会話の三要素 人間は、カンジョウで動く動物である。(第13の扉)
昨日のキャリア開発24扉の読書会から
今回は、13の扉 面接(会話)の三要素でした。
会社の個人面談や育成面談で行いがちなのが、
事実(起きたこと・事件・失敗したこと)から次どうしたらいいかという計画(意思表明・決意)を決めること。
たしかに効率的で、合理的だと思う。
ただ、その時点で問題も、事実は、人によって捉え方も違う。
自分では、これが事実だと思っているけど 相手にはそう思ってない可能性もある。
例で出してもらったのが、コンビニで働く学生の意見。
学生「うちのコンビニは、休みをくれない。」
これを聞いた友達や親はどう思うだろう?
「けしからん店長だ!」
「会社としてなっとらん」
「労基に相談した方がいい」
という意見になったりしますよね。
確かに学生にとっては、事実だとおもいますが。
もしかしたら、
学生が好きなときに休みが取れないだけかもしれない。
学生は休みをほしいと表明していないだけかもしれない。
休みをもらっているけど少ないと感じていてもっとほしいだけかもしれない。
もちろん、本当にブラック企業かもしれないけれど。
事実この件は、
「店長に休みがほしいと言ってもくれなさそうなので、言ってない。」でした。
そしたら、店長としては、文句も言わずにシフトに入ってくれている優秀なスタッフと思っていた可能性もありますよね。
で、さらに面接や会話をするときに、重要なのが、感情(情)の部分。
その事実に対して、あなたの心はどう動いたか。うれしかったのか?かなしかったのか?ムッとしたのか?困ったのか?
それが人間である以上とても大切ですというはなし。
面接や会話のときには、 あったこと(事実)、それについてどういう気持(感情)になったか、そして、今からどうしていくか(計画)の三要素を取り入れていくと
聞いている方も、話している方も、気持ちよく話せる。
これは、仕事だけでなく、プライベートも一緒。
そこで、これを思い出した。
これも、感情をうまく伝えられてないケースですよね。
つまり、人間は、感情で動く動物なのである。
「感情はいらず起こった事実と対策だけで良ければ、世の中回るのなら」と思ったときにふと思った。これがうまく行くのであれば、社会主義・共産主義がうまくいく!
資本主義で効率化を求め、一部の人の利益を増大させることで経済発展してきた。
しかし、この資本主義に限界を見つけ、共産主義であれば人々は平和で安定した生活を遅れるはずと、考えられた共産主義。そこは、人が感情がなくロボットみたいに均等に働くことができればうまくいく世界だった。
つまり 事実と計画だけで成り立つのが、共産主義だった。
でもやっぱり人は感情を持ち、矛盾だらけの生き物なので、そのゴールは違っていた。
しかし、資本主義もまた行き詰まっている。利益の増大化だけでは、効率化だけでは、うまくいかないのではと思っている。
そう、資本主義の世界では、人間は勘定で動く動物なのであるw
損得・効率化で動き、従業員や下請けなどの感情を無視して、動かすとたしかにうまくいく人がいる。ただし、世の中全員幸せになれるわけではない。
ということで、夫婦や家族、友達と会話するときも、スタッフと面談するときも、
事実・感情・計画この3つの要素で話をしてみようと思った。
1.何があったの?
2.どう思ったのどう感じたの?
3.これからどうしたいの?
まとめ
共産主義は、 「人間は感情のない動物である」でうまくいく
資本主義は、「人間は勘定で動く動物である」で成長してきた。
で事実は、「人間は感情で動く動物である」 なっとくw
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