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uranus_xii_jp
小さな本音
君と僕はただのクラスメイト
特別仲が良いわけではない
仲が悪いわけでもないけれど
少し前まで避けられてた
僕が話の輪に入ると
いつも何処かへ行ってしまう
君は人気者で
色んな人に囲まれてる
僕と違い 凛として大人びて
誰からも尊敬されているのに
可愛いらしい一面もあって
付け入れる隙ないだろうな
避けられてるから
この恋も叶わないと悲観して
何度も諦めた
諦めてたのに
同じ班になるなんて
修学旅行で一緒に回ることになった
2人きりじゃないけど
近くにいれるのは嬉しい
行きたい場所を提案しあって
予定を決めていく
机がくっついて 君と喋れてる
久々に笑顔を見られた しかも目の前で
ちゃんと話には参加してる
内容は耳で聞いてるから大丈夫
好きなモノの話になって盛り上がった
楽しそうに話してるけど
やっぱり みんなとは雰囲気が違う
意外とボーッとしてる
話聞いてないし
ずっと別のものと勘違いしてたし
食べ物は鶏肉が好きらしい
明日の弁当は唐揚げにしようかな
脳内で買い物リスト制作してた
一番驚いたのは
僕と君だけ同じアーティストが好きなこと
帰り際にどんな曲を好きか聞くと
君と同じ曲が好きだった
そのことよりも
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