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資本経済と共感社会今は過渡期! 倒れたから気づいたこと

昨年倒れて救急搬送したときのお話。

この入院1週間とその後すぐに受けた講義がまるでセットのように。

第3回 eumoアカデミー エーザイの高山さんのお話

タイトルは、
「SDGsと世界の潮流に対する 知識ベースのSDGsの実践」

~共感を伴う共同化からの視点~

まずタイトルから、SDGsをちゃんとやっている人ほどSDGsって言うのは、飾りなんですけどねっていう。私も、今になって持ち出さなくても、日本古来受け継がれてきた感覚なんでほぼ西洋の「日本再発見」じゃないかと思っているんですけどねw
そんな話はとりあえずおいておいて


昨日も、「共感」の話、オンラインよりも、リアルのほうが共感が生まれやすい。
言葉や映像だけでなく、温度感、空気感にこそ共感の種がある。
これは、暗黙知を産み、デジタルやAIの得意な形式知よりも重要な情報である。と。

「エーザイの定款」

さすが認知症の薬の開発で有名なエーザイさん。しかも会社の定款には、患者の満足度が最重要で会社の利益はその結果としてもたらされると明記してある。これが理解できないと入社できないらしい。

ここで面白いことが、講義途中のブレイクアウトセッションでのこと、この勉強会に参加しているだけあって、参加者の一人がもうすでにこんな考え方の会社にいるので、この考え方のどこがすごいかわからないって発言した。あたりまえじゃないですか?って。

時代は過渡期 資本主義から共感社会へ

そこで気づいた、今までは全部資本主義の会社、営利目的の会社しかなかったので、こういう話をすると。なるほど目からウロコだと思う人も多かったのだろうが、少しづつ世の中の変化もあり、こういう考えが徐々に一般的になると、何アタリマエのこと言っているのって言う人も多くなるんだろうなぁと。もちろん早くそうなればいいが、この過渡期はどちらの講演や講座を企画する方も色々考えなきゃなぁと思った。

昨日も、マーケティングのセミナーの副タイトル見てシェアする気が失せましたw
副タイトルが、「ライバル店に勝つ営業方法」「同業他社に勝つ経営方法」だったんですもん。

でいったん話は戻って、共感・暗黙知の話、エーザイも患者と直接対話する・会うの中から感じられるものを開発に生かしてきた。ここに共感が生まれると。


救急搬送から入院1週間は、運命だったのか?

で、さらに自分に戻って、今日はまた運命を感じたのでした。
ちょうど意識なくなって私が倒れたのが、1週間前。ほぼ1週間病院のベットで寝たきりでした(動けはするけど基本的には安静に)。24時間私はほぼ動けなかったのですが、病室や病室の外で起きる音を観察していました。

廊下を徘徊する老人、車椅子で勝手にどこかに行こうとする人、トイレにいつも並んでいる人。 そこにすれ違うたびに声掛けする看護師さんたち。その声かけに感心してたのです。
まずは、方言が強いこと。子供をあやすようにのときもあれば、叱るように言うときもある。また、事務的に連絡することもあれば、なだめるように言うこともある。最初はうるさくて寝れないなぐらいにしか思ってなかったんですが、ずっと聞いていると、なるほどこうやってコミュニケーション取っているんだと思うようになり、これは私の専門であるデジタルやAIでは、不可能な領域だなと感じていました。

デジタルやAIでまだできないこと

方言のほうが親しみやすいこと、相手の性格や状況を見てなだめたほうがいいのか、叱ったほうがいいのかとっさに判断していること。転倒補助の看護師や患者と会話しながらリハビリする理学療法士なども。スタッフ同士のコミュニケーションや情報共有分析にはデジタルは活躍できるものの、患者さんと看護師の間の領域には無理だなぁと思いました。
今回の大病でこんなことを気づかせてくれるんだと。一つなんか気づいたなと、看護師や介護士があらためてすごいなと思いました。

だって、こんな倒れ方したら、この声掛けをする。この動きをしたら、この声掛けをする。なんて、AIが決めていてもなんの役にも立ちませんからね。

妻と長女に感謝しながら

そんな思い出1週間過ごして退院の日を迎えました。車で妻と長女に迎えに来てもらったのですが、その保育士の卵である長女に今回の話をしました。今日まで感じたこと、看護師さんが対応していた方言や声掛けの話を。そこで保育士も一緒だよね。大変だけどそこが楽しいよねと。そういう話をしたのでした。

当たり前ですが、デジタルの良さアナログの良さ両方あり、それぞれ取って代われない領域もあり、得意分野もあり、不得意なところもあり、それを補完しないといけない関係なんです。

そこでピタッとハマったのが、形式知と暗黙知の話です。

ん?私は、今日の話がよく理解できるように先週倒れたのか???とさえ思いました。

まだまだがんばります。

私もいったん生まれ変わったものとして、もう一度リアルの場作り、コミュニティづくり、オープンイーハイブ(オンラインもオフラインも)をいろいろ考えていきたいなと思いました。あ、また仕事が増えますが。

平井さん仕事最近多すぎると思ってたんだよね。仕事無理してない?仕事はマイペースにね。って今回たくさんの方に大変嬉しいことにお声掛けいただきました。でも、私個人としては、至って無理していなくて超マイペースなんですけどね。

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