ミヤモン

作家。料理家。 坂道グループファンです。

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クラフトビール物語〜花咲かラガー①〜 「不思議と合うんですよ」

GW7日目の金曜日。先週の土曜4/27から始まり、4/30・5/1・5/2の平日に有給を取った人なら、7日目のGW(ゴールデンウィーク)となる日。 僕は、今日も朝から仕事をした日の今日、クラフトビールを飲みに来た。 気温は、日が射すと長袖では暑く、夏が迫っている事を実感できる。街を行き交う人々も、普段の週末よりも多く、普段よりもゆっくりと進んでいる自分の足取りに、陽の熱が加わり、気怠さが夏日の様に思え、顔が変に火照ってしまう。 こんな日は、スッキリとしたビールが飲みたくなっ

    • 小さな本音

      君と僕はただのクラスメイト 特別仲が良いわけではない 仲が悪いわけでもないけれど 少し前まで避けられてた 僕が話の輪に入ると いつも何処かへ行ってしまう 君は人気者で 色んな人に囲まれてる 僕と違い 凛として大人びて 誰からも尊敬されているのに 可愛いらしい一面もあって 付け入れる隙ないだろうな 避けられてるから この恋も叶わないと悲観して 何度も諦めた 諦めてたのに 同じ班になるなんて 修学旅行で一緒に回ることになった 2人きりじゃないけど 近くに

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      • 人の終わりは美しく彩られるべきなんだ

        旅立ちの日 今日で終わりだね わざわざリモートで繋いでもらった 最後の日だから どうしても見届けたかったんだ 前に笑顔が嫌いって言ったけど あれね、本心じゃないんだよ ひとり笑顔で耐えてるのに 何もできない俺に腹が立った ただの八つ当たりだ、ごめん 優しさに甘えてた やっぱり、ひなの笑顔は最高だよ 感情が昂って、たまに声がいつもと違った 何かを堪えるように顔を上げたり 人を見る時や触れている時の仕草は 心の底からその人達を愛しているようだ 終始、笑顔を崩さず 最

        • 「離れていても」

          怒られちゃった 笑顔が一番好きだけど、嫌いだって それぞれの道 寂しさはある 怖さもあった  けど、新たな始まりにワクワクしている自分がいたの 彼が言ったの 秋、旅立つには寂しさを強く連想してしまう季節だって けど寂しさを感じさせない君の温かさが好きだって 私だってもう少し一緒に居たかったよ 君より長く居たんだから当然でしょ? それでも、進むことをやめたら私で無くなってしまうから 進む人を止めたら、自分の努力も否定してしまうから そっちの方がもっと怒るでしょ? 別々

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        クラフトビール物語〜花咲かラガー①〜 「不思議と合うんですよ」

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          恥の多い生涯を送ってきました。 表題「人間失格」。作者「太宰治」。 僕が初めて読み切る事ができた話。有名な小説、有名な一文。 初めてこの本を読んだ時、羨ましいと思った。彼は人間の営みが分からないと綴っていた。営みだけでなく人そのものに恐怖しながらも関わり続けていた。 彼の綴り方からすると、人の営みがある種の意思を持ち、離さずにいたと感じていたようにも読み取れる。 しかし人の営みの一部には成り得ていたのではないかと思う。恐れながらも他人に同調し、道化を演じる様を僕が見たらそう

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          「モコモコニット」

          秋服に袖を通す モコモコのニット ようやく着れる季節が来た 可愛いって言ってくれるかな 着るにはまだ早かったけど 寒さも深まって、これで大丈夫 彼が手にしていたニット 声をかけると慌てて隠した 「サイズ合わないよね」って言うと ほっぺをつままれた 私のほっぺの感触が好きらしい ニットも好きなのかな 思い切って買ってみた 暑くて着れなかったけど もう大丈夫 冷えてくると 温かいお茶を買ってきてくれる 手を繋ぐ回数も増えてきた 恥ずかしいけど 外でもくっつける秋が好き

          「モコモコニット」

          「僕に魅せる笑顔が一番であってほしい」 美しい花には棘がある 色とりどりの君の笑顔が 他の人に向けられてると 胸がちくりとする 僕は釣り合わない 愛は抱くだけのもの 自分の本音を押し付けた すると、そっと包みこまれた 遠すぎると思ってた君が 君にとっての僕の存在が やっとわかった

          「僕に魅せる笑顔が一番であってほしい」 美しい花には棘がある 色とりどりの君の笑顔が 他の人に向けられてると 胸がちくりとする 僕は釣り合わない 愛は抱くだけのもの 自分の本音を押し付けた すると、そっと包みこまれた 遠すぎると思ってた君が 君にとっての僕の存在が やっとわかった

          高嶺の花。 よくある理想、よくある憧れ。 誰もが魅力的だと言う女性。 皆が魅了される、僕が恋したのはそんな人。 僕を気にかけてる訳がない。 いつも誰かをからかっている。 けれど、あの楽しそうな表情に期待してしまう。 遊ばれてるんだ! だから、 この顔の火照りもミルクの仕業なんだ!

          高嶺の花。 よくある理想、よくある憧れ。 誰もが魅力的だと言う女性。 皆が魅了される、僕が恋したのはそんな人。 僕を気にかけてる訳がない。 いつも誰かをからかっている。 けれど、あの楽しそうな表情に期待してしまう。 遊ばれてるんだ! だから、 この顔の火照りもミルクの仕業なんだ!

          控えめで印象が弱い奴 俺は苦い経験をさせられた なんだアイツ 俺には見せない甘さがあって 俺には見せない寛容さがある 皆んなはアイツを優しいと言う 何処が? アイツは俺にだけ冷たい 疑問をぶつけた時 初めて見せた笑顔が頭から離れない 君から目が離せないのはミルクの仕業

          控えめで印象が弱い奴 俺は苦い経験をさせられた なんだアイツ 俺には見せない甘さがあって 俺には見せない寛容さがある 皆んなはアイツを優しいと言う 何処が? アイツは俺にだけ冷たい 疑問をぶつけた時 初めて見せた笑顔が頭から離れない 君から目が離せないのはミルクの仕業

          怖い夢を見た 積み上げたモノが崩れ 深く沈んでしまう夢 目覚めると恐怖は薄れ 懐かしい感覚を思い出した まずは分析から入る 雲に似て掴めない存在 それを捉えるため掴むための術 認識できるのは内から発する感覚のみ  霞む輪郭に 新たな自分の本質がみえた いつもと違う秋の訪れ

          怖い夢を見た 積み上げたモノが崩れ 深く沈んでしまう夢 目覚めると恐怖は薄れ 懐かしい感覚を思い出した まずは分析から入る 雲に似て掴めない存在 それを捉えるため掴むための術 認識できるのは内から発する感覚のみ  霞む輪郭に 新たな自分の本質がみえた いつもと違う秋の訪れ

          桜舞う季節、僕には無縁だと思ってた 暖かい陽気の中 咲き始め、満開になり、散る姿 移りゆく様相すべてが美しいと皆は言う 僕には分からない 僕には直視できない 眩しすぎる でも感じたい ある小説家とは違い悲観的な僕だけど 希望を探していた 闇を突き詰めたら希望が見えてきた

          桜舞う季節、僕には無縁だと思ってた 暖かい陽気の中 咲き始め、満開になり、散る姿 移りゆく様相すべてが美しいと皆は言う 僕には分からない 僕には直視できない 眩しすぎる でも感じたい ある小説家とは違い悲観的な僕だけど 希望を探していた 闇を突き詰めたら希望が見えてきた

          まったく。 人の活躍を取り上げた動画を作って、卑しいなぁ! 実家が地元で有名な蕎麦屋。 売れっ子なんだから、可愛いんだから エースなんだから稼いでて当然でしょう? そんな事してまで金稼ぎたいかね? まったく、 養って貰えばいいじゃ無いか 最高のヒモ計画 僕、料理できますよ?

          まったく。 人の活躍を取り上げた動画を作って、卑しいなぁ! 実家が地元で有名な蕎麦屋。 売れっ子なんだから、可愛いんだから エースなんだから稼いでて当然でしょう? そんな事してまで金稼ぎたいかね? まったく、 養って貰えばいいじゃ無いか 最高のヒモ計画 僕、料理できますよ?

          僕の一つは二つという意味だ 眼球なら一つより二つの方がいい 手も一つより二つがいい 鼻腔も一つより二つがいい 手も一つより二つがいい けど舌は一つ どっちが良い?と迫られる2択 可愛いと綺麗な印象 どちらも見てみたい 両方好きって言うと ちゃんと選んで!と一喝 生きるって大変だ

          僕の一つは二つという意味だ 眼球なら一つより二つの方がいい 手も一つより二つがいい 鼻腔も一つより二つがいい 手も一つより二つがいい けど舌は一つ どっちが良い?と迫られる2択 可愛いと綺麗な印象 どちらも見てみたい 両方好きって言うと ちゃんと選んで!と一喝 生きるって大変だ

          君の存在が心に溶け込んでいく 暗く染まらず 胸に支える苦さはなく 真っ白な魅力が長く残る クリーミーな甘さ まろやかな口溶け 気づいた時には溶けていて すーっと内に馴染んでいる 可愛らしく親しみやすい純真さ 余韻が続き 君の人気に納得する この胸のざわめきはミルクの仕業

          君の存在が心に溶け込んでいく 暗く染まらず 胸に支える苦さはなく 真っ白な魅力が長く残る クリーミーな甘さ まろやかな口溶け 気づいた時には溶けていて すーっと内に馴染んでいる 可愛らしく親しみやすい純真さ 余韻が続き 君の人気に納得する この胸のざわめきはミルクの仕業

          「しあわせのかたち」 過去を未来に繋げる事の幸せ 本調子とは言えない 今は新たな道を歩んでいる 新たな自分を作っている 既に持っているものを組み直す 過去の最高は未来の支えにして 新しい基準を創る 僕は学んだ チーズ月見カツサンド 直にいくもんじゃない。 物理的な学び

          「しあわせのかたち」 過去を未来に繋げる事の幸せ 本調子とは言えない 今は新たな道を歩んでいる 新たな自分を作っている 既に持っているものを組み直す 過去の最高は未来の支えにして 新しい基準を創る 僕は学んだ チーズ月見カツサンド 直にいくもんじゃない。 物理的な学び

          秋服に袖を通した時 力強く熱狂的な時間を振り返った いつもと変わらない時間の辿り方 装いが変わり実感する時の変化 これから肌寒くなる そう考えると寂しさが込み上げた けど暖かさの価値も知れる 二つの心 秋へ移り変わる夏を憂う 新しい自分が必要になる瞬間は 笑顔でキメて見届けよう

          秋服に袖を通した時 力強く熱狂的な時間を振り返った いつもと変わらない時間の辿り方 装いが変わり実感する時の変化 これから肌寒くなる そう考えると寂しさが込み上げた けど暖かさの価値も知れる 二つの心 秋へ移り変わる夏を憂う 新しい自分が必要になる瞬間は 笑顔でキメて見届けよう