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男性育休の義務化に賛成できない理由

こんにちは、私は3歳と0歳の男児を育てるワーママです。

先日、男性の育休について、以下の本を読みました。

なるほど。男性の育休を義務化すべきだという理論はわかった。

しかし、実際に子育てをしてみた結果、夫に育休は取らせたくない。

その理由についてまとめたいと思います。

1.新生児育児とダメ夫

第一子のとき

仕事に余裕があり、毎日帰宅が早かった夫。基本的に沐浴(赤ちゃんのお風呂)は担当してくれました。2,3回のみですが、寝ない息子を抱っこしたまま寝かしつけてくれたこともありました。しかし途中から、「全然寝られない!」と怒り、別部屋に移動していきました。

はじめての子育て&産後の痛みで心身ともに疲弊していた私は、「もっとやってくれてもいいのになぁ」と思いつつ、「まぁオムツ替えもしてくれてるし、いいか」と思っていました。

そして第二子

仕事が忙しいから、と平日は関わらず。(ありがたいことに実家が近いため、代わりに実母が毎日来てくれます。)

土日は産後の回復のため横になっている私と一緒になってゴロゴロ→昼寝。結局、家事・育児ともに私が主担当。上の子の世話もあり、産後一週間を待たずに動いてしまいました。結果、ひどい腹痛で1ヵ月程苦しむことに。それでも、「病院行ったら?」の声掛け&長男の保育園の送りのみ。夜中の寝かしつけを代わってくれることもありませんでした。

その後、コロナの影響で名ばかりの在宅勤務。テレビ会議以外は、昼寝・TV・スマホ。もちろん、家事・育児も積極的にはやりません。責任感が強くまじめな性格の私にとっては、信じがたい光景がそこにはありました。

ずーっと家にいながら、ダラダラと過ごす夫を見て、これが「育休中」だったら…と思うと、ぞっとしました。育児せずに、ただ自由気ままに過ごすだけ。。。

もちろん、家なんだからリラックスさせてよ、という意見はわかります。でも、私と子どもたちが寝た後、明け方まで自由に過ごし、日中は昼寝、の繰り返し。不摂生な生活のために体調を崩す。そんな夫に呆れ、子どもたちも懐きません。

何度も要望を伝えましたが、だらしない生活は今のところ直る見込みなしです。

2.ダメ夫の原因は私にあった

夫の非ばかりを見ていても、埒が明かない。なので、私に直すべきところはないか。悶々としていても仕方がないので、本を読み漁り、考えました。

「人は変えられない」

アドラー心理学ですね。そもそも夫を変えようとしていた私が間違いだったのか。

「そもそも夫を変える必要はあったのか?」

そりゃ、あまりに役に立たないのであれば、変えるべきなんだと思うのですが。変わらないとしたら、それを納得するための理由がほしい。

①一人でもどうにかなる

私の場合、家事・育児、一人でもどうにかなります。ものすごく大変だけど。どうしようもなかったら、外注すれば良い。夫だけに頼るから、夫を変えなきゃと思っていたわけです。

②理想のパパ像の押しつけ

こんなパパになってほしい、を押し付けていました。そもそも、どちらかというとダメ男。いきなりステキなパパになったら、気持ち悪いです。ダラダラと能天気に過ごしている姿も、子どもたちに「こういう生き方でもいいんだ~」と思わせてくれるはず。なので、私はその生き方を尊重すべきなのでしょう。

③うまくいかないことを夫のせいにしない

育児は想定外の連続。それを夫がダメなせいだ!と人のせいにしていたのは私かもしれない。ダメ夫をつくりあげたのは、妻である私であったわけです。

3.夫が育休を取らないほうが幸せ

ここまで来て、「ダメ夫」は訂正しなきゃいけないことがわかりました。

✖ダメ夫 → 〇家事育児に積極的に参加しない夫

そんな夫が育休を取らなくて本当に良かった。産後の忙しい中、毎日自由気ままに過ごす人が家にいたら、悪影響しかないです。

そんなわけで、パパは育休を取らない方が良い家庭もあると思うのです。


4.男性の育休義務化に賛成できない理由

では、なぜ男性育休の「義務化」に賛成できないのか、まとめたいと思います。

①家事育児はお母さん担当と割り切るほうがよい

育休を義務化するということは、家事育児の主体はお母さん、お父さんの二人、どちらにもあるんですよ。ということを暗に示している。だからこそ、結局母親に負担が偏っていることに嫌悪感を抱くのだと思うのです。

②夫が自ら積極的に取り組まないと意味がない

妻がいくら頑張っても、むしろ頑張れば頑張るほど、夫は子どもと同じように妻に世話してもらうようになっていきます(我が家はまさにそう)。たとえ夫婦で一緒に育休を取って、間近で子育てを見たとしても、状況は一緒。彼らは妻のヘルプに気付かない生きものなのです。
夫が自ら、変わろう、もっと主体的に動こう、と思ってくれない限り、何も変わらない。
諸外国では、父母が一緒には育休を取れず、交代で育休を取るそうです。それなら、お父さんが主体にならざるを得ないため、良いかもしれません。(我が家では夫は信用ならないため、大事な子どもを任せられませんが…)

③子育ては夫婦だけでするものではない

育休の義務化、と聞くと、子育ては夫婦で頑張ってください!と言われている印象があります。もっとたくさんの人に頼りながら、みんなで子育てをしていけばよい。そのことを広く伝えるためには、夫婦で仲良く子育てしなければいけない、というイメージを植え付けるべきではないのでは、と思うのです。

5.まとめ

要するに、男性の育休の義務化によって、理想の夫像と現実との乖離を突きつけられる妻が増え、夫婦・家族関係が悪化することは避けなくてはいけない、というのが私の意見です。

期待すると裏切られますからね。

妻の家事育児の負担が大きいことが、ダメな夫を選んだ妻のせい、夫育てが下手な妻のせい、とますます追い詰められる。それならば、私がほとんど全部やってます!好きでやってます!文句ありますか!?と、強気で生きていきたいと思うのです。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!!

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