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ホフマン「バイエルンのゴールに立つことは子供の頃の夢だった」
—— 以下、翻訳 (『ビルト』紙の記事全文)
今夏、バイエルンのゴールキーパー事情はいささか複雑な状況に陥っていた。マヌエル・ノイアー(34)、スヴェン・ウルライヒ(32)、新加入のアレックス・ニューベル(24)、クリスティアン・フリュヒトル(20)、ロン=トルベン・ホフマン(21)と、突如としてバイエルンは5人の野心的なトップキーパーを擁することになったのだ。
しかし、そのうち2選手がクラブを去った。— そして、このゴールキーパー争いにおいて、ホフマンはバイエルンで隠れた勝者となった。
『ビルト』紙に対し、ホフマンはこう述べた。「今はとても満足している。夏にイメージしていた通りに物事が進んでいるね。」現在、彼はトップチームで3番手、U-23では正ゴールキーパーを務めているのだ。ノイアーとのトレーニングに加えて、3部リーグで実戦経験が積めるというのは、自身にとって最高の状況であるとも語る。「3部リーグは予測不可能なリーグだ。全試合で全力を出さなければならない。チーム内で良い役割を果たし、若いチームの中で責任感を持って臨むことを心掛けている。これまでプレー面で多くの貢献ができたと思う。決して完全に満足しているわけではないが、正しい道を歩んでいると思う。そして、チームの重要な支柱になれていると感じるね。」
彼にとって、昨シーズンは異なる状況だった。フリュヒトルとポジションを分け合わなければならなかったのだ。トップチームに帯同することはほとんどなく、3部リーグでもようやくシーズン終盤にゴール前に立つチャンスが訪れた。
しかし、フリュヒトルはニュルンベルクに期限付き移籍し、ウルライヒはHSVに完全移籍した。今夏の複雑な状況について、ホフマンはこう振り返る。
「GKが5人いる状況でも、僕は比較的落ち着いていた。もちろん全ての状況をしっかりと見て対応した。少なくとも誰か1人は退団する可能性があることは十分予想され、僕は3部リーグでプレーすることになっていた。もしウレ(ウルライヒの愛称)もクリスティアンも移籍していなければ、別の選手がその選択肢となっていただろう。」
なんと、実はHSVから接触があったという!ホフマンはこう告白した。「彼らから少しコンタクトがあった。もし実現していたら面白かっただろうし、かなり魅力ある挑戦となっていただろう。でも、(バイエルン残留は)今の僕にとって、最適な答えだったと考えているよ。」
その後、ホフマンではなく、同じくポジションを争うライバルのウルライヒがハンブルクへと移籍した。ホフマンは現在、ノイアーと毎日一緒にトレーニングできることが幸せだという。「マヌ(ノイアーの愛称)は今、3日毎の試合で自身が世界最高のキーパーであることを証明しているね。日々の練習でも、彼は絶大なカリスマ性を持っており、僕はとても感激している。彼の持つ貪欲さは、練習でさえ何としてでもゴールを死守することだ。そして、彼は1点でも許せば、皆に喝を飛ばすんだ...」
ホフマンの夢は、いつか自分がバイエルンのゴールに立つことだという。「バイエルンのゴールに立つことは子供の頃の夢だった。まだまだ大きな夢だね。でも今のところ、次のステップに進むにあたっての、現実的な目標であることに間違いないよ。」
他に目標はあるだろうか?と尋ねると、ホフマンはこう答えた。「バイエルンIIの3部リーグ残留だ。これが最優先だ。そのほかには、来年のU-21欧州選手権に向けて、優れたパフォーマンスと実戦経験で自分をアピールできるよう、全力を尽くしたい。もちろん、いつかはブンデスリーガのゴールキーパーになることが目標だ。」もしかしたら、最初はどこか異なる地で、そしていつかバイエルンに戻ってくる日が来るかもしれない...
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