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隠れたジブリ名作、かぐや姫の物語でボロ泣きしましょう...(ネタバレ無し)

記念すべき1本目は、大好きなジブリの隠れた名作から。

ジブリ好きの方、読んでますかー!

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↑サブタイトルは 『姫の犯した罪と罰。』見終わると意味がわかります

公開されたのは2013年...既にもう7年前?!で、私も今更ながら見たんですが

これ、なんであんまり知られてないんだろう...

本当に勿体ない!

とにかくジブリ好きは絶対に見て欲しいし、そうじゃない人もこの自粛期間中にぜひ見て欲しい。

私この前、地上波で放送されてたこれまたジブリの名作『思い出のマーニー』でめちゃくちゃ泣き、ああやっぱりこれは名作だ...と思ったばっかりだったんですが、

またこのかぐや姫のものがたりでボロボロ泣きました。(どんだけ泣くねんって感じだけど、マジで両方名作なんです)

ざっくり言うと、
竹取物語の設定をより細かく、
& ある大切な登場人物を1人増やして、ジブリ版のアレンジをして描いてます。


そしてまたかぐや姫の性格が見どころ!

姫だし、昔だし...さぞかしおしとやかな性格だと思いきや

幼い頃は田舎で育ったので、自然が大好きで根がやんちゃな、自由人です。

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↑桜の下でも、こんなにはしゃいじゃいます

まっすぐで、曲がったことも嫌い。

ジブリ版かぐや姫の性格は、当時の女性らしくなく、
現代の私たちの感覚に近いです。

なので、この時代の悪しき風潮、階級社会がそれはもう彼女には合わないのです。

その葛藤がストーリーの核になっていきます...!

(私は竹取物語はちゃんと読んだことはなく、そのへんとの違いはあまり語れずゴメンナサイ)

でも正直、この作品期待はあんまりしてなかったんです。

なんでかってこれ予告編でかなり損をしてる映画だから...!

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↑ このようなシーンをね...予告編にぶっこんじゃえば良かったのよ!いきなりジブリ感がすごくて、見たくなるでしょ?

あまり見られていない大きな理由だと思う。予告編で全然ストーリーが伝わらない。
絵が綺麗だね、でもなんで竹取物語を今更アニメ化?感がただ強かった。あの予告の意図がわからない、、

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YouTubeで確認できるのは、かぐや姫が荒ぶっているところ...そして音楽流れるだけ。
これじゃ素晴らしさが伝わんねえよぉ...何やっとんねんマジで、、

愚痴が少々長くなってしまったけど、

ラストがとにかく泣けます。

私はもう、わんわん泣くっていうレベルで泣いてしまった...

絵が綺麗なのはもちろんだし、(ジブリらしくない絵だから最初は取っ付きにくいかもしれないけど)

かぐや姫の声優さんの声がまた素敵。
すごく澄んでまっすぐな声で、月から来たという説得力があります。

あのまっすぐな声で...ラスト余計に涙を誘う。

あと高良健吾氏も出演していまして、イケメンボイスがすごく良かったです。(この役が、ジブリアレンジの大切な役です!)

ネタバレはここでしないんですが、

この世界で生きる尊さ、愛しさみたいなものを監督の高畑勲さんは描きたかったんだと思う。

高畑さん、「これが最後の作品になると思う」って言ってたのね。そして実際にこれが最後の作品になったし... この繋がりは次の記事で、感想文として書きます!

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↑成長してくかぐや姫がめちゃくちゃ可愛いよ!

でもこの作品、調べてみるとかなり大赤字なんです...

私普段ぜんぜんこんなこと調べないしド素人なんですが、偶然目に入って。

製作費が51.5億円(!)なのに対して、興行収入が...25億円。数字だけで見たらかなりの失敗になってしまう。

まず製作費にビックリしたよ...。
ハウルと比べても(24億円)かなりかかってる。CGを使っていないからとかそういう理由なのかなあ、素人だからよくわからないけど、何せ制作に8年も...!費やしていたよう。

高畑さんは自分の描きたいものを描けたから後悔はない、と言っていたみたいで(ホッ...!)
良かったけど、

見終わってから、

こんなに良い作品なのになんでそんなに赤字なの?!と残念でならない...。

確実に、予告編で損したと思う。(ネチネチ)

なので少しでも素晴らしさが分かればいいなあ、という思いでこれを書きました。

さすがジブリ!かぐや姫今まで見くびっていてごめんなさい...!と、感動で溢れます。

嬉しさも、悲しさも、情も、全部人生の愛しい要素なんだと、教えてくれる作品です。

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詳しい感想はネタバレになってしまうので次に書きます...!



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