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顧客データを元に印象と現実の差を埋めたコミュニティ運営【comcom導入事例①:株式会社6curry】

こんにちは。comcomのプロダクト開発チームです。
comcom(コムコム)は、コミュニティ運営の負荷を減らし、活性化もサポートする、コミュニティ支援サービスです。

今回は、comcomをご利用いただいている「6curry」さんにお話を聞いてみました。

6curryさんの「もっとコミュニティを科学していきたい」という思いから、α版の頃からcomcomをご利用いただいています。ブランドプロデューサーのもりゆかさんと店長の新井一平さんに、comcom 導入の背景や、その後にコミュニティに起こった変化などを伺いました。

🍛 6curryとは?
6curryは、カレーをきっかけに集まった仲間と一緒に「みんなでみんなが主人公になる場をつくる」サードコミュニティ。恵比寿・渋谷に会員制・招待制のKITCHENを2店舗展開。オンラインでの会員限定SNSの運営やコミュニティ内コミュニティの部活動など幅広い活動をメンバーと行っています。

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「良いコミュニティ」を科学するために、柔軟なデータ管理がしたかった

─ comcomを導入するまでの状況をお聞きしたいです。

もりゆかさん:実は、6curryは「コミュニティ」ではなく、「カレーを使って何かしたい」という思いからスタートしたんです。なので、当初は「コミュニティ」をあまり意識していませんでした。「自分たちがやっていることは何なのか」という所を考えながら事業を運営していました。毎日何か起きているけど、これは一体どう捉えればいいのだろうかみたいな、「走りながら考える」ということ文字通りやっていました。

─ comcom導入の決め手はなんだったんでしょうか?

もりゆかさん:他の会員管理システムを使って、会員管理をやっていたんです。ただ、6curryを通して「良いコミュニティとはなにか?」などを考えていく中で、もっとコミュニティを科学してみたいという声がチーム内で上がるようになりました。

comcomを活用することで、会員数の推移や継続期間の算出、POSと連動した来店分析など、いろいろなことができるのではないかと考え、導入を決めました。

現場とデータの両面でコミュニケーションを再検討。やるべきことに優先順位をつける


─ comcom を導入して、なにか変化はありましたか?

もりゆかさん:入会のタイミングなどをまとめて可視化できたんです。多忙により手が回り切らなかったお客さんとのコミュニケーションのとり方を数字ベースで再検討できるようになり、やるべき事に優先順位が付けられるようになりました。

数値で可視化されることで、私たちが認識していた事実と、コミュニティ内で起きている事の間にズレがあることがわかりました。

具体的な話だと、把握できていなかった常連さんがいたんですよね。運営メンバーの定例で「よく来てくれているのはこの人たちだよね」という話をした際に、「その人が何回キッチンに来ているのか」をスマレジさんの会計データとcomcomの会員データをつきあわせて確認しました。すると、私たちが抱いていた印象よりも、キッチンに来ている回数が多い会員さんがおり、見えていなかった会員さんに気がつくことが出来たんです。


新井一平さん:機能的な面以外にも、自分自身のスタンスの変化がありました。comcomを使ってコミュニティを運営していく中で、どうすればもっとcomcomのシステムが良くなるのかを考え、みんなで一緒にcomcomを作っていくという意識が生まれたんです。

─ 機能改善やフィードバックを多くいただき、プロダクト開発のプロセスもコミュニティ化していけると気づかせていただきました。

6curryのこれから

─ 6curryの展望を教えてください

新井一平さん:これまで6curryは、ターゲットをしぼらずに運営してきました。いろいろな人に6curryを体験してもらいたいという思いからだったんですが、1年以上、2店舗運営を続けてみると、自然と店舗ごとにお客さんの属性に偏りが生まれはじめたんです。偏りがあることで、メンバーに価値だと捉えられることが微妙に違うなってことに気がついたんです。

なので、次のステップとして、「店舗ごとにテーマを設定し、それにあったユーザー体験やメニューを提供していきたい」と考えています。

もりゆかさん:一平ちゃんの話にも重なるんですが、それぞれの場所や人にあった体験を自ら仕掛けていきたいと思っています。1年間2つの店舗を運営し、お店の場所や集まる人によって個性が生まれ、それが価値になる事がわかりました。お店それぞれに個性があることで、その土地にお店がある意味が出ます。そして、別の店舗に行く時に「6curry」というキーワードで交流できる体験を作り、私たちの目指す「MIXのコミュニケーションの拡張」を実現したいと思っています。最終的には各都道府県に、1店舗は 6curry を出店したいですね(笑)。

さらに、「MIXコミュニケーションの拡張」として「6CLASS」もリリースしました。「他者とのコミュニケーションを通して、自分の輪郭がはっきりしていくという体験」をキッチン以外でも体験してもらえるサービスとなっています。

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comcom(コムコム)は、コミュニティコーディネーターを支援するサービスです。はじめてのコミュニティ運営をサポートします。

事務作業を自動化やデータを活用で運営の負荷を減らし、メンバー情報の可視化でコミュニティの活性化もサポートします。

現在、β版のトライアルのご利用を期間限定で募集しています。すべての機能が「無料」で使え、利用後の会員データ移行も簡単です。

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書き手 : Yusei Kawakami(Twitter:@kawa_kami_)
編集 : Naoya Higuchi (Twitter : @n_hgc36)

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