他人と自分を比べて不幸になる人と、幸せな人のたった一つの違い
こんにちは、対話の専門家 田口淳之介です。
誰でも他人と自分を比べて「あ〜」とため息が出ることってありますよね。
ボクもゼロではありません。しかし、これがあまりにも頻繁に起こると、生きていても楽しくない。自己肯定感もダダ下がりになってしまいます。
それに本来もっている魅力が発揮されません!
ということで、本記事では他人と自分を比較しても、不幸にならないように。そして他人と自分の比較を上手に活用する方法を紹介していきます。
まずは、先日パーソナルセッションを受けていただいたクライアントの声を御覧ください。
本記事の内容を知ることで、あなたもこのメッセージをくれたクライアントと同じように、心が軽くなっていただけると思います。
「他人と自分を比較するのは悪」という大嘘
まず、これだけは覚えてください!
他人と自分を比較するのは、悪いことでもなんでもありません。
人間なら、ごく自然な行為です。
比較していない人間なんて、ひとりもいません。この世の中から「比較」をなくすことなんて不可能です。
それなのに、最近やたらと「他人と自分を比べるのは良くない」という風潮があります。
これ、大間違いです。
「あなたはよく食べるわね〜」
「私は背が高くて」
「私はあの男性より、こちらの男性の方が好みです」
ほんと、どのようなことも比較して認識しています。なのに、自分と他人だけは比べないようにするなんて、正気の沙汰ではありません。
ここで、重要なポイントをお知らせします!
比較するのは極めて自然な行為です。しかし、そこに価値判断を持ち込む必要はありません。
価値判断とは、平たく言えば「良い、悪い」という判断のことです。
他人と自分を比べた、その後の行動に大きな違いが!
ボク達は比較で苦しんでいるのではありません。比較することによって、自分を理解していきます。比較することは苦しみのもとではなく、理解のもとです。
では、苦しみの原因はなんなのか?
それが「価値判断」です。
「あれは良い、これは悪い」と価値判断ばかりしていると、心が窮屈さを感じます。
すると、実際の生活や仕事の中であらゆることに窮屈さを感じます。
たとえば人に会うことに抵抗を感じたり、親密な関係構築が難しくなるのです。
他人と自分を比べて、幸せな状態にある人はシンプルに自己理解を深めています。不幸を感じる人は価値判断が強い(または多い)のです。
両者の違いは、この一点です。
3ステップで心を軽くしていく!
他人と自分を比べてもブルーな気分にならずに、シンプルに自己理解を深めるためにはどうしたらいいのでしょう?
具体的にお伝えすると、次の3ステップになります。
①意図的に自分が価値判断していることを探っていく
あなたが「良い」・「悪い」と判断していることを発見していきましょう!
日頃は無意識に判断を下していますが「発見するぞ!」という意欲をもつことで、自分の価値判断に気がつきやすくなります。
②「良い」・「悪い」を発見したら、その逆の意味を考える
あなた独自の価値判断に気がついたら、その判断が自分にとってポジティブであれネガティブなものであれ、反対の理由を考えてみてください。
③中立な視点をもつ
①・②を何度も繰り返すと、モノゴトには大した意味がない。というか、意味を与えているのは「自分自身なんだ」と、気がついてきます。この考えが自分の思考の大半をしめてくると、他人と自分を比較しても自由に自分が意味を与えられるので、気分が沈むことは少なくなるでしょう。
まとめ
繰り返しになりますが、比較していない人間なんていません。
また「比較」するから、ボク達は多くのことを理解できます。
人間にとって比較するのは自然な行為。ただ「良い、悪い」という価値判断を少し緩めるだけで、心は軽くなります。
価値判断が強い人こそ、セッションでワークを進めていき「どっちでもいいや」という感覚が強まってくると、人生まるごとポジティブに変化していきます。
ちなみに価値判断が強いのは「性格」ではありません。思い込みなのでトレーニングしていけば、誰でも緩められます。
ぜひ、今回ご紹介した3ステップを実践してみてください。
あなたの半径5メートルを対話のある世界に-🎶
最後までお読みいただきありがとうございます。
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