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茶飲み話

 経済が活性化したのでしょうか… みなさん、投稿する間もなく忙しそうですね…

 「朝🍵茶はその日の難逃れ」はいかがでしたか?

 また、お茶の話でもしましょうか。

 お茶のルーツを辿れば、前二千年頃といいますから歴史的には夏の初期の頃でしょうか、時の王さまが解毒に使ったのが始まりだと伝承されていますが、記録では周代に上級階層の間で薬効飲料として飲まれたとされています。周ですから前一千年頃でしょうか。

 時を経て唐代、八世紀に陸羽が著した教典『茶経』によって中国飲茶文化が開花したと思います。

 日本では、最澄が茶の効能に惹かれて唐から持ち帰ったのが最初であると記録されていますが、当時のお茶は希少価値で上級階層の趣向品でしかなく、お茶が日本の文化になるのは300年後の鎌倉時代です。

 中国茶は製法によって六種類に分別されます。
青(チン)茶   緑(リュイ)茶   黄(ホアン)茶 
黒(ヘイ)茶   紅(ホン)茶    白(パイ)茶 

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 茶の木は、ツバキ科常緑樹で原産地はインドから中国南西部雲南省の山地です。すべてのお茶は同じ木の芽や葉が原料ですが加工方法によって三種類に大別されます。
不発酵茶(緑茶・釜炒り茶)  半発酵茶(烏龍茶)  発酵茶(紅茶)

 イギリス国内需要の増加がアヘン戦争を引き起こすきっかけになったという紅茶。中でも英国の紅茶文化を興したのは、祁門(キーモン)紅茶・茘枝(レイシ)紅茶・小種(スーチョン)紅茶といった中国着香茶です。

 グレイ伯爵が初めて飲んだ中国着香茶に魅了されて試行錯誤の末、アールグレイを完成させた逸話を田中さんが投稿しています。

 お茶といえば、エムケーショップでも、カヴァリーニの『ティータオル』を販売しています。

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 ティータオルも、英国とフランスとの植民地支配権争奪戦争ともいうべき七年戦争に英国が勝利して始まるイギリス産業革命の一つの産物です。そう考えると世界激動の歴史とお茶が奇妙に連動していて面白いですね。

エムケイコンサルティング 良仁