その悩み、業績が下がるから絶対N.G!悪い悩みと意味ある悩み
こんにちは、対話の専門家 田口淳之介です。
ボクは経営層、ビジネスパーソンのご相談にのる仕事をしています。
いつも人がもつ「悩み」に触れているので、悩む人の特徴や傾向みたいなものが自然とわかるようになってきました。
そんな経験をもとに、今回は「良くない悩み」について、そして「意味のある悩み」について記事を書いていきます。「良くない悩み」と「意味のある悩み」を知って、ぜひご自身の心の健康と業績アップにお役立てください。
人は何について悩んでいるのか、実はわかっていない!?
ズバリ!良くない悩みとは、「本当は何について悩んでいるのか、ハッキリわかっていない」悩みです。
「そんなバカな!何について悩んでいるかくらい、本人はわかっているわ!!」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、悩みを抱えているときに、その悩みの真の原因を理解している人は、ボクの感覚値では全体の1割程度です。
9割の人は、実は何で悩んでいるかハッキリわかっていない状態です。この状態が続いたあと、人の行動は大きく分けて2通りのパターンに分かれます。
ひとつは「悩んでもしょうがないかぁ」となり、考えなくなるパターン。
もう一つのパターンは「ずっとモヤモヤが頭と心の中を占拠し、疲弊していく」です。
このパターンの違いは性格的なものが影響しているように思います。疲弊していくパターンより、開き直る方が良いとは思いますが、「解決策が見つかっていない」という点ではどちらも同じです。
「自分が何について悩んでいるのか理解していない」
この状態では、1ミリも生産性がありません。ビジネスパーソンがこのような状態に陥っているとパフォーマンスが下がります。当然、業績も下がります。
悩み自体が悪いことではありません。しかし、「何について悩んでいるのかを理解していない」のは危険です。
ところで、どうして人は「何について悩んでいるのかを理解していない」状態に陥ってしまうのでしょうか?
いくつかその理由はあるのですが、最大の原因はコレ!
自分の好き嫌いを押し殺すクセがついている
基本的に、悩みとは言い換えれば「葛藤」です。
つまり、いくつかある選択肢の中から「どれを選択するのか?」という問題に過ぎません。
たとえばA~Dという4つの選択肢がある。どの選択肢を選んでも、それ以外の選択肢を選んだ未来は体験できなくなることがわかっている。だから、葛藤が生じます!
この葛藤を乗り越え決断していく指針となるのは、自分自身に対する理解の深さです。
もっと簡単に言えば、自分の好き嫌いに素直かどうか。
なので、好き嫌いを押し殺すクセがついている人は、考えなくなるか悩み続けるという極端な状態に陥ってしまうのです。
意味のある悩みとは?
繰り返しますが、人が悩むことは一概に悪いこととは言い切れません。
葛藤の中で鍛えられる心があります。葛藤を経験することで、人にやさしくもなります。
悩みには良くない悩みと、意味ある悩みがあるだけなのです。
ちなみに、「意味のある悩み」とは、答えのないことについて考え続けること。すなわち、自分で「今日の答え」を生み出すような悩みは、意味のある悩みだと感じています。
好き嫌いをハッキリさせる!
良くない悩みとは「本当は何について悩んでいるのか、ハッキリわかっていない」もの。
では、どうしたら良くない悩みをスムーズに解消できるのか?
まずは、自分の好き嫌いをハッキリ口にしてみることです。人前で口にするのが抵抗あるなら、ひとりの時に声にしてみるところからスタートしてください。
「好き嫌いで決めていいのか?」という質問をよくいただきますが、答えは「YES」です。
論理的に出した答えを選択するのが"好き"なら、論理的に導いた選択を採用してください。
直感的に出た答えを採用するのが"好き"なら、直感が教えてくれた答えを採用したらいいのです。
もちろんミックスするのが好きなら、そうすればいいのです。
■まとめ
人は、自分の気持ちに素直でないと頭にモヤがかかった状態になります。
どんな時も、自分の気持ちに素直でいることも、仕事のスキルと言える。
そんな時代になってきたのではないでしょうか?
あなたの半径5メートルを対話のある世界に-🎶
最後までお読みいただきありがとうございます。
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