【読書メモ】1万人のビジネスパーソンを見てきてわかった「同僚から頭1つ抜けた存在になる6つのステップ【できる人の超仕事術】
リクルート出身で、人事コンサルティング会社を経営する高城幸司氏が、累計1万人以上の経営者・ビジネスパーソン・専門家を見てきた中で、「できる人」になるための道筋を6ステップで説明した一冊。
「できる人」とは、職場に同僚50人いれば、その中で「頭一つ」抜けている存在であり、イメージでも存在感トップ3に入るくらい人である。このレベルならば、どんな人であってもそれを実現する手立てがある。
本書は「できる人」になるための道筋を6ステップで事例を踏まえてわかりやすく説明している。
【おススメの読者】
職場で思うような評価を得られていないビジネスマン
仕事が「できる人」になるために、どのようなことが必要か知りたい方
部下のモチベーションや育成に悩んでいる若手リーダー層
【本書の概要】
2008年に出版された220ページ程度の書籍です。。
同じ仕事をしているはずなのに、周りから「できる人」として認められ、ぐんぐんと頭角を表していく人がある。一方で、いつまでたっても芽が出ず、大勢の中に埋もれていく人がいる。
その差は一体、どこから生まれるのか?
仕事のできる人の定義から始まり、そこに行き着くための6つのステップを説明しています。小手先のテクニックではなく、「仕事に対する取り組み・意識の持ち方」が凝縮された一冊です。
【本書の「なるほど!」ポイント】
自分への備忘録として、本書を要約しています(原文ママではありません。興味がある方は購入をお勧めします)
<できる人の特徴>
できる人とは「その他大勢の凡人から頭一つ抜け出た人」である
できる人とは「うまくいっている理由を説明でき、そのサイクルを再び回すことができる人」である
できる人とは「今後の期待値が大きい人」である
できる人とは「成果の見える化が上手であり、数字や文章の形にしてわかりやすく示せる人」である
できる人とは「おいしい仕事が自然に集まってくる人」である
<できる人になる6ステップ>
【STEP1】仕事は上から降ってくる。あなたの強みは、上から降ってくる仕事をやりぬく中で、見えてくる
【STEP1】最初は誰でもできる仕事か、誰もやりたがらない仕事に直面する。まずはやり抜く。実際に行動し、結果を出してみないと、自分の「強み」はわからない。「強み」は、しばしば自分が思ってもみないものである
【STEP2】付加価値をつけて打ち返す。付加価値をつけて打ち返すと、「小さな成果」が貯まっていく。それが自分の「強み」を探るヒントになる
【STEP2】付加価値をつける視点は「視点を変える」「広げる(仕事、時間、空間、他人の知恵)」「わかりやすくする」「楽しんでやる」
【STEP2】仕事をしていく上では「わかりやすくする」ことが大切である。わかりやすくしないと、物事の本質が見えなくなる。そのためには、相手が何を求めているか、それに沿って見ていくと何がポイントになるかを掴むことが大事
【STEP3】自分から企んで仕掛ける。自分の「強み」が本物かを、仕事のなかで検証する
【STEP3】自分ができることを、誰もが気づいていない/気づいてもいてもやっていない場所で、パターンを作って仕掛ける。具体的には、「改善案を出す」「マニュアルを作る」「チームを作る(勉強会など)」
【STEP3】小さな成果は、積極的に開示し、他人の知恵をどんどんもらうべき
【STEP4】壁打ちする。自分の「強み」は本物か。身近な誰かを「壁」にして検証する。客観的な視点から素直にアドバイスをしてくれる人を相手に壁打ちをする
【STEP4】壁打ち以外にも、「周りからのほめ言葉」に耳を澄ます。ほめ言葉のなかに、強みを探るヒントがある
【STEP4】自分の強みを探る方法として「自分に振られる仕事の変化」を見ることも有効
【STEP5】勝ちパターンをつくる。小さな成果を棚卸することで、自分の「強み」を自己分析する
【STEP5】勝ちパターンを作るには、「強みを掛け算する」「強みを深く・狭くつくる」「「〇〇と言えばこの人」といったキャッチコピーが見えてくるか」
【STEP6】ブレイクして波乗り状態へもっていく。そのうち波がくる。全章を目指して進め。その先に「その道のオーソリティー」がある
【STEP6】セルフブランディングの3つのステップ。(1)勝ちパターンを周りに認知させる、(2)勝ちパターンから、できる人と思わせる、(3)できる人として、仕事がドンドン舞い込む状態をつくる
【STEP6】ブレイクすると、仕事が殺到するようになる。来た仕事はすべて受けるのが大前提。そして、確実に成功するようにして全勝することが大事。その結果、社内の有名人になり、会社の中で確固たる評判が出来上がっていく
【STEP6】一度、できる人という評判を得られると、その肩書きは横綱のようなものでなかなか外れないものだ。それどころか、「あの人には結果を出してもらいたい」という周囲の雰囲気まで出来上がってくる
【終わりに 】
私が20代後半に、この本の通りに実践して、実際に結果を残せました。
20代ビジネスマンには「上から降ってくる仕事に、付加価値をつけて打ち返して、小さな成果を貯める」ことをお勧めします。その結果、周囲からの評価が大きく変わります。
そして、自分がやりたいことではなく、「自分ができること」を見つけて欲しいと思います。
私は人見知りな性格ですが、「人前でわかりやすく説明する」ことが1つの強みになっています。20代後半では全く気づかず、30代前半に、STEP4に記載した「周りからのほめ言葉」で気づきました。
ぜひ、皆さんも自分の「強み」を見つけて、「できる人」に駆け上がっていってください。
本記事では、高城幸司氏の【できる人の超仕事術】を取り上げました。
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