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コミュニティ作りに必須な考え方〜ゴールデンサークルの重要性〜

こんにちは。nagata(@SsfRn)です。

勉強よりアクション型の私は、コミュニティの勉強をすべく、実際にコミュニティの達人たちとお会いしてみよう!と思い立ち、巷で噂のソーシャルナンパを実施。(ソーシャルナンパについてはこちらの記事へ

ナンパしたお相手はトライバルメディアハウスにて、SNSやコミュニティなどを通じて、様々な企業・団体の『ファンづくり』を行なっている井手桂司(@kei4ide) さん。(ブログ超オススメです!「感動するマーケティング」)

ファンづくりを仕事にしている、まさにコミュニティの達人です。

そんな井手さんにお会いしていただき、話を聞かせていただきました。


様々な企業がぶつかる課題

日頃、仕事で様々な企業のファンづくりをサポートしている井手さん。業界や規模も様々だと言います。

現在どの業界も、世の中には多くのクオリティが高い製品やサービスが出回っていて、機能や品質での差別化が難しくなっています。
そのために、顧客との感情的なつながりを強くしていく手段として、ファンとコミュニティを形成したいという企業が多いのだそう。

「そういう相談がきた時、あることを明確にすることから始めることが多い」と井手さん。

それはゴールデンサークル理論の「why,how,what」。特にwhyの部分だと言います。


ゴールデンサークル理論とは

皆さんはTED conferenceをご存知でしょうか?

TEDという、”価値のあるアイデアを世に広めることを目的とするアメリカの非営利団体”が主催する「世界に広がる価値のあるアイデア」をプレゼンテーションするイベントです。一度は見たことがある人が多いかと思います。

井手さんはこのTED conferenceの、「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」/ Simon Sinek(サイモン・シネック)を勧めてくれました。

この動画では、サイモンさんがリーダーシップについて説いていくのですが、その中で登場するのが「ゴールデンサークル理論」です。

ゴールデンサークル理論とは、優れたリーダーや組織に共通する考え方や伝え方であり、Why(なぜ)、How(どうやって)、What(何を)のことを指します。誰でも考える事のように思えますが、肝なのは順序。一般の方とは、伝える順が逆なんだとか。

この画像がゴールデンサークル理論なのですが、矢印が内から外に向かっていることにお気付きでしょうか?この方向が優れたリーダー・企業が実践している順番。一般の方・企業は、これが外から内に向いているのだそうです。では、わかりやすく、動画の中でも例として挙げられていた、Appleを用いて比較してみようと思います。

一般「これが弊社で販売しているパソコンです。どうですか?美しいデザインでしょう!・・・」

Apple「私たちは世界を変えられると信じています。その努力の結果、美しいデザイン、動画編集もサクサクできる、そんなハイスペックなパソコンが誕生しました。いかがでしょうか?」

どうでしょうか?たった言い方が違うだけなのに、受ける印象はまるで違います。一般の伝え方だと、説明する中でWhyまで辿り着くことが難しくさえ感じます。

Appleの商品発表の動画を見たことある方はお気付きかもしれませんが、Appleは商品公開のイベントだというのに、なかなか商品を出さず、コンセプトやこの商品がもたらす未来などを冒頭に語ります。まさにそれはゴールデンサークル理論であり、Appleの戦略なのです。

ゴールデンサークル理論を用いることで、人に商品を買ってもらったり、サービスの利用をより効果的に促すことができると、サイモンさんは説いています。

なぜ、ゴールデンサークル理論を用いると効果的なのか?科学的根拠は、動画とこちらの記事に詳しく書かれていますので、省略させていただきます。


ゴールデンサークル理論を用いたコミュニティ作り

さて、そんなゴールデンサークル理論ですが、コミュニティ作りの時にどのように役に立つのか?

そもそもコミュニティとは、軸のある人の集まりである(コミュニティの定義については前回記事にて触れています)ので、人を引き寄せる何かが必要です。その何かが、Why(なぜするのか?)です。なぜそのコミュニティがあるのか?なぜそのコミュニティをやっているのか?その部分の理解が深ければ深いほど、メンバーの参加欲が燃え上がるのです。逆にそこがないコミュニティは、表面的なメリットしか伝えることが出来ないので、ファンを作るには弱くなってしまいます。ファンはメリットではなく、共感によって生まれるのです。

私も、コミュニティを一から作る際は、よくWhy(なぜするのか?や理念)ばかり伝えていました。私たちはこのためにイベントをやっているんだ!このために集まっているんだ!そればかり話していました。すると、1年もかからず200名の方が集まってくれたのです。

無意識のうちにゴールデンサークル理論を実践していたわけですが、この理論を聞いた時、自分の中でスッと腹落ちしたのをよく覚えています。実践していたこともあり、2倍の腹落ちでした。

なぜそのコミュニティがあるのか?

なぜそこに人を集めるのか?

集まる人にどうなって欲しいのか?

そこから、How、Whatを伝えていけるコミュニティはとても強いと思います。なので、これからコミュニティを作ろう!と考えている人がいれば、ぜひこのWhyを突き詰めてみてはいかがでしょうか?


最後に

Why、How、Whatこの3つを追求出来た時、次に出てくるのは「なぜそれをしたいと思ったのか?」という個人個人のストーリーが大切になってくるのではないでしょうか?

ここが深いと、コミュニティだけではなく、その人自身のファンが集まってくる。するとまた別の活動、コミュニティにもプラスな影響が出てくる。つまりはセルフブランディングですね。

また、この理論はコミュニティだけでなく、全てのアクションにおいて通ずることだと思うので、この理論を活用していければ、あなたの活動がとても良い結果に繋がるかもしれません。ぜひ実践してみてください。

お会いしてくれた井手さん、本当にありがとうございました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!サポートも嬉しいのですが、コメントやシェア頂けるとめちゃくちゃ喜びます!