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【35歳未経験ワーママ転職物語②】~17年間も何をしてたの?社会人編~

18歳で思い描いたインテリア・建築業界への憧れ。
35歳までそこにたどりつけなかったのはなぜ?17年も何してたん?と思われたと思うので、まずは人となりを綴っていきます3部作の第2部。こちらは社会人編です。

概要を知りたい方はこちら。

学生編を知りたい方はこちらからどうぞ。


経営コンサルティング会社で過ごした3年間


内定をもらってからの私はフルパワー全開。
内定時代からその会社でアルバイトをし、大学卒業待たずして2月末には入社をしていました。
その時は「自分で選んだ道を正解にする」ということばかり考えて。

でも入社してすぐにリーマンショックがありました。
経営も傾き、会社の中がすごく大変な状態になったんです。
思っていた仕事ができなかった時期もありましたが、同期に支えられ、最低3年は頑張らないと中途半端かなと、なんとか3年は食らいつきました。

ライフプラン面談で気づいた次のステージとWワーク

その会社にはライフプラン面談というものがありました。
将来ありたい姿から逆算して今の仕事の目標を上司と決めるという趣旨の面談だったので、私は当時の上司にも「いつかはインテリア業界へいきたい」と赤裸々に伝えていました!(笑)
でもそれを伝えることが許される社風でした。

「インテリアと言ってもいろんな種類がある。どんな仕事がしたいの?」

と聞かれた時、インテリアコーディネーターの知り合いの先輩の影響で、マンションのモデルルームのような花や器や家具が並んだマンションインテリアが作れる人になりたいという新たな夢を語りました。

そのために、お花やテーブルコーディネートを学びたい。
習い事で学んだらすごいお金がかかるし、不器用な私は週1とか月1の頻度で習ったところで無駄になる。
仕事として経験させてもらったほうがいいのではないか。
でも過酷な仕事だろうから、本当にやっていけるかどうかわからない。

そこで、普段の仕事をしながら、土日のどちらかだけWワークという形でブライダルのお花のアルバイトを始めました。

東京の国道をハイエースで運転するかなり過酷な仕事でしたが、Wワークのおかげでこの仕事をもっと知りたいと気づくことができました。

丸3年経営コンサルティング会社でお世話になった後、転職活動をしてブライダルのフラワーコーディネーター職に就くことができました。25歳の4月でした。

ブライダルの仕事は大変だけどやりがいがあった

ブライダルのお仕事は朝も早ければ、夜も遅い。
水いっぱいのバケツを大量に運ぶし、ガラスの器も一気に10個以上抱えて運ぶ。走る。3メートル以上の脚立にのる。水の中に入る(笑)。一生に一回の仕事でプレッシャーもある。

一館貸し切りの結婚式場のトータルコーディネートをする仕事だったので、ロビーやガーデン、プールにまで装飾は及び、想像以上に体力勝負の仕事でした。

でも、花の名前を覚えたり、花のアレンジを覚えたり、リボンの技を覚えたり、ディスプレイ装飾を覚えたり、いろんなことを覚えては将来の自分の為になっている感覚が毎日ありました。

これは独学では絶対学べなかったな・・・

行ったこともなかった愛知県で一人暮らし、1年の遠距離恋愛も乗り越え、当時一番婚礼件数が多かった埼玉県の店舗に移動。毎日、必死に働きました。大変でしたが、ここで頑張って本当に良かった、と今でも心底思っています。

ようやくインテリア業界へ

ブライダル業界でも私の中の3年神話を忠実に守り、3年で卒業することを決めていました。
会社には申し訳ない考え方だと思います。

ですが、最終の夢はモデルルームコーディネート。
もう28歳。インテリア業界への転職は未経験。
早めに転職活動をしないと厳しいということはずっと思っていました。

しかも28歳で結婚をしたため、結婚したばかりの人は採用リスクがあって不利かなということも勝手に思っていました。

そんな中の転職活動。
案の定、すごい厳しかったです。

・普通の転職エージェントは専門的な仕事だからとやんわり門前払い
・建築インテリア専門の転職エージェントも未経験で高望み(この業界で土日休みのモデルルームコーディネートは希少な求人)だったのであきれられる
・普通に受けても全然受からない
・そもそも建築学科は出てないし、CADやイラレもできない

当時の手帳をみてみると、20社を超える企業を受けていました。

でも1社のエージェントだけ。
私の結婚式のデッサンを持参したところ、すごい親身に相談に乗ってくれたキャリアコンサルタントの方に出会うことができました。そして、ついに、大手マンション会社のインテリア部門の子会社に内定をいただくことができたんです。

内定辞退という経験

ブライダルのお仕事の最終出社も終わり、有給消化をとらせてもらって1週間ほどたった頃。 

「あれ、胃腸が気持ち悪いな」
と思いました。

薬局で太田胃散を買いました。同時にないやろ~とは思っていましたが、生理が1週間遅れていたこともあって、妊娠検査薬も買いました。

胃薬を飲んでもし妊娠していたら大変だから、先に妊娠検査をしてみたらまさかの陽性。(この時点で無駄になった太田胃散😂)

気が動転しながらも、関係各所に電話をし、親身になっていただいたエージェントさんにも電話。さあいよいよ新しい会社に入るよという10日前に、内定辞退を決断することになりました。

お世話になったエージェントさんには謝ることしかできませんでした。

突如無職になった私。
ようやくインテリア業界にいけると浮足立っていた状況から一変。
つわりのしんどさと夢をあきらめなければならないかもしれないという気持ちが相まって、全く動けなくなりました。
ソファの一部になるんじゃないかと思うぐらい(笑)

いつかは子供が欲しいと思っていたし、日に日に大きくなる赤ちゃんはすごいかわいいし、ありがたい気持ちもたくさんありました。

ただ、ちょっと心に穴が開いた気分。
仕事に関しては、これから大変になるな、という思いでマタニティ期間をずっと過ごしていました。

(ママ編に続く)

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