見出し画像

絶妙なタイミングで再開した後輩医師

出張2日目、この2日目はゆっくりとホテルで作業でもしようかなと思っていた1日だった。
昨日も記載したが、出張中夕食と昼食は誰かと会食を必ず入れる。
しかし、たまには一人でふらっとお店に入ってみるのもいいかな。
普段食べないような二郎系ラーメンもいいし、食べログでランキング調べて上位のラーメン屋に行くのもいいしな、そんな妄想をしていた。
#ラーメン縛り 

出張前日、ふとLINEを眺めていると東京の病院で働いている後輩ドクターの顔が浮かんだ。
私の6つ年下、大学時代の部活テニス部の後輩である。
6つ下で大学の後輩ってかぶってなくない?

そのとおり。

彼と一緒にテニスをしたことはない。
毎年、私の誕生日を祝ってくれる芸能人のような行事「しみず誕生祭」というのがあり、その会には一緒に大学時代、テニスをやっていた後輩がさらに後輩を誘ってくるというネットワークビジネス的な手法で人数が拡大していった。
彼はその中の1人。
彼の結婚式の二次会では乾杯の挨拶を私がしたくらい距離は近い。

病院で勤務しているので少しの仕事の合間に病院下のカフェでコーヒーでも一緒に飲めたらな、まあ無理でも仕方ない、とダメもとでLINE。

「11時半まで有楽町で会議有りますが12時半くらいまでは大丈夫です!」

えっ、マジで。
素晴らしいタイミング。
という事でランチをすることに。
「会議が早く終わりました、この店入りました」
お店のURLが送られてくる。
確か彼の病院は恵比寿だったはず。
医者でも病院外に集まって会議することがあるんだなと思ってお店へ。

「先輩、お久しぶりです」
長身でパーマで髭。東京のイケメン(風)の彼。
「おお、久しぶり、今日はありがとうね」
席に着くと、私から彼へ質問。
「今、何をやっているの?」
何となく、病院務めの医師ではなくなっているんじゃないか、会った瞬間そう感じた。
「実は4月から転職しまして…」
「えー」
「以前、先輩の誕生日祭で軽くお伝えしたと思うのですけど自分医療機器を作りたいなとずっと考えていて…酔っぱらっていらっしゃったので覚えていないと思いますが」
「うん、全く覚えていない」

確かにこの彼、病院でゴリゴリ経験を積んで偉くなっていくというタイプではないと思っていた。
大学の医局人事に従って仕事をしている後輩がほとんどだが、彼は東京に行った。

「臨床は好きなんですけど、臨床をやっていくにつれてもっとこういうものがあると患者さんのため、日本の為、人類の為になるんじゃないかと思うようになって。今は医療機器を作っている会社にまず就職し、ノウハウを学び、自分で出来ないかなと模索し始めた所です。今日出社2日目です」

えーそうなの?
凄いタイミング。
こういうタイミングで会える人ってなかなかいない。
私に医療機器を作る知見は無い。
しかし、知見がありそうな人を紹介することはできる。

出張初日にアポイントを取っていた東京のコンサル、たまたま急なリスケが入り、このランチ後になっていた。
初日だったら彼の話が出来なかったがリスケがあったので彼の話もできる。
何というタイミング。

彼と1時間くらいいろんな話をした。
彼の奥さんも医者、ちょうど開業したらしい。
何かしらお手伝いできることもあるかもね。

これから密に情報交換していこう。

やはり私は運がいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?