見出し画像

介護を通して、自分の子供時代に触れる

子供の頃の私は、

優しくて大人しめな家族の中で、

お姫様のように振る舞っていた。

一歩外に出れば、

いろんな風に吹かれて、

自分らしさを殺して小さくなっていたのに。

まさに井の中の蛙大海を知らず状態だった。

久々の実家暮らしで、

そんな自分の子供時代を、

大人目線で振り返ってみた。

今は、母の介護で1ヶ月実家に滞在している。

残りあと2日となった。

長いようであっという間の1ヶ月だった。

せめて母が安心して過ごせるようにと色々動き回ったが、

全然足りていないような気がする。

これからどんどん状況も変わるし、

はっきり言って全く不安が拭い去れない。

今の状況では、一人暮らしはほぼ無理だろう。

なんとか小規模多機能(デイサービス、ショートステイ、訪問を組み合わせて使える介護サービス)でつなぎ、

施設が決まり次第、そちらへ引っ越すのが良いだろう。

料理上手だった母も、

今は電子レンジの操作もままならない。

寂しいと感じる暇もないくらい、

契約や用事で忙しく走り回ってきたが、

心が疲れて、

こちらの方が冷静な判断をする自信がない。

しかし、ふとした瞬間に、

懐かしい気持ちになったり、子供の頃にここで過ごした自分がイメージの中に現れたり、

感情がぐちゃぐちゃな日々だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?