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「逃げんな!」と思わせる人の心理解説!【苦しいは課題から逃げている証】

いきなり言葉遣いの悪いタイトルをお見せして恐縮です。

こんにちは、対話の専門家 田口淳之介です。

本記事では「自分の課題から逃げている状態」について、書いていきます。

この内容を知ることで、もし現在あなたがなんらかの課題から逃げているなら(苦しい気持ちを感じているなら、それが逃げている証)そこからの脱却のヒントが得られます。

また指導している部下が自分の課題から逃げているような場合、どのように対応したらいいのかがわかります。


自らの課題から逃げている人間は、究極的には「変化」に抵抗しているだけ

自分の課題から逃げている人は少なくありません。残念ながら、無意識の内にボクもその一人になっているかもしれません。

というのも「自分自身の課題から逃げている」という状況において、みなが同じ心理状態で逃げているとは限らないからです。セグメントするとこういう感じになります。

"自分の課題に向き合う"マトリックス

「そもそも課題を感じていない」ところに、ボクがいるとしたら知らず識らずのうちに「逃げている状態」になっている可能性がある。

ちなみに、この中でもっとも周囲を振り回すのは、「向き合わなくちゃ」とは言うが、本当は向き合いたいと思っていない人です。

正直、経営者にとても多いケース!

経営者は事業をしているので「成長」することが大前提です。日頃からインプットしている前向きな言葉と、本当の自分の気持ちがかけ離れてしまい、このような状態に陥ってしまいます。

ネガティブな言葉を吐かない習慣のもつ最大のデメリットですね。前向き過ぎる結果、「嘘つきになってしまう」という何とも悲しい現象。

「変化したくない」は人間がもつ本能です。

「オレは変わりたくない!」
「このままでいい!」

こう言えれば、それだけで気が楽になります。

しかし、そのような素直な想いを言葉にできない(と思い込んでいる)ために、どんどんこじらせてしまう。しかし、自分に向き合うのは嫌だ!だから「何とか周りの人を変えようとする」方向にエネルギーを注ぎはじめてしまう人が多いのです。


自分自身に向き合うのは大切だが偉いわけではない

別に自分自身の課題に向き合うのが偉いわけでも何でもありません。

ただ、自分が実現したいことがあるなら、自分自身の内側に存在している"自分を引き止めている思い"に気がついたほうが、スムーズに実現に向かうだけです。

そして、ゆっくり自己との対話を繰り返せば、自然と人は変化していきます。しかし、そのような時間をとれなかったり、向き合うこと=自分を責めるコトと勘違いしていると、自分自身の課題から必死で逃げます。

これは本当に悲しいことです。

このような悲しい状態から脱するための3つのポイントをご紹介します。

  1. 責任はとればとるほど楽になることを知る

  2. 変化に抵抗している理由を自分に優しく聴く(変わらなきゃ!という想いを手放す)

  3. 苦しいときは信頼できる人やプロフェッショナルに相談する


まとめ

どのような課題であれ、その課題から逃げているというのは「変化するのが嫌だ!」という思いにほかなりません。そして、別にムリに変わる必要もなければ、変わるために必死になることも、苦しむ必要もありません。

ただ、本当は変わる気がなかったり、逃げているのに「変わらなきゃいけない」と言ってみたり、「変わろう」というニュアンスのことを口にしていると、人がどんどん離れていきます。

そして、経営者がこのような状態だと、単純に仲間が離れていき、仕事が円滑に進まなくなります。

もし、いま苦しい気持ちを感じているなら「変わろうとするのはシンドいのが普通なんだ」と自分に伝えてあげてください。そして、無理に変わろうとせず、自分が本当に感じている気持ちを大切に扱ってください。

それでも、苦しさを感じるときはぜひ周囲にいる信頼できる人やボクにご相談ください。相談するだけでも、課題に取組んでいることになりますから。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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