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化学で世界の歴史はできているかも

長文注意です。化学が好きな人も嫌いな人もぜひw

化学の始まり

人は神に近づくために、宗教から数学や化学を考え始めた

その中で化学は物質をテーマに考え始めた

時代が安定してくれば人は時間を持て余す。
時間を持て余すといろんな事を考える「哲学(=知識を愛す)」
これが哲学者の始まりだ。哲学者は当時科学者だったのです。

物は何から?分子原子

物は何からできているんだろう?
最初に考えたのは、全て「水」からできているじゃないか?。

そのうち「水」「空気」「火」「土」からできていると考えるようになる。
東洋の陰陽五行の木・火・土・金・水がすべての元だと似ている気もする。

そこから分解していき 、元素でできているらしい、元素は原子らしい。
でもなんか数字が合わない。 なんか2対1だったりする。これ分子じゃね?って感じで進んでいく
そして、希ガス以外の原子を並べたら、なんか法則ができた。そしたら8個周期(オクターブ・音楽みたいw) 発見されてない空白があるので、ここにもなんかあるはずとホウ素アルミニュウム発見w
さらにここにもなんかありそうだと、希ガス発見w

人間の欲望からアルコール・大航海時代

でも化学は、人間の欲望の歴史でもある。
安心して暮らすための食の改良
農業と発酵の歴史 ビールからワイン そして蒸留酒

蒸留酒は腐らなかったので大航海時代に突入した。世界が近くなる。
蒸留酒がなかった世界進出や新大陸発見も遅れていたかも。
滅んだ国も民族も少なかったかも。

土器からガラスまで

土器から焼成レンガ、窯の発明からの磁器 コンクリートそしてセラミック
そこからでてきたガラス ここから都市は一変する。
吹きガラスからの板ガラス そして、光ファイバーまでつながる。

透明で加工しやすい。しかも耐水性、耐熱性、耐薬性にも優れている。
もちろん加工の技術の進化も同時に怒っている。
まさか、ガラスの中を情報が飛び交うなって考えもしなかったはず。

錬金術からの化学の発達

そして化学といえば、錬金術だろう。
金を作ろつとしたw もちろん、元素をわかっていればできるはずがないがw

鉄は金よりも貴重だった時代もある。
火の活用で青銅器 銅へと続く 高炉の発明 溶鉱炉による製鉄
アルミニウムの利用

金は、大航海時代の原動力 更に発見された胡椒や香料を求めて
胡椒は、冷蔵庫がない時代腐りかけの肉を美味しくしてくれた。
香水は、風呂に入らない西洋人たちには必需品だった。


古代は、銀のほうが金より高価だった。でも銀山の発見や精錬の方法で大量に新大陸で産出したスペインが力をつけてきたが、たくさんできた銀で銀の価値が低くなり、それまでの国の力関係にも変化が起きている。

染色から合繊繊維・そして医薬品へ 覚せい剤なども

人は美しくなりたい。美しい着物を着たいと、染色の文化
これで見つかったベンゼン環

染料メーカーが多かったドイツから染料工場は化学工場、染料を樹皮から分離しているときにできたアセチルサリチル酸いわゆる解熱剤 バイエルを始め 染料メーカーから医薬品会社へ

さらに 麻薬・覚醒剤・タバコもアルカノイドとしての化学物質、イギリスと清国のアヘン戦争も、満州国の資金源もアヘン。ワカメちゃんも使ってたヒロポン、古代から神が乗り移ると言われてきた麻薬の数々

石油が見つかって、麻や綿や絹しかなかったところに、合成繊維の登場 日本が開発したビニロン
低分子高分子そしてプラスチック。廃棄物問題は今もつきまとう。

夢の物質からの暗転 

夢の物質からの暗転 
上水道でコレラが流行したので、それを殺菌するための塩素の活用 でも、ある程度落ち着くと塩素は悪者に

防虫や感染病対策として、DDTが褒め称えられたのに、生態系に悪影響を及ぼすとして悪者に
冷媒としてのフロンが大発明だったのに、オゾン層を破壊する悪者に

DDTがあったから助かった命も多くある。
フロンがあったから食料が腐らずに助かった命もたくさんある。

火薬から兵器へ

火薬の歴史も化学の歴史。 黒色火薬から無煙火薬へ。
この火薬のおかげで、鉱山開発できたり、強心剤の薬ができたり、そして肥料にもなっている。


さらに、化学兵器と核兵器として進んでいくのだが、

最初の開発は、平和のため。 平和とは、敵国がなくなるため。敵国がなくなれば戦争をしなくていい=平和になる。そして、そのためには武器がいる。 化学兵器も核兵器も、然り。これが我が国のためになると化学者は研究開発している。それを利用しようとするものがいるのが現状。

この技術をどう使うか、誰の情報が正しいのか?

まあ、常に付きまとう支配者や商売人。

これで敵国の領土・お金が手に入る。 これで、ボロ儲けできる。たしかにそれがあって研究開発費として注ぎ込まれたのも事実なのだが。

新しく作ったものは、前のものに比べてここがいい。前のものは悪者にしないと売れない。塩素然り、フロン然り、DDT然り。たしかに悪いのだが、どういかすかにかかっているんじゃないかと、

自然の木を守ろうと、プラスチックを多用してきたのに、今度は、プラスチックは悪者で、紙や木をと伐採を始めたら何もならない。

重要なのは、片付けること

重要なのは、使いっぱなしにしないことのような気がする。
どうやって処理するか、使ったものは片付ける。そこに費用がかかるのも当然なのです。
使い捨ての大量生産大量消費は、次から次へと買わせるためにマーケティングされたもの。前作ったものは、何かしらの問題があると駄目だしして、新しいものはここがいいと売り出す。

原発問題も、太陽光の問題も、長期的な視野で考えないと、あれがだめだからこれ、これがだめだから次と、今までの歴史と同じ道を通ると思う。

「作って売る」から、「作って売って使って片付ける」にも化学が必要なんだと思いました。


化学が好きな長女と選んだ本を読んだ感想ですw

「世界史は化学でできている」左巻建男著 https://amzn.to/2WXX0v8


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