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「生きる」という不確かな作業の連続

人間は基本的に弱いものだと思っている。


しかし、

毎日を生きていくうちに、

鍛えられたり、慣れたり、鈍くなったりして、

強くなったように見える。


強いからこそこなせる仕事もあるが、

かと言って、

弱さが完全になくなるわけではない。


私は、

日常の中でふと見せる、

誰かの弱さをすごく愛おしく思う。


何かを言い出せずに飲み込んでしまうこと、

相手の一言にうろたえてしまう瞬間、

表情から寂しさを隠しきれていないところ。



普段は

強さを保って

立派な大人を生きている人の

垣間見せる弱さ。



人間も生き物なのだから、

本当は弱くて当たり前である。


自分自身も、

弱いのに強いフリをしているから、

他の人がふっと見せる弱さを見たときに、


この人も、

同じように、

「生きる」という不確かな作業の連続の中で、


不安や恐れを抱いているのだろうと、

深く共感するのである。


世の中は

何が起こるか全くわからないのが普通。


目の前に起きていることは起きていること。


そして、

起きていないことは起きていないこと。


一つ一つの出来事に

振り回されず、

淡々とこなし、

扱っていけるようになりたい。


自分の命を何に使うかに

意識を集中させて、


才能と気力をその使命に捧げることが出来たら、

まずまずよくやったと言えるのではないだろうか。








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