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対話の専門家が解説!ネガティブな思い込みが人間関係に分離をうむ理由と解除方法

こんにちは!対話の専門家 田口淳之介です。

パーソナルセッションでとある会社の幹部の方に、自分自身に向きあう方法をお伝えしました。

そのひと月後、向き合った結果を彼はこのように教えてくれました。

「私は部下に対してネガティブな思い込みが多いように思います。なぜこう感じたかというと『よくよく話を聴いてみたら違った』がよく起こるからです。さらに、このことに気がついたのをきっかけに、誤解されていることがとても多いことにも気がつきました。」

幹部・40代・男性

彼は本当に真剣に自分自身に向き合っていました。

そして、部下との関係性にはじまりチームマネジメントについての課題を自分自身で発見しはじめたのです。

部下との関係において、多くの役職者・マネジャーは大なり小なりトラウマをもっています。

  • 素直に指示に従わない部下にどう対応したらいいいのか?

  • 態度が悪い部下には怒りたくなるけど、怒るのはマズイよな…

  • 自分が注意することによって、空気が悪くなったらどうしよう…

実際、このように感じている上司は少なくありません。

と、同時にこのような思いの背景には、過去に部下とのコミュニケーションがうまくいかなかった体験が潜んでいるものです。


ネガティブな思い込みが人間関係に分離を理由と気づきの力

ネガティブな思い込みをもっていると、人の話がしっかりと聞けなくなります。歪んだ話の聞き方をするようになるのです。

というのも、そもそもネガティブな思い込みとは「自分の心を守るため」に存在しているから。

「もう、あの時みたいに傷つきたくない。だから予防線をはろう」が、ネガティブな思い込みの正体です。

これがさまざまな出来事や人に貼り付けられると、起こっている事象や人を素直に観られなくなる。

このようなネガティブな思い込みを解除する唯一の方法。それは「自分がネガティブな思い込みをもっていると気づく」ことです。

ネガティブな思い込みは他の誰でもない自分自身が生み出したもの。だから、自分自身が「気づく!」と意欲をもてば自然に解除されていきます。


ネガティブな思い込みを解くために第三者の力を借りる理由

とはいえ、気づきを得る最初の取っ掛かりは自分一人では難しいものです。なぜなら、思い込みとは「それが唯一の真実だ」と思わせるものだから。

思い込みには、他の出来事を消してしまう機能があるとも言えます。

そのため、思い込みを解除するためのファーストステップにおいては、とくに第三者からの質問や対話が役に立ちます。

これまで、あまり自分自身について考える時間をもたなかったという大人が、自分自身について考えはじめることによって、飛躍的に成長していくことはよくあることです。たとえ、それが何歳であろうとも。

もし、あなたが

  • 「何かモヤモヤする」

  • 「うまくいっていない人間関係に悩んいる」

という場合は、ぜひ周囲の信頼できる人と話してみましょう。それが難しい場合は、ぜひパーソナルセッションを活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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