ばいやんU-19新監督に就任!ガルム氏「勝者のメンタリティを持つ選手を育てたい」
—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)
FCバイエルンは、U-19の新監督と契約を結んだ。ダニー・ガルム氏(35歳)は、2021/22シーズンから、Aユースの監督をを引き継ぐことになる。この新進気鋭の監督は、TSG 1899 ホッフェンハイムから、3年契約でFCバイエルン・キャンパスに加わった。
ガルム氏は、この5年間、TSG 1899ホッフェンハイムのアカデミーで働き、最近では同クラブのU-17の監督を務めていた。ミルテンベルク出身の彼は、現役時代には選手として3部リーグでプレーしていた。この数ヶ月の間、ガルム氏は、ダニー・シュヴァルツ氏やミロスラフ・クローゼ氏と共に、指導者ライセンス取得のためのDFBコースを修了した。
昨季の20/21シーズンは、コロナウイルスの蔓延により10月末にユースリーグが中止となってしまったが、fcbayern.comは、U-19の新監督であるダニー・ガルム氏の今後の挑戦に自信を感じている。
セルヴス。ダニーさん、あなたのことをもっと知るため、自己紹介をお願いします。
私は、明確なアイデアを持ちながらも、常に新しいものを受け入れることができる、とても秩序ある人間だと思う。当然、これから始まる仕事への期待感は非常に大きいよ。チーム構成やこれからのことがすべて楽しみだ。
FCバイエルンのU-19監督という仕事の魅力とは、何でしょうか?
全部だね。FCバイエルンはただのクラブではなく、世界でも有数のビッグクラブだ。ドイツで最大のクラブなんだ。その一端を担うことができることは、私にとって非常に大きな誇りであるとともに、それに応えることは、同時に挑戦でもある。私はここで価値を提供し、コーチ陣と協力しながらチームとしてのパフォーマンスを発揮し、私個人としてもポジティブにアピールしていきたいと思う。これからの時間と、非常にエキサイティングな仕事を楽しみにしているよ。
あなたは、どのような価値観や哲学を持っているのでしょうか?
「優れたパフォーマンスで目立つ」。これは、選手としてのキャリアだけでなく、監督としてのキャリアにおいても、私のモットーのようなものだ。プレーする前の発言ではなく、実際に価値を提供したり、持ち前のパフォーマンスで目立つことが大切だと思っている。そこで私は、コーチ陣に対してはもちろんのこと、選手一人一人に対しても、その信念を一貫してつらぬくようにしているんだ。私の価値観を、FCバイエルンの代名詞である、弛まぬ野心と圧倒的な強さに結びつけたいと思っているよ。
あなたにとって、サッカーで重要な要素は何ですか?
私にとって非常に重要なものとして、この5年間の監督業の中で意識してきたことがある。戦術うんぬん以前に、試合中に気持ちを見せなければならない、ということだ。私にとって、サッカーとは情熱なんだ。例えば、成功を掴みたいとか、ゴールを阻止したいといった強い意思を持つこと。これは、あらゆる観客が見たいと願う感情だと思うが、監督や選手もそれは同じだ。気持ちのこもったサッカー、パワーのあるサッカー、スピード溢れるサッカーだ。それは、情熱を持って喚起していきたいね。
あなたの目から見て、才能をどのように見分けるか、あるいはユースの選手たちの才能を開花させるには、どうすればよいのでしょうか?
才能を判断する際には、2つの要素について語る必要がある。一つは、選手それぞれが持つ、サッカーの才能だ。私は、ここや他のアカデミーでプレーしている選手なら、誰もがその才能を持っていると思う。つまり、優れたサッカー選手になるための才能だね。そして、もう一つが、メンタリティだ。サッカーの才能だけでなく、メンタリティも含めた、この2つの要素を組み合わせることで、ようやく成功を収めることができるのだ。才能があっても、メンタリティが原因で失敗したサッカー選手はたくさんいる。だからこそ、先ほど述べたことがより重要になってくる。 戦術うんぬんの前に、気持ちを大切にしたい。選手の感情を高揚させ、競争心のある性格、つまり勝者を育てたいと思っている。勝者というのは、ピッチ上で決断する。私は、そのような勝者のメンテリティを育むため、自分の役割を果たすことが重要だ。というのも、こうした勝者こそが、最終的にプロのサッカー界というサメの水槽に入ることができるからなのだ。
▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/05/fc-bayern-u19-danny-galm-im-interview