れる確率も高くなく、なるべく長くいるためには何百万・何千万というお金がかかります。

だから、泳ぎたい人、撮影したい人を集めて、ツアーみたいなのを組みながら活動しています。

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日本の〇〇は世界で第2位…ツアーで見た忘れられない光景

海外での活動を1年のうち9〜10ヶ月やっている中で、大物海洋生物を撮影いていると、

ゴーストネット(海に捨てられた漁網)が海洋生物に絡まっているシーンとか、プラスティックバック(ビニール袋)が首や胸ビレに巻きついちゃってるとか、傷つけられている生き物をよく目にするようになりました。

プロペラで切断されてるとか、釣り糸に絡まって千切れちゃってるのとかを少なからず。

陸から離れた外洋でもそういうことが結構見られるのです。

これは頻繁に見ることはないけど、死んじゃった鯨とかの内容物からプラスチックバックなどが出て来るとか。

日本て、プラスチックゴミが世界で2番目に海洋ゴミとして出てているというデータがあるのです。

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ダイビング業界を中心に環境のことを考えるような場を作る

傷ついた海の生き物の姿を見るにつけ、前々からダイビング業界を中心に環境のことを考えるような場を作っていければなという思いがあり、稲生(株式会社United Oceansスタッフの稲生薫子さん)と一緒にオンラインコミュニティHERE(ヒア)を立ち上げました。

HEREとは、

H:ハーモニー
E:エンファシー
R:リスペクト
E:エターニティー

考え方が違う人とか人間じゃない生き物たちを尊重し調和していくという想いを永遠に持って、生き物たちに接していこう。

という意味のことを考える人たちのを集めたコミュニティーで、そのメンバーが中心となってこのこのイベントを運営しています。

環境に配慮した取り組みをしているダイバーはたくさんいるけれど・・・

ダイビングショップの人たちって、海に関わっているので、普通の人よりはいろんなことをやっています。

ゴミも拾うし、釣り糸が絡まっていたら外して持って帰る。

コロナ前は、船の上で食べるお弁当も使い捨てじゃなく洗って再利用できるものをみんなに出して回収して使うようにもなっている。

けれど、こういうことを外に発信していくということをしていない方も多いのです。ダイビングを楽しむ方やダイビングを知らない方にも、もうちょっと分かってもらいたいと思っています。

逆に、ダイビングショップの人たちがあまり知らない、海の環境に関わることもあって、もうちょっと意識してやっていったほうがいいんじゃないかなとも思うのです。

だから、

ダイビング関係の人たちと、海の環境のことを考える活動をしている人たちを、一緒にしたエキスポをやってみたい。

と思ったのが、今回のイベントを立ち上げることになったきっかけです。

昨年から、新型コロナでリアルなイベントが難しい中ですが、オンラインで繋がれるからこそできるイベントにしようと、このプロジェクトを進めてきました。

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◆オンライン ダイビング エキスポの魅力は?

いよいよ、エキスポの魅力に迫ります。
オンラインダイビングエキスポでは、オンラインイベントツール「Remo(リーモ)」を使って開催されます。(使い方は記事の最後に記載しています)

講演会と交流会の2部構成で、交流会では、ダイビングショップや環境活動に取り組む方のブースに分かれて、直接会話・交流をすることができます。

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どんなブースがありますか?

(越智さん)ーーーーーーー

ダイビングショップや水中写真家、また、海の環境のことを考えて活動をしている企業やグループの方などがお話くださいます。

ブースはだいたい50ブースくらいあって、昼の部は環境系の方が多く、夜の部はダイビング関係の方が多いような形になっています。

環境系の方でダイビンクに興味があるけれど接点がないという方も多く、接点を持つことで新しい活動が生まれてくるかもしれないということで、このような構成にしました。

◆こんな人のお話が聞けちゃいます

「普段聞けない、こんな人の話が聞けちゃう」というような内容を紹介していただきました。

• ダイビング業界でも有名な、人気ガイド・カリスマガイドと言われるような方が何人か入ってくれています。

• お子さん・親子にもオススメ。フォロワー10万人以上、日本一のダイビング系YouTubeチャンネル、[スイチャンネル]

• 日本のイルカ追い込み漁を描いたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」に、反論する立場から作られた映画「ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜」の日本人の女性監督。女版マイケルムーアと呼ばれた方。

• 海洋研究開発機構ジャムステックの研究者の方黒潮の研究をしている方

• 海洋考古学の先生

• ミクロネシアで現地の人たちとビーチクリーン活動をされている水中写真家

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◆オンラインダイビングエキスポに参加するとこんなことが出来ます

このイベントに参加すると出来ること、叶うこと、参加することでの可能性を伺いました。

海や魚・海洋生物の可愛く面白い話を聞いたり、姿を見せてもらったりすることができます。

SDGsに関わる取り組みやお話も多く聞けます。

海外のダイビンクショップのお話や、実際に海の中をその目で見てきているダイバー・研究者などが見てきたこと感じていることに触れることができます。

・また、ダイバー・海の環境に関わる活動をされている方がつながる場になることで、今後の活動につながる出会いやアイデアが生まれます。
1つのショップ、個人や一つの活動団体では難しい取り組みも、つながることで実現することもあるはずです。

・ダイビングについてプロのダイバーにお話を聞いたり、環境について思っていることを伝えることもできます。

「海のスポーツや生き物、海や地球の環境について興味がある方に、ぜひ参加していただきたいです。」

とお話しくださいました。

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海をテーマに、今まで接点がなかったところにネットワークが広がることで、大切なことが世界中に伝わるきっかけになりそうですね。

越智さんには他にも、時代と海の環境の変化についてたくさんお話を聞かせていただいたので、次回の「深掘り!」にて後半をお届けします!お楽しみに!

◆イベントの日程

日程は、2021年1月15日(金)〜17日(日)の3日間をかけて開催されます。

15日は夜の部からスタートし、16日・17日は昼の部と夜の部を開催。

各回、前半は上記でも紹介した魅力ある講師による講演 、後半は全国各地、そして世界で活動するダイビングショップや研究者などの出展ブースを回って交流できる交流タイムが設定されています。

普段なかなかお話を聞けない、しかし面白い活動をされている方に質問をしたり、ダイビング関係の方・環境関係のかたとつながりを作ることができます。

タイムテーブルはこちらのバナーからご覧ください。


◆参加方法

インターネット環境

参加には、パソコンとインターネット環境、カメラ・マイク・スピーカーがあれば、どなたでも無料で参加できます。

インターネットは、Google Chrome(グーグル クローム)から開きましょう。

webbrowserのコピー

ダウンロードが必要な方はこちらから。
>>Google Chromeをダウンロードしてインストールする

その後、Remoを開いて参加手続きをします。

参加や設定の詳細は、下のホームページから確認することができます。

◆Online Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)イベント詳細・お申し込み

イベント内容、パソコンの設定や参加方法の詳細などは、こちらのホームページのメニューから確認・ご参加ください。(下のバナーをクリック)


私たちの暮らしと切っても切れない関係の海。

目から鱗、面白いお話がたくさんのイベントです。

たくさんのご参加お待ちしています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事の続きの【後編】が早くも登場!

イベントもまだまだ参加可能です!お申し込みはこちらからどうぞ!

1/16夜 https://peatix.com/event/1720827/view
1/17昼 https://peatix.com/event/1720829/view
1/17夜 https://peatix.com/event/1720831/view

記事作成:Contigo編集部 汐口あゆみ
広報秘書・コピーライターとして活動。ヒトモノコトのストーリーを引き出し文章化することを得意とし、ニュースレター・チラシ・ランディングページなどの文章を執筆。人と人を言葉でつなぎ、講師のセミナーやイベントのプロデュース、企業の人間関係構築のサポートを行う。

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