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#お花見
ことのはいけはな;穀雨 第16候「葭始生」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
*夕まぐれあはいに燃える桜花放つひかりのにほひ立つほど
*陽の落ちて桜花ぽつぽつともしびて一日ごとに死んでゆくかも
*蒼白に堕ちゆく闇に浮びたり桜花残照指先の跡
*むらさきの空かすかにも花照らす一花一花夢に消え入る
*花あかり濡縁染むる肌白く椿象ひとつ硝子戸
ことのはいけはな;晴明第14候「鴻雁北」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
*懐かしき桜の中へ鳥たちは花を見捨てて帰るというに
*真っ青な空から聞ゆ桜声中央高速妻子道づれ
*春空と花影の下眩暈して花天月地へ反転するも
*猫となりうたた寝したきこの枝で落ちる夢見て目覚むすり傷
花万朶空へ飛び散る波しぶきこの身に受ける攫われたきが
水ぎわにひた
ことのはいけはな; 春分 第12候「雷乃発声」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
竣工後約1年のお庭。お引き渡しの時も、喜んでくださっていたけど、花曇りの日曜日に訪ねて、なお一層その可愛がりっぷりが深まっているのがわかった。思うに、植物だって人を見ている。桜を愛でるお花見も相思相愛だからこそ、ここまでみんなが心待ちにするから、彼らも美しく、誇らしげに咲いて