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悩みを手放す思考法〜頑張りすぎてるビジネスパーソンへ

エグゼクティブパーソナルセッションを通して、毎日のようにビジネスパーソンのお悩みに相談にのっています。

そこで、よく思うことがあります。それは「悩む必要のないことで悩み、めちゃくちゃ苦しんでいる大人がたくさんいる」ということ。

たとえば、真面目で充分頑張っている人ほど「まだ、私は頑張りが足らない」という悩みを相談してきてくれます。

また、部下やクライアントのことを四六時中考え、それが「悩み」になっている人もいる。

ハッキリ言って「頑張りが足らない...」とか部下やクライアントのこと、つまりは他人のことで悩む必要は一つもない!

さらに言えば悩んだところで状況が好転することはない!

そもそも、このような悩みは結局のところ「自分に対する攻撃」だと知ってもらいたくて、この記事を書いています。


嫌な気分になるような考えは自分を攻撃している証

なぜ、ボクが「悩み」を「自分への攻撃」と呼ぶのか?

その答えは非常にシンプルで「嫌な気分」になるからです。

嫌な気分になるということは、何らかの攻撃を受けている証拠。

たとえば、充分頑張っている人(Aさん)がいたとします。

そのAさんに対して頑張りを認めず、「もっと頑張れ!」とひたすら言い続けるBさんを見たらどう感じるでしょう?

誰だって嫌な気分になると思うんですよね。

ボクなら「Bさんはちょっと厳しすぎるな...」とか「もう少し優しくしてもいいんじゃない」なんて思いが浮かぶ。

きっと、あなたも同じように感じるのではないでしょうか?

客観的な立場の第三者としてAさんとBさんを目撃していれば、このように感じたとしても、自分自身には厳しすぎる人がいます。

そして人知れず、他の誰にも見えない心の中で、自分自身にAさんと同じようなことをやってします。

もちろん、止めてくれる人も間に入ってくれる人もいない。

当然どんどん嫌な気分になるし、苦しい気持ちが心の中を埋め尽くしていく。

部下やクライアントのことで悩むのも、本質的には同じ話なんです。

結局は心の中で、相手のことを考えているフリをして、自分自身に勝手な期待を抱き、自分を追い込んでいるだけです。

本当のところは「自分は、相手にとって価値ある存在なのかな...」という不安を感じないようにしたくて、部下やクライアントのことで悩むふりをしているとも言えます。

簡単に言うと、「自分の存在価値を認めない」思考はすべて、自分への攻撃と言えます。


悩みゼロはムリでも減らすことはできる!

もちろん、こんなことを知っていてもほとんどの人は悩んでしまう。

そして、ボクだって悩むことはあります。

言い換えれば、一生懸命に自分の心を誤魔化して、人のせいにして、とにかく苦しい気持ちを味わっている時間があるということ。

ただ、心を誤魔化し続けることは本当にしんどい。

他人に責任を擦り付けるにも限界がある。それに、なにひとつ物事は好転しないことを知っている。

だから、「あっ、また自分を攻撃している!」と気づくことで、悩みはどんどん小さくなる。さらに言えば、自分に優しくなれて、最終的には関わる人にも自然と優しい気持ちで接する時間が増えていきます。


まとめ

すべての悩みは、自分の存在価値に対する、自らが仕掛けている攻撃が原因。だから、「頑張りが足らない...」と悩むなら、今日を生きている自分を認めてあげるだけでいい。

部下やクライアントのことで悩むなら、とりあえず出会えたことに感謝するだけでいい。

これは気休めの精神論ではありません。悩みを本質的に解決するアプローチです。

人は悩みながら成長すると言われます。

ボクもそう感じることが多々あります。しかし、だからと言って、悩まなくては成長できないわけではない。悩みが成長の必須条件かと言えば、そうとは言い切れないと思います。

「悩む」と「考える」は別物です。悩むのに疲れた人は、ぜひ自分に優しくいてあげてください。


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